31 渡辺俊介 投手 35歳 年俸1億4000万円
【2011年成績】 24試合 7勝9敗0S 防御率3.68 132回 139被安打 11被本塁打 39与四球 6与死球 43奪三振 被打率.275
これほどに数字と印象がかけ離れているのも珍しい、今季の渡辺俊は不可思議なシーズンを送ることとなりました。
前半戦は防御率が1点台の投手が続出をする中で一人だけ5点台という信じられない乱調ぶりでしたが、しかし終わってみれば低反発球の影響を差し引いても2008年以降では一番の成績であり、打線とかみ合えばもしかしたら2桁勝利ができたかもしれません。
しかしそういったプラスの印象をほとんど感じないぐらいに今季の渡辺俊は不安定であり、その2008年からの下り坂基調に大きな変化はないと見ています。
ただ後半戦では持ち前の粘り強さも垣間見せましたので、年齢的にさらに厳しくなる来季の開幕ダッシュに注目をしたいと思います。
とにかく春先はどうにもならないダメダメぶりで、箸にも棒にもかからない渡辺俊でした。
立ち上がりにいきなり大量失点をするなど流れをぶち壊すことも少なくありませんでしたし、ただでさえ球場に行くことが難しかった今季に予告先発が渡辺俊ですと萎えることこの上なく、しかし巡り合わせか初観戦が渡辺俊だったりしたのは小宮山の愛人枠を糾弾していたときにマッチデーでその小宮山のサイン入りグッズに当選をしたように、どうやら科学では解明できない天の配剤と言いますか、それが私の宿命だったような気がします。
そんな渡辺俊が立ち直りの兆しを見せたのがたまたまなのか、あるいは低反発球に慣れたことによる必然だったのかは分かりませんが、しかしいずれにせよ生命線であるコントロールが緩くなってきていることだけは間違いないですから、来季も厳しいシーズンになるであろう覚悟はしておいた方がよいでしょう。
またこれまでその傾向はよく言われていましたが、今季ほど内弁慶だったシーズンは無かったように思います。
QVCマリンでは5勝3敗で防御率が2.29であるのに対して、ビジターでは2勝6敗で防御率が5.49ですからお話にもなりません。
被打率もQVCマリンでは.240ですがビジターでは.305とまるで別人のように打たれまくっていますので、これは来季に向けた一つの指針になるような気がします。
ボールに力が無くなってきたことで風の影響が渡辺俊にとってはかなり大きくなってきた、これは昨年までも同様ですがその重要度が増してきたように思います。
加齢によるスタミナ不足も顕著で今季は僅かに1完投でしたし、先発としての責任回数である7回はおろか6回を投げきることすら困難になってきたことを考えれば、谷間とは違いますがQVCマリン専用の先発としての渡辺俊を考える時期にきているのかもしれません。
もちろんミリオンダラーズに何を甘いことを、とは思うものの無理使いをして打たれては元も子もありませんし、そういった臨機応変さこそが今のベンチに最も必要なことです。
何だかんだ言いながらも来季も先発ローテーションとして期待をされる渡辺俊が、どこまでベテランの意地を見せてくれるかに期待をします。
ストレートが高めにどれだけ抜けるかで好不調が簡単に見極められた前半戦と、のらりくらりと不思議な抑え方をした後半戦のどちらが本当の渡辺俊なのか、しかしその判断を悠長にやっている余裕は今のチームにはありません。
来季も苦しい台所事情に変わりはありませんし、実績重視の西村監督が豹変をするとも思えませんので、おそらくは黙々と先発で使われるであろう渡辺俊の出来不出来がチーム成績に直結をするとの考えはさほど大げさではないでしょう。
重光ジュニアの生え抜き愛に応えるためにも、渡辺俊の饒舌なヒーローインタビューが多く聞かれる来季であることを願っています。
2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿
2010年通信簿
【オリオン村査定】 1億4000万円 → 1億2000万円 (▼14%)
ま~、今のロッテに必要なのはベテランを超えるだけの若手が奮起する事なのですけどね。
自分はわからない。
私見ですがベテランピッチャーでありながら、当日、投げさせてみ迄、調子の良し悪しの判別が付きにくく、良い時でさへ投球時に右手の指でマウンドの土を削る(今シーズン3、4回観た記憶があります)等の不安定さを醸し出し、自分はどうしても信頼出来ず、ましてや悪い時は試合開始早々にマウンドを降りるケースも珍しくなかったので、明らかに劣化が進んでると思われます。
投げてみる迄分からないのであれば、別にベテランピッチャーである必要は無いと思いますので、自分的には若手ピッチャーを投げさせて欲しいと、つくづく思っています。
プロテクトの追記を少し。
巨人(サブロー)、プロテクト選手、渡辺(俊)と来て思い出した記事があります。
巨人の松本哲也選手が昨シーズンのオフに背番号を31から32に変更しましたが、その理由が巨人の原監督が渡辺(俊)のピッチングを高く評価しており、渡辺(俊)がFA宣言したおりには獲得を表明する準備として31番を空き番号したと言う旨の記事が誠しやかに書かれていました。
その時は気にもしなかったのですが、こんな事態の中で思い出すと渡辺(俊)をプロテクトから外すと渡辺(俊)で決まりなのかと、訳の分からない妄想の中に沈んで行きそうです。
援護があれば、もっと勝っていたことは確かです。何はともあれ、俊介と小野のできがチーム浮上のキーを握っていることは間違いありません。
俊介、小野が悪いというより、ローテを任せられる若手が出てこないことに問題があると思います。
長いシーズンですから、序盤に崩れることがあってもいいと思います。若手が交代して投げれますから、それはそれで若手の大チャンスですよ。中継ぎも休めますし。繰り返しですが、そこで伊藤を投げさしてはいけません。
なんだかんだ言って、100回以上投げて、拙攻拙守の中で7勝もあげて、防御率も3点台は、今の立ち位置を考えると上出来です。
俊介がローテゆずるしかないわと思えるような若手の出現を期待しています。
そのうえで、ベテランの存在が光るわけですから。
俊介には今後も期待です。年俸に負けない仕事をして、最後までロッテでお願いします。
まだまだ、貴重な先発ローテーション候補投手だと思います。
鍛えなおしてたら、2ケタ勝利いけるのでは?
高評判の藤岡投手もどうなるか、未知数です。
渡辺俊投手が、中継ぎにまわされるように、大嶺投手はじめ、若手投手の台頭を望みます。
ベテランの奮起を促すためにも、もっと若手の起用を増やして欲しいです。
結果が出ずとも使ってもらえるベテランと、結果を残しても昇格できない浦和組の格差が酷すぎます。
競争のないところに成長はありません。
>NO39かずくんさん
間違いなく落ちています(笑)
ここから落ち度具合をどれだけ小さくできるかどうか、これが渡辺俊にとっての課題でしょう。
>オブさん
このあたりは伝統みたいですね。
清水もそうでしたし、小林宏もそうでした。
確かに期待をする、信頼をすることも必要でしょうが、それを冷めた目で見ている他の選手がいることを忘れないでいてもらいたいです。
とにかく旬を逃さないような起用を願います。
>龍馬さん
やはり渡辺俊の場合は下半身の衰えが顕著なのではないかと思っています。
アンダースローだけに下がしっかりとしないとピッチングがぶれますし、以前に比べて腰を低く持っていけないことで無意識に腕の位置が下がっての地球との喧嘩ではないかと。
徹底的に走り込んでいる、という話が聞こえてこないここ数年の渡辺俊には失望気味です。
それでもプロテクトから外す愚を犯す球団ではないかなと。
それと原監督の欲しい病は小坂のときで懲りましたので、ああいった熱病みたいな一過性のものは無視することにしています(笑)
>宮崎オリオンズさん
そこなんですよね。
小野や渡辺俊が早い回で崩れたときに、下手をすると伊藤やロサを突っ込みかねないのが心配でなりません。
これが中郷らの若手を使う胆力がベンチにあればベテラン投手ももっと活きると言いますか、最初から飛ばして投げられると思うのですが、妙なペース配分を考えて序盤に失点をするという悪循環になっているようにも思えます。
>ろびんそんさん
小野や渡辺俊が中継ぎに回れるぐらいの先発陣になれば夢が広がります(笑)
唐川、成瀬、ペンは鉄板ですが、それ以降がなかなか名前が出てこないようでは・・・
上野と大谷、藤岡に中後の台頭と、密かに吉見のブレイクに期待をしています。
彼らの立場がより安泰となったことで、来年は野球にだけ集中でき復活・飛躍の年となるか、はたまた逆効果となってしまうか。
うーん…私の予想としては残念ながら後者ですが、予想を裏切ってもらいたいです。
牧田などが入って来たため、希少性が薄まりましたが、それでも圧倒的に少数派です。
カネやんじゃないけど「走れ、走れ」を奨励します。そうすれば意外と簡単に復活しそうな気がします(笑)
そのあたりのさじ加減がもう少し若手にいい方向にベクトルが向いてくれるとよいのですが。
ぬるま湯の象徴とも言えるベテラン偏重、来季も変わらなければいろいろな意味でやばいような気がします。
>パンテーラさん
走っていないわけではないのでしょうが、凄い走り込みであればマスコミは放っておかないでしょうから、やはりほどほどの渡辺俊なのだと思っています。
このまま下り坂、変わらないのかしら・・・