意外と早く決まったな、とは正直な感想です。
その条件が明らかになっていませんので何とも言えませんが、もっと開幕直前まで苦労をするものだと思っていました。
ロッテはレッドソックスと以前に提携をしていたときがありましたのでその繋がりで球団からプッシュがあったのか、あるいは代理人のつてが有力だったのか、はたまたサブマリンという稀少さがメジャーの注目を集めたのか、その理由は分かりませんが、何はともあれスタートラインに立てたことは喜ばしいです。
渡辺俊介、Rソックスとマイナー契約 (12/15 スポーツニッポン)
プロ野球ロッテを自由契約となった渡辺俊介投手(37)が15日、今季米大リーグのワールドシリーズを制したレッドソックスとマイナー契約を結んだことを明らかにした。
12日に渡米した渡辺はレッドソックスの地元ボストンや傘下マイナー3Aの本拠地ポータケットを視察。
契約も済ませて帰国した。
来春のメジャーキャンプには招待されないが、オープン戦には4試合に登板できる契約になっているという。
右下手投げの渡辺は成田空港で「日本製の潜水艦(サブマリン)の良さをアピールしたい」と抱負を語った。
渡辺は2001年にロッテに入団し、06、09年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に選ばれ、2連覇に貢献した。
ロッテでの通算成績は87勝82敗、防御率3.65。
メジャーキャンプに招待をされないようですからメジャー昇格へのチャンスはなかなかに厳しいということにもなりますが、それもあってオープン戦での登板ができる契約、というあまり聞いたことのない条件を入れて、そこでベンチにもファンにもマスコミにも売り込むという算段であればよく考えているな、と思います。
その年齢、ここ数年の成績を考えれば開幕前にカットをされてもおかしくはない渡辺ですので、代理人とともにいろいろと検討をしたのでしょう。
そうなればおそらく登板日は事前に明らかとなって日本のメディアも集まるでしょうし、ロッテファンに朗報となるようなピッチングを披露してくれればと思います。
中村がそうであったようにオープン戦でそれなりの結果を残したからといってメジャーに手が届くかどうかは別問題ではありますが、とにかく来季をメジャーだろうが3Aだろうが、あるいは2A以下であろうが挑戦なのですから、翔破とばかりに最後まで走り抜いてくれることを願ってやみません。
まずは今回に契約がまとまったことはgoodニュースですので、二の矢、三の矢が続くことを期待します。