オリオン村(跡地)

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ゴシック IV

2013-12-10 21:17:56 | 読書録

ゴシック IV

角川書店

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ゴシックの第四弾です。
学園内にある時計塔はかつてリヴァイアサンと呼ばれた錬金術師が工房として使っていた場所で、しかし反対派に襲われたリヴァイアサンは忽然と姿を消します。
そのリヴァイアサンが残した挑戦状とも言える金色の書物を手にしたヴィクトリカがその謎を解き明かし、王国の禁断の歴史の一端を明らかにするといったストーリーです。

今回は謎解きが幾重にも絡み合って読み応えがありました。
そしてシリーズ全体の背景となるより一層の深い謎が徐々に姿を見せ始めて、それにやや怯えを見せながらも健気に振る舞うヴィクトリカです。
また久城一弥との淡い恋も一進一退、そこに級友のアブリルのいじらしさが加わって恋のさや当ての様相を呈しています。
ヨーロッパを取り巻く大戦への不気味な動き、ソヴュール王国とブロワ侯爵の暗躍、それらにヴィクトリカと一弥がどう翻弄をされていくのかが気がかりでなりません。


2013年12月10日 読破  ★★★★☆(4点)

 


2013年通信簿 39 川本良平

2013-12-10 00:29:41 | 千葉ロッテ

39 川本良平 捕手 31歳 年俸2200万円

【2013年成績】 47試合 91打数 5得点 17安打 打率.187 2二塁打 0三塁打 0本塁打 5打点 1盗塁 6四死球 25三振 得点圏打率.125

開幕直前の田中との緊急トレードは里崎が開幕に間に合わないことでの温情トレードとも言われましたが、しかし言うほどに出番がないままに移籍一年目が終わりました。
春先はかなり使われたものの交流戦あたりから江村らに取って代わられてしまい、負傷で一軍を抹消されてからは存在を忘れられたかのようになったのは意外と言えば意外です。
金澤の使われ方を見れば必ずしも伊東監督が手垢の付いた選手を敬遠しているとは思えませんので、川本としては何が悪いとされているのかが気がかりでしょう。
それでも里崎の体調不安に変わりがなく、江村や田村、そして吉田らの経験不足を補うだけの力のある川本だと思いますので、来季はそのベテランの味を発揮してもらいましょう。

ヤクルト時代の川本は名前を知っている程度でしたので、攻撃型の捕手との印象がせいぜいでした。
しかしそのバッティングは期待外れで、ぶりぶりと振り回すだけで確実性に欠いたそれはあるいは田中の方が上のようにも思います。
浦和では格違いの打撃でしたので慣れないパシフィックの投手の攻めに戸惑っていただけかもしれませんが、捕手はまずリードとは言ってもさすがに2割も届かない打率ですと川本ぐらいの年齢であれば物足りなさが爆発ですから、もう少しでも上乗せができなければ厳しすぎます。
肝心の捕手としての川本も田中ほどではないにせよキャッチングが雑と言いますか粗いと言いますか、その負傷の原因となった積極的で精一杯のプレーには好感が持てますが、投手が安心をして任せられるような感じではなかったのは慣れといったところを差し引いてもマイナス材料でしょう。
リードも手探り状態だったところはあるにせよ外寄りの消極的なところが目立ちましたし、川本でなければというアピールができなかったのが忘れられた理由なのかもしれません。
移籍二年目ともなればリーグの違いは言い訳にはなりませんので、崖っぷちとならないよう本領発揮なプレーを期待します。


【オリオン村査定】 2200万円 → 1900万円 (▼14%)

 

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