オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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MVPは井口

2014-04-12 00:45:37 | 千葉ロッテ

ここのところは暖かかったので忘れかけていたのですが、春先のナイターの寒さを痛いぐらいに味わった今日の試合でした。
六回ぐらいから二階席は風が弱まったので助かりましたが、あのままの風が続いていたら屋内に逃げ込んだかもしれません。
そんな今日は成瀬の粘投と今江の殊勲打での勝利でしたが、個人的なMVPは井口です。
あの八回の守備で一塁への送球を逸らしていたら同点になっていただけに、難しいバウンドを倒れ込みながらの捕球は地味ですが価値のあるプレーだったと思います。
ちなみに超大物外国人との触れ込みのユーキリス、2本の二塁打はさすがでしたが、そのレフトスタンドからの応援はブーイングにしか聞こえませんでした。

成瀬は7回1/3で8安打を打たれたものの3失点、エラー絡みでの自責点2ですので先発としてしっかりと仕事をしてくれました。
いきなりの3失点でどうなることかと頭を抱えましたが、その後は走者を出しながらも自らの反応の良さも手伝っての120球ですので満足感があったのではないかと思います。
ピッチングとしてはこれまでとさほど違ったようにも見えませんでしたが今日は遠目でしたのでコントロールはよく分からず、しかし捉えられた打球は少なかったので強風を上手く利用できたのではないかと、今の成瀬であれば完璧に抑えるのは厳しいでしょうから粘り強く耐えた今日が勝つためのモデルケースになるでしょう。
そして八回を投げきれなかったことを悔やむその気持ちが嬉しく、また心強く、今後もエースのプライドで凌いでいって欲しいです。
その成瀬が残した走者をロサが抑えきり、最後は西野が締めての勝利です。
期待の若手なのでしょうが松井稼を早々に引っ込めて、西田をそのまま打たせた星野監督には感謝をしなければなりません。
また西野は相変わらずにフォークがバウンドをしまくりましたがストレートに力があり、ねじ伏せるピッチングは頼もしい限りです。

打線はリードをされた直後の今江の一発、超特大の追撃アーチが試合の流れを引き戻しました。
いきなりの三者連続空振り三振、そして成瀬の3失点と敗戦モードになりかけていただけに、値千金、万金、億金のまさに四番の一撃でした。
決勝タイムリーツーベースも今江には珍しく強引に引っ張ったもので、明日から楽天バッテリーの攻めが変わってくるかもしれません。
打順が上がってしまったクルーズのやはりセンターへのツーベースも大きかったですし、犠牲フライを打てなかった鈴木がホッとしたであろう吉田のプロ初打点のタイムリーは身長にも満たない打率に則本が油断をしたとしか思えないラッキーボールで、ここで追いつけたことで試合が持ち直しましたから3三振をペイするだけの査定をしてあげたいです。
開幕12試合目にして形はどうあれようやく一番打者にヒットも出ましたし、今日は上から下まで満遍なくの12安打ですから伊東監督も一安心でしょう。
ただ角中、クルーズと拙い走塁で危うく逆転負けフラグが立ちかけただけに、しっかりと反省をすべきところは反省をして明日に臨んでもらいたいです。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

楽天

0 3 0 0 0 0 0 0 0 3 8 0

千葉ロッテ

0 3 0 0 1 0 0 0 X 4 12 1

◆4月11日(金) 千葉ロッテ-楽天1回戦(ロッテ1勝、18時15分、QVCマリン、9,188人)
▽勝 成瀬 3試合2勝1敗
▽S 西野 4試合3S
▽敗 則本 3試合2勝1
▽本塁打 ジョーンズ2号(成瀬)、今江1号(則本

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、ロサ、西野―吉田
楽天 則本、福山、西宮、青山
―嶋

 

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