成瀬の補償が全額金銭で決着をしました。
自分が作ったリストほどではないにせよロッテに負けず劣らず弱投なヤクルトですので、予想どおりと言えば予想どおりではあります。
日本ハムも同じく全額金銭を選択したようですから、ある意味で層が薄い、そしてある意味で巧みなプロテクトをしたヤクルトなのでしょう。
それにしてはかなり引っ張った感がありますが、つば九郎で遊んだ時点でもうそれが決定をしていたであろうことは想像に難くありません。
まさか鳥的補償を断られたから、で人的補償となるのはさすがにあれですので、壮大な前振りどおりの8640万円です。
ロッテが韓流右腕・李大恩、前DeNA・陳冠宇の獲得を発表 (12/25 サンケイスポーツ)
ロッテは25日、来季の新外国人として、韓国出身で米大リーグ、カブス傘下3A・アイオアの李大恩(イ・デウン)投手(25)=1メートル88、86キロ、右投げ左打ち=を獲得したと発表した。
単年契約で年俸は5400万円(推定)。
背番号は未定で、入団発表は1月31日ごろをメドに春季キャンプ地の沖縄・石垣島で行う予定。
同投手はソウル市生まれで、シンイル高校~カブス傘下のマイナー(2008~14年)を主戦場としていた。
マイナー通算成績は135試合に登板、40勝37敗でメジャー経験はない。
ロッテとしては「先発候補として期待している」(林球団本部長)という。
またロッテは同日、前DeNAの陳冠宇(チェン・グァンユウ)投手(24)=1メートル79、75キロ、左投げ左打ち=との契約も発表した。
年俸は600万円(同)で背番号は未定。
同投手は11月16日、17日に千葉・鴨川秋季キャンプにて入団テストを受け、合格していた。
そして新外国人選手の発表です。
ロッテファンへのクリスマスプレゼントの意味合いよりも、このタイミングですので補強の打ち止めといったところなのでしょう。
そうなれば去就がハッキリとしないハフマンを加えても支配下選手登録は育成枠制度を維持するのにギリギリな65人で、数字的には寂しい布陣となります。
そして李大恩も陳冠宇もこれまでの実績からして成瀬の穴を埋める存在としては荷が重すぎますが、しかし若さへの可能性に賭けたいです。
それぞれマイナーでの成績はまずまずですので、上手くフィットしてくれることを願いましょう。
それにしても2Aが主戦場だった李大恩の5400万円はちょっと意外で、韓国人ならではの査定という気がしないでもありません。
どこかで複数年契約を結びなおしたのか、としか思えないサブローの現状維持の1億3000万円もダウン査定だった福浦の4500万円と比べれば今季の成績からして異様さが目立ちますし、唐川のダウン幅の小ささもありましたので、このあたりの球団の資金投下のポリシーが見えづらいです。
何はともあれ井口もそうですが、ロッテな金満も一瞬で過ぎ去ってしまったようですので、来季こそはその年俸に見合った活躍をお願いします。
外国人枠の関係でどっちかは二軍ということになる期間が多いかもしれませんが,枠を悩ませるぐらいの活躍を両者に期待したいです。
来年は5人(ハフマン含めて6人)の外国人選手全員の出身国が違うという国際色豊かな布陣になりそうで,あれ通訳ベンチ入り何人までいけたっけ?と急に心配になりましたが,調べたら4人までいけるそうなので安心しました
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20100406-614709.html
支配下登録枠に関しては,秋季キャンプにも呼んだ肘井を支配下にあげて再び育成枠をなくすつもりなのかもしれません。
妥当といえば妥当だなと。
正直、来年もこのチームで試合が見たいかと思うのは勝敗しだいですね。
これで観客数が増えるかなという気がします。
トレードはなさそうなので、これで来期布陣が確定なのかと思います。まあ、一気に人気が上がるような話題の選手がいるわけでも無いので、開幕からの成績が観客動員数を決めるような気がしますね。(唯一京大田中が開幕から勝ちまくってくれれば違うかもしれませんが)
チームが一気につっぱしてくれるか、誰かがすごい好調でそれを見に行きたいと思わせるかじゃないと、観客動員数は伸びないのかな?って気はしますが。
トレードも必要だと思います。大松金澤川本服部・・・。清田あたりも危ないか?血の入れ替えもないとぬるま湯体質は変わりませんから。
李も陳も実績はありませんから計算は出来ません。
投手も野手も今年不調だった選手(唐川涌井古谷井口今江)のリバウンドと伸び悩んでいる中堅選手(藤岡中後川満井上三木清田伊志嶺)の覚醒に期待しますか。
ルーキーの即戦力先発投手を取らなかったので、穴埋めの李ですかね、実質社会人ドラフト3位ぐらいで見ればいいのかは、彼のピッチングを見ないことにはわかりません。
でも、同じ東洋人で若くして海を渡り、2Aで厳しさ、ハングリーさを磨いていれば、多くの観衆の前でプレーができる喜びも力にできるんじゃないんでしょうか、とむしろ期待もしてます。
それにしても、李大恩5400万はちょっと高いような・・・。獲得調査でよほど良い印象をもったんでしょうか。ロッテな感じからいけば3000~4000万のように思いますが。
これで布陣が決まったようですから、内外野の本気の競争、ピッチャーの先発争い、そしてキャッチャーも・・・。小粒でもピリッとすれば勝負になるはずです。あとは監督の采配も!!もっと大胆に走らせていいと思います。
陳の先発までは期待でいないので、左の層の薄さが最後まで気になっています。
田中浩が漏れていれば取りに行きたかったですが、
金銭以外の選択肢は始めから無かったのでしょう。
ヤクルトもロッテな投手ばかりでしたので自前でいつでも取れると思いましたし。
さて、チェンと李ですが、チェンはDeNAファンからも、勿体ないと言われる素材なので問題ないのですが、
李はどうなんですかね?
オーナーと同朋なので身贔屓の高額年俸となったみたいですが、補強というより救済色の方が濃い気がします。
2Aクラスに五千万円超…。
うちの球団社長は誰がなってもやりづらいでしょうね…。
李大恩については、やはり少し高い気がしますが、そんな思いを払しょくしてくれるほど活躍してください。YouTubeで少しだけ見ましたが、長身から繰り出されるフォークが効果的でした。しかし、アメリカでメジャーに上がれなかったわけで、その理由を本人、そして球団が理解していれば良いですが、そうでなければ厳しいです。ストライクが入らない、ようであれば、戦力になりません。
隣の芝生を見れば、青すぎてうらやましいところもありますが、うちはうち。李、チェンになんとかがんばってもらいましょう!