井口監督が自慢の二遊間が連日の悪送球での二試合連続サヨナラ負け、もう笑うしかありません。
タイミング的にも微妙だったのは先日の藤岡裕と同じく中村の送球は名手福浦でも捕れない大暴投、ただ映像を見る限りでは福浦も動きながらの捕球体勢だったことからしてベースに入るのが遅れたことで中村の照準がズレた可能性もあり、いろいろなツケが一気に出ている感じもあります。
ただそもそもが打てなかったことが一番の敗因でもあり、相手のミスでもらったチャンスをこちらもミスできっちりと返す、礼節のロッテといったところでしょう。
2点ビハインドの七回に二死一塁で井上に代走を出したのはドミンゲスを勘定に入れてのことでしょうがそれであれば今日までにそれなりにスタンバイをさせておかなければならないところが地蔵だったりもして、平沢の使い方も相変わらずに雑ですし、おそらくは鳥越ヘッドですら変えられないのであろう井口監督の頑固さは自ら悟ってもらうしかありません。
とは言いながらも開幕前には試合後のコメントで個別の選手を叩くようなことはしない、と語っていたはずが開幕後には手のひらを返しているだけにどれだけその自覚があるのかが不安でもあり、名選手にありがちな自分ができたレベルに至らない選手がおかしい、足りていない、しっかりしろ、では先が思いやられます。
勝敗と言うところでは九回に同点に追いついた後、そして十回のチャンスに一本が出なかったことがクローズアップをされるのでしょうが、そんな野球は同じメンツで同じように何度も繰り返してきたわけですから一義的には選手の問題であってもベンチの愚策も当然にあるわけで、改革元年のはずがロッテ野球が続いている現状こそを憂うべきです。
それでも井口監督に託したわけですからファンとしても近視眼的ではなく長期的視野で待つしかないと、いろいろなことを自分に言い聞かせる日々が続きます。
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◆6月9日(土) 阪神−千葉ロッテ1回戦(阪神1勝、14時1分、甲子園、46,723人)
▽勝 能見 5試合1勝2敗
▽敗 南 23試合1勝1敗
▽本塁打 福留4号(涌井)
▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、松永、田中、内、益田、大谷、南—田村
阪神 岩貞、桑原、ドリス、岩崎、藤川、能見—梅野