今日は苦手な野上が相手でしたので、この展開は予想もしていませんでした。
その野上が乱調だったこともありますが久しぶりにスタメンマスクの里崎が逆転タイムリーを放ち、打ってくださいと言わんばかりの甘いボールではありましたが調子を落とし気味だった井口が豪快に2打席連続アーチとベテラン勢が頑張り、また驚きの四番大松も得点に絡むなど2試合連続の2桁安打です。
休日返上で練習をした成果と言ってしまえばあまりに単純ですが、心身ともに一つのきっかけにはなったのではないかと思います。
昨日の負傷で心配をしていた角中が無事な姿を見せてくれた一方で今江が腰痛で欠場といってこいな打線でしたが、逆転をした後の貴重な追加点となった根元の犠牲フライ、クルーズがその犠牲フライを打てなかったところでのハフマンのタイムリーと、まあ繋がるときにはこんなものなのでしょう。
根元のスイングが鋭くなってきたこと、ハフマンが外寄り低めのスライダーをしっかりと捉えたことが今日の収穫で、この勢いでこれまた苦手な岡本洋の攻略もお願いします。
先発の古谷がここまでコントロールに苦しむのを見るのは久しぶりで、ロッテ真っ青な貧打に喘ぐ西武打線の淡泊さに助けられました。
これまで好投をしても白星を手にできなかったこともままありましたから、たまにはこういったことがあってもよいでしょう。
ストレートが抜けがちで変化球も流れ気味でしたから球数も増えていき、5回で111球ですので早めの交代も仕方がありません。
もう少し緩いボールが上手く使えれば少しは楽になったのでしょうが、それでも相手が相手ながらも悪いなら悪いなりにまとめての2勝目は喜ばしいです。
古谷の後は松永、益田、ロサ、西野と名前だけを見ればかなり豪華なリレーでしたが、内容が伴っていたのは西野ぐらいです。
松永は里崎らしい力押しのリードでストレートをぐいぐいと投げ込みましたがスピードガンとは裏腹におそらくは140キロ前後しかスピードが出ておらず、益田も言うほどに悪くはなかったのですがテンポがもっさりとしていて落ち着きが無く、また連投のロサは球威、コントロールともに昨日に比べればかなり劣っていました。
西野は久しぶりにフォークをバウンドせずに操れていたことが劇場にならずに済んだ理由ではないかと、それでもロサとともに6連戦の頭での連投は後に響きそうです。
そうなれば明日は藤岡にビシッと投げてもらって打線の援護を引き出し、左うちわなブルペンでの3タテを狙いましょう。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆4月16日(水) 西武-千葉ロッテ4回戦(2勝2敗、18時1分、西武ドーム、11,727人) ▽バッテリー |