オリオン村(跡地)

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幻の翼

2014-04-09 22:24:25 | 読書録

幻の翼

集英社

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百舌シリーズの第二弾です。
そう銘打っているのですから主人公はもちろん百舌なのでしょうが、しかしそう簡単な話でもありません。
百舌とは、というそもそもの問題もありますし、その設定にも無理矢理感が否めず、このあたりが評価を下げるところもあるでしょう。
警察内部の腐敗、というテーマもどこか虚ろで、ある意味で主人公でもある倉木警視の華々しい活躍があるわけでもなく、どんよりとした展開が続いていきます。
今回も誰が味方で誰が敵か、というハラハラ感はありましたが、終わってみればやや無常な思いだけが残った感じがあります。

前作のような構成上のトリックがなかったことで一本道で読み進めたのですが、だからと言ってテンポがよかったわけではありません。
簡単に敵の手に落ちてしまう登場人物にイライラ感が募り、ここで一髪逆転!の期待も軽く裏切られて、単なる結果オーライで積み上げてきた積み木を蹴散らしたかのようです。
スーパーヒーローの快刀乱麻、ばかりがよいわけではありませんが、これはさすがにないのではないかと、見るつもりはありませんがこれをどうドラマ化するのかは興味があります。
香川照之の大杉警部補もちょっとイメージが違うような、暴力的な雰囲気のある内野聖陽や伊原剛志がよかった病院での立ち回りでした。


2014年4月9日 読破 ★★★☆☆(3点)


2安打では勝てない

2014-04-09 00:56:35 | 千葉ロッテ

先日の試合で味をしめたわけでもないでしょうが、そうそう2安打で勝てるわけもありません。
しかも無四球で二塁も踏めないシャットアウト負けですので、手も足も出なかった亀の子状態と言ってよいでしょう。
これだけ打てなければ誰がということもないのですが17打席で1四球1犠打のノーヒットの荻野貴をいつまで我慢をするのか、期待をしている選手ではありますが結果だけではなく内容も悪いため核弾頭での起用は自らの首を締めることになっているのではないかと、さすがに明日は加藤かサブローとの入れ替えになるような気がします。
もしそのまま荻野貴であれば伊東監督は腹を括ったことになりますので、その信頼に応えるスピードスターであることを願います。

涌井は6回4失点とまたしても微妙なピッチングでしたが、とにかく点の取られ方がよくありません。
ピンチに踏ん張って二死までこぎつけながらも詰めが甘く、ストレートの走りがよくないと判断をしたのか吉田のリードは変化球が多く、あの落ちるボールはフォークなのか連続三振の後にまたそのフォークが落ちきらずに持っていかれたところで終了といった感じでした。
結果的にはどうあがいても勝てる展開ではなかったのですがエースとして期待をしていますので、もう少し粘って欲しかったです。
涌井の後を継いだ松永、益田も無失点ながらも劇場でしたし、ただ益田にあれだけのスピードが出ていれば肘は大丈夫かなとは今日の唯一の収穫かもしれません。
何にせよ投打ともに見事なぐらいに完敗でしたからむしろサバサバしてよかったと、超前向きに明日の古谷、そして今江に期待をすることにします。

 

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千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0

オリックス

0 2 2 0 0 0 0 0 X 4 10 0

◆4月8日(火) オリックス-千葉ロッテ1回戦(オリックス1勝、18時1分、京セラドーム、12,250人)
▽勝 西 2試合2勝
▽敗 涌井 2試合2

▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、松永、益田―吉田、江村
オリックス 西
―伊藤

 

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