渡邉、土肥、有吉とルーキー、二年目の投手が開幕ローテ陣の不振でもらったチャンスに奮投も、なかなか先発を含めたプロ初勝利を手にすることができません。
打たれたかと言われれば打たれたわけでもなく、抑えたにしても球数が多いなど課題が無いわけでもありませんが、それにしたって1つも勝てないのは異常にも思えます。
今日も渡邉が三度目の正直とばかりに五回までを僅かに1安打零封も六回に連打を浴びてリリーフの田中がひっくり返されてしまったことで無念のプロ初黒星、渡邉にしても田中にしても内野安打が絡むなどもやっとしたところはありますがこれも厳しい勝負の世界、産みの苦しみなのでしょう。
相手を上回る9安打ながらも1得点は攻撃が線ではなく点になってしまう悪癖の復活でもあり、ヒットを打てずとも走者を進めるといったバッティングが影を潜めているような、やはり打撃でも守備でも疲れからかキレが感じられなくなって梅雨入りとともにトンネルに入りそうな予感に打ち震えるばかりです。
スタメンから外れた井上が焦りなのか雑なスイングになりつつありますし、久しぶりの福浦のカウントダウンも調子が上がっているようには見えず、ドミンゲスの爆発頼りになれば一点集中で機能不全に陥りそうで、この状況に「やっぱりまずは打者だな」と編成部が考えてくれていることを願ってやみません。
奇しくも背番号並びのトリオにいつ春が来るのか、一日でも早い、一分一秒でも早い、その勝ち名乗りを聞ける刻を心待ちにしています。
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◆5月31日(木) ヤクルト−千葉ロッテ3回戦(ヤクルト2勝1敗、18時、神宮、18,668人)
▽勝 カラシティー 14試合2勝3S
▽S 石山 22試合1勝6S
▽敗 渡邉 3試合1敗
▽バッテリー
千葉ロッテ 渡邉、田中、南、シェッパーズ—田村
ヤクルト 山中、カラシティー、中尾、近藤、石山—中村