オリオン村(跡地)

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万能鑑定士Qの事件簿 XII

2013-12-27 22:13:43 | 読書録

万能鑑定士Qの事件簿 XII

角川書店

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意味深なイラストが表紙の、事件簿の最終譚です。
大阪万博の象徴でもある太陽の塔で行方不明になった妻を捜すためにその夫が凜田莉子に助けを求め、すっかり相棒となった小笠原悠斗と謎に挑んでいきます。
密室とも言える塔の中から妻はどこに消えたのか、そして莉子の鑑定力を試すかのような挑戦状、その両者が紐づいたときに明らかになる真相、といったストーリーです。

前作もそうでしたが、鑑定と言うよりは探偵といった感じが強くなりつつあります。
鑑定も探偵も観察力、分析力などで真実を探っていくものですから似ていて当然ではあるのですが、すっかりと鑑定士よりも探偵士になっているところは評価が分かれるでしょう。
それを意識しているのかしていないのか、次のシリーズが推理劇となっているのは流れとしては自然なのかもしれません。
その今回はかなり壮大なスケールの背景にややチープ感の漂うトリックとバランスは今ひとつでしたが、相変わらずにテンポの良さは抜群です。
あれがそうだったのか、とやられた感のある伏線ではなく手も足もでないようなそれがやや不満だったものの、シリーズの中では標準的な出来だと思います。
久しぶりに登場をした雨森華蓮の意味深な発言にも興味をそそられますし、まだまだQシリーズは続くといったところなのでしょう。
莉子と悠斗の恋模様がどうなるのか、それも合わせて楽しんでいこうと思います。


2013年12月27日 読破  ★★★★☆(4点)

 


さて人的補償はどうなる

2013-12-27 00:56:46 | 千葉ロッテ

涌井の入団会見も終わり、当たり前ですがとっくに準備ができていたのであろう獲得可能選手の名簿が今日に西武に届いたようです。
想定内、との西武側の発言がどういう意味なのか、愚直にベテランをプロテクトしているな、なのか、やっぱりこの程度の選手しかいないのね、なのか、やはり気になります。
何はともあれ巨人からの名簿も既に届いていますので年明けにもどうするかを決めるようですから、春季キャンプの直前となるようなことにはならないのでしょう。
ファンもそうですが選手たちもドキドキしているでしょうし、できることなら巨人から選手、ロッテからは金銭で落ち着いてくれることを願います。

●プロテクト対象
投手(15人):大嶺、中後、大谷、上野、成瀬、藤岡、唐川、服部、内、古谷、松永、川満、中郷、益田、西野
捕手(2人):田村、江村
内野手(5人):根元、井口、鈴木、今江、細谷
外野手(6人):清田、荻野貴、伊志嶺、角中、加藤、岡田

●プロテクト漏れ
投手(10人):荻野忠、伊藤、南、木村、小林、香月、黒沢、植松、藤谷、阿部
捕手(4人):里崎、金澤、川本、小池
内野手(8人):福浦、大松、塀内、翔太、青松、早坂、角、高濱
外野手(3人):サブロー、G.G.佐藤、神戸

こちらは一ヶ月ちょっと前に考えてみたプロテクトに、ちょっと手を入れたものです。
レデズマのリリースが想定外でしたので中継ぎ左腕として服部をプロテクトして、代わりに不憫ではありますが高濱を外しました。
策略かもしれませんが巨人から脇谷なんて報道もありましたし、それであれば内野手は大丈夫ではないか、中継ぎ投手をキープしておくべきといった考えもあります。
実績が足りていない中後、川満はともに契約金8000万ですので2年目、1年目ということを考えれば6600万の価値はあるでしょうし、逆に言えばこのメンバーで6600万に相当すると西武が触手を伸ばすとすれば南が筆頭ではないかと、それであればいっそのこと南をプロテクトして細谷を外すという選択肢もありましたが、そこまでは思い切れませんでした。

ただ現実的にはやはり里崎、福浦、サブローはプロテクトをするような気がしますし、そうなればロッテファンからすれば意外な顔が漏れているかもしれません。
ファンの評価とプロの評価の違い、また西武としての事情もありますのでどうなるかは分かりませんが、上野や中郷あたりを持っていかれたら痛すぎます。
どうしてもこの3人を入れるとなると外すのは服部、江村、細谷なのか、こういった悩み苦しみは喜びの裏返しですので甘受をするしかないのでしょう。
おそらくは13日あたりに決まるのではないかと思いますので、覚悟を決めてその決定を待ちたいと思います。

 

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