オリオン村(跡地)

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ゴシック III

2013-12-03 20:51:36 | 読書録

ゴシック III

角川書店

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半年ぶりのゴシックです。
日本にいる姉に頼まれての買い物をするために都会まで出てきた久城一弥が、少女がデパートで忽然と消える謎に挑むといったストーリーです。
今回はヴィクトリカが生まれて初めての風邪をひいて熱を出したために、これまでのように二人で連れだっての謎解きではありません。
しかしそこは知恵の泉のヴィクトリカ、一弥から電話で聞いた情報だけであっさりと解決をしてしまいます。
そのぐらいにミステリー、という点では、かなり物足りない感じのする第三弾でした。

むしろメインは一弥とヴィクトリカの、その幼い恋愛ストーリーに置かれているように思います。
どこか微笑ましい、そしていじらしいヴィクトリカと、そういった気持ちに鈍感な一弥ですので、ある意味で定番と言えば定番です。
そしてヴィクトリカの謎にかかる新たな登場人物も出てきましたし、シリーズの中での次に向かうための整理の一冊と割り切ればいいのかもしれません。
ブロワ警部やブロワ侯爵家にかかる伏線も蒔かれ始めましたし、さあこれからです。


2013年12月3日 読破  ★★★☆☆(3点)

 

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2013年通信簿 32 クレイグ・ブラゼル

2013-12-03 00:17:27 | 千葉ロッテ

32 クレイグ・ブラゼル 内野手 33歳 年俸1500万円

【2013年成績】 62試合 185打数 20得点 49安打 打率.267 6二塁打 0三塁打 11本塁打 33打点 0盗塁 12四死球 45三振 得点圏打率.326

かなり遠回りをしてのロッテのブラゼル、そんな感じがあります。
西武を退団したときにロッテが獲得との話が噂になりましたが、当時のバレンタイン監督がダメ出しをしたように記憶をしています。
その5年後にホワイトセルの不調により途中入団をしたブラゼルはシーズンの半分で11本塁打に得点圏打率.326ですから、充分に期待に応えてくれました。
もちろん阪神時代の活躍からすれば物足りないですし、右腕に対しての.290に比して左腕に対する.133を克服しなければなりませんが、来季もその大砲ぶりに期待をします。

今江ばりに四球が少ないのは早いカウントから打っていく傾向があるからなのか、実際のところそこまでの印象はないのですが、それもあって出塁率は.303と高くはありません。
それでもブラゼルに望むのは長打ですので、ホームランを打って打点を稼いでくれれば問題はないでしょう。
意外だったのは豪打と言うよりは巧打が目立ったことで、技ありといった感じのバッティングで広角に打ち分けたのは嬉しい誤算ではあります。
ただやはり三振が多い粗さはどうにもならず、そこを弱点と見て正すのか、あるいは長打を伸ばすために目をつぶるのか、ベンチの考え方次第でしょう。
豪快に振り回して相手バッテリーをびびらすという点からして自分は後者のスタンスで、そういう打者も打線には必要です。
CSでのアーチ、あれこそがブラゼルに求められているものですから、気にせずにどんどんと振り回してくれることで長所を伸ばして欲しいです。
左腕を苦手にしていることでDHはサブローやG.G.佐藤、新加入のクルーズとの併用になるのでしょうが、左腕を打ったシーズンもありますので最初から諦めることはしません。
もう少し腹を凹ませればバットもスムーズに出てくるでしょうし、大迫コーチとの抱擁が数多く見られるブラゼルを楽しみにしています。


【オリオン村査定】 1500万円 → 6000万円 (△300%)

 

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