オリオン村(跡地)

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2013年通信簿 35 鈴木大地

2013-12-07 01:17:33 | 千葉ロッテ

35 鈴木大地 内野手 24歳 年俸1630万円

【2013年成績】 144試合 481打数 54得点 127安打 打率.264 20二塁打 11三塁打 5本塁打 50打点 2盗塁 50四死球 66三振 得点圏打率.246

次世代のホープとして期待をしている鈴木ではありますが、今季にレギュラーを獲れるとは思ってもいませんでした。
開幕から暫くは控えながらも数少ないチャンスでしっかりと結果を残して井口をファーストに追いやり、そして根元と入れ替わる形でのショートに定着は完全に想定外と言えます。
この鈴木の台頭があったからこそ井口、根元の相乗効果が出たわけで、そして唯一の全試合出場ですから今やチームには欠かせない存在です。
背番号も来季から7に変わって名実ともにチームリーダーとしての第一歩を踏み出す、そんな2014年に期待をしましょう。

そんな鈴木の心配は、やはり二年目のジンクスです。
研究をされることによるそれももちろんですが、交流戦明けぐらいまで3割をキープしていた打率がじわじわと落ちての.264ですから体力面でのプラスがどうしても必要です。
疲れはいろいろなところで狂いを生じさせますので、ショートという負荷のあるポジションに耐えられる体力作りがまず必要でしょう。
打撃では左腕を苦手にしているところは慣れの問題もあるでしょうから実のところあまり心配をしていませんし、意外にもプルヒッターなところも今は思い切りに振り切ることが第一ですので妙に広角を意識をすることで逆にズレが出てくる方が怖いので、今季の延長線上のままでよいと思います。
リーグトップの11三塁打は俊足ではない鈴木にとってはこれ以上にない勲章ですから、とにかく強くボールを叩くことを考えていけば大きく数字を落とすことはないでしょう。
課題はやはり守備で、ルーキーイヤーの石垣島では佐藤コーチとマンツーマンでスローイングの練習を繰り返していましたが、それなりに広い守備範囲ではありながらも捕ってから握り直して内野安打にしてしまうケースがままありましたし、根元との併殺が取れない二遊間という不名誉なレッテルも貼られてしまいました。
あるいはセカンドへのコンバートの可能性も無いわけではない来季ではありますが、基本はショートでしょうからもう一段も二段ものレベルアップが求められます。
それでもそういった進歩の余地が感じられるということは伸びしろがあるとの裏返しですので、気持ちが前に出る貴重な選手としてチームを引っ張っていく活躍を期待します。

2012年通信簿


【オリオン村査定】 1630万円 → 4000万円 (△145%)

 

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