31 渡辺俊介 投手 37歳 年俸8000万円
【2013年成績】 6試合 0勝4敗0S 防御率4.62 25回1/3 34被安打 2被本塁打 9与四球 4与死球 9奪三振 被打率.318
今季の成績ではロッテでの現役続行は難しいだろうな、とは思っていましたが、まさかメジャー挑戦での退団となるとは完全に想定外でした。
アンダースローという特殊性を活かして慣れが薄いセントラル、ヤクルトあたりへの移籍が濃厚ではないかと、あるいはそれでも小野、藪田とベテラン投手が2人も同時に引退をするのでチーム構成上から渡辺にはもう一踏ん張りを望むかもしれない、ぐらいで考えていましたので、その突然の発表には驚きしかありません。
ただ現実的には伊東監督の構想から完全に外れた感のあった渡辺だけに、その雰囲気を感じ取っての、じわじわと外堀を埋められての決断だったような気もします。
何にせよ文字どおりに挑戦となる渡辺の前途が有意義なものとなるよう、球団には全面的なバックアップを願います。
ここ数年は好不調の波が激しい、と言いますか、投げてみなければ分からないところがあった渡辺だけに、かなり使いづらかったのは事実です。
それでも今季は開幕からローテーションに入りましたのでそれなりの期待はされていたはずですが、その期待を見事に裏切る4戦2敗ですのでどうにもなりません。
夏場に一軍に復帰をしても2戦2敗で完全に見切られてしまったのか、その後は台所事情が苦しくなっても再び一軍に呼ばれることはありませんでした。
浦和では先発として6勝3敗で防御率が3.02ですので微妙な数字ではありますが、これまでの実績からすれば出番はあると思っていたであろう渡辺からすれば不本意な結果でしょう。
それがメジャー挑戦に結びついたであろうことは想像に難くなく、しかし好不調というメリハリすらなく球威不足、コントロールもばらけ気味な渡辺でしたのでベンチは責められません。
これも残酷な時の流れとしか言いようがなく、しかしそれに抗う渡辺のチャレンジが成就することを期待しています。
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2009年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿
【オリオン村査定】 8000万円 → 5000万円 (▼38%) ※11/4にメジャー挑戦を表明