オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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いらっしゃいませ、ロッテの涌井

2013-12-18 22:59:04 | 千葉ロッテ

週明けにも決着をするかと思われていた涌井とのFA移籍交渉は、やっと今日にロッテ入りが正式決定をしました。
本人は表に出てこずに球団からの公式発表となった型どおりのコメントだけですので盛り上がりにやや欠いてスポーツニュースなどでの取り扱いも控えめではありますが、フリーエージェント宣言選手契約締結合意とのコミッショナー公示がありましたし、既にwikipediaではロッテの涌井となっています。
ここまで時間がかかった理由の一つとされている契約条件やその背番号もまだハッキリとはしておらず、しかし2億2千万+出来高の2年契約、ルーキーのときに背負った背番号16はほぼ決まりといった報道がされていますし、見る側からすればズルズルとした一ヶ月でやや新鮮味が薄れたといった感じが無いわけではありません。
そうなれば25日の入団発表は華やかに、それこそズレータのときのようにロッテファンへのクリスマスプレゼントとばかりにサンタクロースの扮装をするぐらいのサービスが欲しいところではありますが、涌井はそういったキャラでもないでしょうから淡々と、その新天地での活躍を期す言葉を待ちたいと思います。

注目の人的補償は今日を起点に半月以内にリストを提出し、40日以内に決定をするという流れとなります。
もし西武が人的補償を選べば数え間違いでなければ支配下選手登録が64人となり、育成枠を維持するためにも内部昇格も含めた動きが今後に必要になりますが、それでもかなりギリギリとなるかもしれないものの春季キャンプが始まるまでにほぼ来季に臨む体制が整うタイミングでの決定にホッとしています。
今後の暫くは誰が持っていかれるかをヤキモキすることにはなりますが、鬼が笑おうが来季の足音が聞こえてくるといったところでしょう。
石垣島での初のオープン戦の開催も決まりましたし、待ち遠しい球春まであと45日です。

 

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ハサミ男

2013-12-18 19:43:42 | 読書録

ハサミ男

講談社

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森博嗣、辻村深月らを輩出したメフィスト賞の受賞作品です。
うら若き女性を紐で絞殺してその喉元にハサミを突き立てる、いわゆるハサミ男が第三のターゲットを決めて犯行のための調査をしていたところ、そのターゲットが自らの手口を模倣したハサミ男としか思えない方法で殺害をされてしまい、出遅れたハサミ男はその遺体発見者となってしまいます。
真犯人は誰なのか、それを調べ始めたハサミ男とハサミ男を追う警察、その両者が交差したときに明らかとなる驚愕の真実、といったストーリーです。

それにしても評価が難しい作品です。
そのトリックには文字どおりハサミでぎちょんぎちょんに切り刻まれた感じで、何となくの思いつきは当たらずといえども遠からずではあったものの、感覚としては完全な敗北でした。
そうなればさすがはメフィスト賞、ではあるのですが、しかしそこに至るまでが大変です。
基本的にはハサミ男の一人称の視点で描かれているのですが、まどろっこしいと言いますか、読み進めるのがかなり苦痛でした。
テンポがもう一つだったのと内なる独白が多かったのがその理由で、そことのギャップがあってこその仕掛け、罠だったのでしょうが、最後までたどり着けずに途中で挫折をしてしまった人も少なくはないのではないかと、次へ、次へという欲求がわいてこなかったのが正直なところです。
そのハードルが高かったからこそぶん殴られたかのような衝撃が心地よい、と言えなくもないのですが、この手のタイプは苦手ではあります。
読み終えてみれば面白かったものの、やや疲労感の残った一冊でした。


2013年12月18日 読破  ★★★☆☆(3点)

 


2013年通信簿 47 ウィル・レデズマ

2013-12-18 00:01:18 | 千葉ロッテ

47 ウィル・レデズマ 投手 32歳 年俸6400万円

【2013年成績】 26試合 3勝3敗0S 防御率3.23 30回2/3 31被安打 2被本塁打 13与四球 2与死球 22奪三振 被打率.272

春先に1試合を投げただけで浦和暮らしが続いたレデズマでしたので、夏場以降の活躍はビックリ仰天といった感じです。
それであればその浦和で26試合に投げて2勝1敗、27回で13被安打、防御率が1.33と無双だったのですから一軍昇格が遅すぎた、と言えなくもありません。
もっとも中継ぎ左腕は松永、服部が機能をしていましたのでニーズが低かったという事情もありましたし、レデズマが結果を残したことで松永の先発転向が実現をしたのでしょうから、本音ではそのレデズマにこそ先発をさせたかったもののチームとしての巡り合わせはピッタリだったようにも思います。
それだけに年俸には見合わない感じながらも残留だと考えていただけに、リリースをしてしまったのはかなりもったいなかったです。
ゴンザレスやホワイトセルとのそれとは一ヶ月遅れでの戦力外通告でしたから球団もかなり迷ったのでしょうし、グライシンガー、ロサ、ブラゼルに加えてロッテとしては大物のクルーズの獲得調査が報じられた直後でしたから、おそらくは一軍の外国人選手枠の絡みが最大の理由だったのでしょう。
何となくロッテであれ他球団であれ当ての外れたところが来季の途中に獲得をすることになるような気がしないでもないですが、とにかく貢献をしてくれたレデズマです。

勝利の方程式に組み込む、ほどの安定感はありませんでしたが、その数字が表しているように一軍の戦力としては充分なピッチングでした。
140キロ台後半のストレートにスライダー、たまにチェンジアップとシンプルな組み立てに、昨年に比べればまとまってきたコントロールでしたのでNPBでの成長もあったのでしょう。
長いイニングも任せることができましたし、ベンチとしてはかなり重宝をしたのではないかと思います。
最終盤にはここでレデズマか、と思うような大事な場面での起用もあり、おそらくはベンチは来季も一軍の戦力として考えていたのでしょう。
実際問題としてレデズマもそうですが来季の服部がどうなるかが不安ですし、20試合以上に投げて3勝、防御率が3点台の中継ぎ左腕をリリースする余裕があるとも思えないのですが、65万ドルを5人目として確保するほどには金満になれないのは理解はできます。
ただもしグライシンガーがまた故障で長期離脱をする、あるいはクルーズがダメダメだったときには真っ先に声をかける、ぐらいの繋がりは残しておいてくれればと願います。

2012年通信簿


【オリオン村査定】 6400万円 → 5000万円 (▼22%) ※11/18 戦力外通告

 

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