オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2013年通信簿 52 益田直也

2013-12-24 00:44:36 | 千葉ロッテ

52 益田直也 投手 24歳 年俸4200万円

【2013年成績】 68試合 2勝6敗33S 防御率2.76 62回 65被安打 3被本塁打 16与四球 4与死球 66奪三振 被打率.269

とにかくお疲れ様でした、としか言いようのない益田です。
守護神として33Sで最多セーブのタイトルを獲得はしたものの6敗、飛ぶボール化があったにせよ昨年に比べて防御率は1点以上、被打率は4分以上も悪化をしましたので両手を挙げての大活躍とも言えない数字ではあるのですが、それもリーグトップの68試合、プロ入りから2年間であまりに異様な、いつの時代だよと突っ込みたくもなる140試合の登板ですので、大きな故障もなくシーズンを乗り切ってくれただけでも御の字でしょう。
これだけの過負荷が来季も続けば潰れる日もそう遠くはないでしょうから、事情が許せば先発に転向をさせたいのが本音です。
しかし残念なことに益田に代わる抑え投手がいませんので、守護神には守護神らしい場に限った起用を是非とも来季は徹底を願います。

今季の益田と言えば抑えた、という印象よりも、やたらと楽天戦を苦手にしたというイメージの方が強いかもしれません。
終盤戦ではその守護神の座を楽天戦に限っては内に譲るといったケースもありましたし、あの滅茶苦茶なストライクゾーンに翻弄をされたのを引きずっているわけでもないのでしょうが、8試合で1勝3敗2S、そして防御率が10.50は何がどうなったのかと不思議なぐらいの打たれっぷりです。
CSではやや持ち直したものの苦手意識の払拭とまではいかないでしょうから、来季にどうなるかが注目です。
出鼻をくじかれるようなことがあれば相手も嵩に懸かってくるでしょうし、とにかく4月の2カードできっちりと抑えての持ち直ししかありません。

肝心のピッチングですが、やや持ち味でもあった荒々しさが影を潜めつつあるのかな、といった感じがあります。
ストレートのスピード、変化球のキレともにさほど変わったようにも見えませんでしたが、何となくこぢんまりとしたといった印象でした。
終盤戦になってようやくに吹っ切れたのかねじ伏せるようなスタイルが戻ってきたのが来季への光明で、肩肘に不安が出なければ今季のようなことにはならないのではと思います。
また松永、という怖い先輩の目がありますので手を抜くこともできないでしょうが、それでもいい意味で適度に手を抜くのが益田にとっては必要な気もします。
簡単に言ってしまえばメリハリをつけてのギアチェンジ、もちろん言うは易く行うは難し、ではあるのですが、常にフルな力での60試合などは無理な相談ですし、かと言って今季の中盤戦のようなまったりとした凹凸のないピッチングもどうかと思いますので、同い年の唐川とともに田中チックな投球術の習得を期待しましょう。

2012年通信簿


【オリオン村査定】 4200万円 → 7000万円 (△67%)

 

コメント (19)