今日は昼過ぎまで用事があったためにどのみち試合開始には間に合わなかったのですが、遅ればせながら球場に向かう途中で強風にプラスしての雨であっという間にずぶ濡れで、4月早々にしての皆勤断念は思っていたよりも早いですし、シーズンクーポンを無駄にしたのがもったいなかったです。
そんなときに限って見逃してはいけない試合になるのですから持っていない、としか言いようが無く、石川のプロ初勝利に立ち会うことができませんでした。
言うなれば雨にも負けて風にも負けた自分と、34分もの中断をものともせずに雨にも負けず風にも負けなかった石川なわけですから、自業自得なのでしょう。
その石川はプロ2戦目で見事な完投勝利で、中盤で力尽きる先輩たちを尻目に素晴らしいピッチングを披露してくれました。
課題だったスタミナも最終回にストレートが144キロですのでどうしちゃったのかと、最後にやや色気を出しての大谷への力勝負で無駄なボールを費やしましたが結果的に130球を投げきったのですから、石川にとってはかけがえのない経験になったと思います。
ややひ弱な指先のことを考えると大量リードでしたから無理をさせる必要はなかったのですが、そういった勝負を度外視した伊東監督、川崎コーチの判断は石川の今後を考えれば正解だったのではないかと、ちょっと時代錯誤的ながらも完投を目標に先発に長いイニングを投げることを求めていることからしても石川はこれ以上にない優等生でしょう。
最後まで力を失わなかったストレートに伝家の宝刀のシンカー、またカーブやスライダーも面白いようにコーナーに決まり、強風を味方につけるクレバーさも心強いです。
これだけのピッチングであればリードをする吉田も面白かったでしょうから、このルーキーバッテリーの今後の躍進が楽しみになります。
打線はらしからぬ一発攻勢で6安打ながらも4発7得点、昨日に続いてどこのチームだよと突っ込みたくもなる攻撃ぶりです。
先制をされた直後の鈴木の、左腕からしっかりと振り抜いての同点アーチが何より大きかったです。
また清田が自身では先日の試合の最終打席に続いての3打席連続アーチで、しかし昨日に欠場をしたことで「試合になかなか出られないので出た試合で打たないと次がない」の言葉が重く、その2本のアーチよりも膝元へのボールを上手く回転してレフト線に運んだ3安打目のツーベースの方が嬉しかったかもしれません。
なかなかヒットは出ていませんでしたが内容は悪くなかっただけに、これまた先日の井上と同じくここからの反攻に期待です。
一方で心配なのは荻野貴で、あれだけ浦和で打ちまくっていたのに一軍ではボールの下っつらをこするようなバッティングの連続で、そろそろスタメン落ちがありそうな気がします。
次が好調のオリックス戦ですので核弾頭に元気がないと厳しい戦いになりますので、伊東監督の判断を見守りましょう。
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◆4月6日(日) 千葉ロッテ-日本ハム3回戦(ロッテ3勝、13時、QVCマリン、14,019人) ▽バッテリー |