オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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地獄に仏、連敗に唐川、貧打に角中

2012-04-29 22:56:02 | 千葉ロッテ

 

今季初の満員御礼となったQVCマリンは唐川の力投と角中の一発で連敗をストップし、ソフトバンクを抜いて2位に浮上をしました。
これだけ多くのファンが応援をすると地響きのようなパワーになりますし、選手たちもプレーに力が入ることでしょう。
勝手に持ち出した週末の法則によれば明日はまた2万のラインを下回るのではないかとは思いつつも、今日の勝利と藤岡への期待でリピーターが増えてくれればと思います。
またさすがに明日までもがピーカンですとちょっとした火傷になりそうなので曇りの天気予報が喜ばしく、何とか勝って対上位6連戦を五分で終わってもらいたいものです。

唐川は最終回のドタバタの中で自らのミスも手伝って惜しくも完封は逃しましたが、139球の熱投でリーグトップの4勝目をマークしました。
いきなり明石にヒットを打たれながらも「足を気をつけたい」と言っていたとおりに牽制でその明石を封じて、そこからは唐川らしいゆったりとしたフォームから繰り出される伸びのあるストレート、キレのあるチェンジアップにスライダー、そして隠し味のカーブのコンビネーションでソフトバンク打線を寄せつけませんでした。
昨日の今日ですので似たような流れとなった試合展開にひやひやとさせられましたが、五回に角中と根元がお見合いをしたり六回には大松の信じられない送球ミスなどがありましたが崩れることなく、そして懸案の七回をピシャリと三者凡退に抑えたことが大きかったです。
特に五回に明石にファールで粘られながらも逃げることなく三振で切り抜けたことはバッテリーとしての自信になったでしょうし、唐川の制球力があってこそのリードです。
最後の打者もややふらふら気味の守備で苦笑いで終わった唐川でしたが、少しずつですがギアチェンジなところを見せ始めていますし、最多勝争いにも絡んでくるでしょう。
今日のように基本はストレートとの気持ちを忘れなければ悪いときも悪いなりに投げられるでしょうから、このペースでシーズンを乗り切ってもらいたいです。

打線は福浦のお疲れ休みが理由なのか今日も打順をいじってきましたが、やはり自分の嗜好としては八番以外の里崎はしっくりときません。
宝くじはあくまで宝くじであるべきで、里崎と清田を入れ替えた方がよかったのではないかと思います。
それはそれとして五番に昇格をした角中は初回の打球は惜しくも好捕をされてタイムリーとはなりませんでしたが、次の打席で結果的に決勝点となった4年ぶりのホームランはやや内寄りの高めのボールを強引に引っ張ってのもので、グリップを一握り余らせながらもそれなりにパワーがあるところを見せつけてくれました。
守備では根元と声の掛け合いができずにお見合いをするなど経験不足なところがありますが、その打撃は今のチームに欠かすことはできません。
この角中がホワイトセルの事件がなければ浦和に幽閉をされたままであったであろうことを思うとゾッとしますし、野球などは分からないものです。
昨年は残念ながら勝手に掲げた50安打の目標には届きませんでしたが、今季こそは大きく120安打を目指して頑張ってもらいたいです。
将来的には首位打者を争える角中だと信じていますので、その奇人変人ぶりが全国区となる日を心待ちにしています。

その角中に代わってレフトに入った工藤が、どでかい仕事をしてくれました。
前進守備の背後を遅う打球に機敏に反応をして倒れ込みながらのキャッチですから、あわや同点のピンチを防ぐスーパープレイです。
きっちりと基本に忠実にフォローに回った岡田もいい動きをしましたし、後頭部をぶつけながらもその岡田に素早くトスをしたからこそ二塁走者を釘付けにできたと言ってよく、あそこで三塁に進まれていたら攻守ともに作戦が変わってきたでしょうからスタンディングオベーションものの守備でした。
ここのところは伊志嶺の守備固めに入るなどスーパーサブとして重宝をされている工藤ですが、まさに面目躍如たる活躍ぶりです。
先日のミスにも萎縮をすることなく頑張っているのは守るべき家族ができたからなのかもしれず、今後も貴重な戦力として貢献をしてくれるでしょう。
また最終回の唐川の送球ミスをフォローして打者走者をアウトにした根元の守備も地味ながらも大きなプレーでしたし、攝津とは違ってグラブ捌きが今ひとつだった岩嵜に助けられたところもありましたので、それなりに乱れながらも今日はポイントでの守り勝ちの側面もあったと考えます。

その一方で先が見えてこないのが今江と大松です。
今江は鋭い当たりが交通事故としか思えないぐらいにどうにもならないバッティングで、ここまで酷いのはプロに入ってから初めてではないかと思います。
持病の早いカウントから打ってもハードヒッティングができず、待球をしてみれば簡単に追い込まれてしまうなど、やることなすこと上手くいきません。
キャプテンという重責が今江の何かを狂わせてしまったのか、ドアスイングかつボールを追っかけているようでは復調には時間がかかるでしょう。
精神的なものが大きければ一つのきっかけで上向く可能性もありますが、もし明日も醜態をさらせば次のカードで三塁を守っているのは塀内かもしれません。
また大松も今日はヒットが出たものの今江と似たり寄ったりで、まさに左の今江といった感じです。
奇しくもキャプテンと選手会長が揃って不振のドツボにはまっているとは笑うに笑えませんし、逆に言えばそれだけ西岡が偉大だったということかもしれず、その西岡は3Aでまたしても故障をしてDL入りをしたそうで、返す返すもチームにも本人にも不幸な結果となっていることが嘆かわしいです。

そして今日のヒーローインタビューは唐川とサブローでしたが、前回に見逃したリベンジとばかりに角中が出てくると固く信じていた自分としては驚きましたし、それは角中コールをしていた他のロッテファンも同様だったと思われ、サブローが出てきたときにはスタンドがちょっとどよめきました。
そもそも角中に守備固めを出したことで「また若手だけ?井口には代走を出さないのに?」などなど思ったのですが、それでも結果的に工藤のファインプレーで西村監督のひらめきにひれ伏さなければならないなと思ったのもつかの間、どうやら角中は前のカードで指を痛めたことで大事をとっただけのようです。
もしかしたら既に病院に行っていたのかもしれず、しかしそれであれば試合を救った工藤でもよかったのではないかと、先制ではありましたが無死満塁から犠牲フライを打っただけでヒーローインタビューに呼ばれたサブローも複雑な心境だったと思われますし、その言葉を信ずれば数年ぶりのQVCマリンでのお立ち台だったようですので、それであればもっと華々しく活躍をしたときまで置いておけばよかったのになと、そんな気がします。
それでも久しぶりだったからこそ広報担当はサブローを選んだのかもしれず、このあたりは1点ビハインドの無死一二塁で六番の小久保にバントの指示を出せなかったソフトバンクと同様に、どのチームもベテランの扱いには苦労をしているんだなと思えるシーンでした。
何はともあれ明日は藤岡と千賀の対戦で、おそらくマスコミは育成枠から昇格をした千賀がゴールデンルーキーの藤岡をうっちゃる姿を期待しているでしょうから、そこはKYであることにかけては右に出るものがいないロッテの伝統をしっかりと受け継いだ藤岡の完封勝利でも夢見て、このあたりで今日は締めくくることとします。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 ソフトバンク

0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 8 1

千葉ロッテ

1 0 0 1 0 0 0 0 X 2 6

1


◆4月29日(日) 千葉ロッテ-ソフトバンク5回戦(ロッテ3勝1敗1分、13時、QVCマリン、29,589人)
▽勝 唐川 5試合4勝1敗
▽敗 岩嵜 5試合2勝3敗
▽本塁打 角中1号(岩嵜)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川―里崎
ソフトバンク 岩嵜―細川、山崎

 

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春の日向路 旅程篇

2012-04-29 01:34:52 | 独り言

 

全体を語るにはまず旅程篇からあるべきではないか、とは常々に思っていることなのですが、どうにも慣習に囚われすぎている自分がいます。
最初にそう始めてしまうと次からもそうしてしまう、のは形式美にこだわりがちな弱点ですので、少しずつでも変えていかなければなりません。
今回はグルメ篇からスイーツ篇に引越をするアイテムもある予定ですし、旅情篇から日本100名城も外しました。
この旅程篇も旅情篇の前に持ってくるよう、次の旅日記からは変更をしたいと思います。

例によって下車をした、あるいは乗り換えで利用をした駅やバス停を並べています。
初日は会社帰りに東京シティエアターミナルからリムジンバスで羽田空港に移動をして、そこからANAで宮崎空港に飛び、宮崎空港駅から宮崎駅に出て宿泊となりました。
今回も居候型で宮崎駅を中心に放射線状に移動をするという旅でしたので、プライベートでは最長の同宿4泊となっています。
二日目は宮崎駅から佐土原まで自転車で移動をして佐土原城跡などを巡り、ついでに西都まで足を伸ばしました。
その西都に行く途中から雨が降り出して帰りはえらいことになりましたが、佐土原では降られなかったのでまずまず満足です。
三日目はピーカンな都城駅を中心にやはり自転車で一日中の都城巡りで、この日が一番に目的が果たせた充足感がありました。
そして四日目は始発で志布志駅まで移動をして、そこから自転車で肝付まで行くという先日の菊池温泉のリベンジマッチに尻が痛くなりましたが、ほぼ予定どおりの旅程です。
帰りは南郷駅で乗り換えが発生をしましたがツバメに出会うというオプションがありましたので、こういった道草もよいでしょう。
最終日は飫肥で食べ歩き、南宮崎駅を経て宮崎空港に移動をして、そしてANAで羽田空港に飛んで宮崎の旅が終了です。
これまでであれば羽田空港駅から品川駅に出て横須賀線で船橋に戻るのですが、今回は羽田空港から京浜急行バスで帰ることとしました。
バス代は電車代よりも3割ぐらいは高いものの大きな荷物を持っての移動が無く、また確実に座れますので、今後はこの手でいこうと思います。
単なる思いつきでのバスの選択でしたが、もっとそのメリットに早く気がつくべきでした。

そして旅を重ねる毎に存在感を増しているのが、レンタサイクルとカーナビです。
最近はレンタサイクルでの移動を前提に旅程を組んでいますし、そのおかげでこれまでは諦めていた場所に行くことができるようになりました。
それはそれで片道20キロ以上をせっせと走るという代償を求められてのことですが、本数の少ないバスの時間を気にするよりは健康的ですし、思わぬ寄り道での発見は電車やバスでの移動ではありえない僥倖ですので、今後もこのスタイルは変わらないと思います。
また本来の意味での健康にも寄与することは、自分でも気がついていなかった足腰の強さが物語っています。
そしてそのサイクリングや徒歩での移動に無類の強さを発揮してくれるのがカーナビで、毎度のことながら助けられて今や頭が上がりません。
事前に観光協会に問い合わせをするなどして正確な住所を調べておけば的確な指示を出してくれますし、今回の旅では都城でその威力が炸裂をしました。
計画をしたときには全てを回るのは無理だろうと思っていたものが、あっさりとクリアをしたのですから驚きのnav-uです。

そんなこんなで今回の走行距離は、佐土原で62.63キロ、都城で59.25キロ、志布志で65.23キロ、飫肥で15.02キロの合計202.13キロでした。
前回は216.6キロでしたので負けていますが8日間に対して4日間ですので密度は高く、かなり充実をした走りだったと思います。
ちなみに佐土原は宮崎との、志布志も肝付との往復の移動を含みますので、純粋に走り巡った距離では都城がダントツと言ってよいでしょう。
志布志と肝付は片道で24キロほどありますので、今回の経験で一気に行動範囲が広がったとの実感があります。
これは旅の充実度に直結をしますので、計り知れないほどの大きな収穫と言ってよいでしょう。
一点集中型の居候型がメインになってきた理由はこれに尽きますので、レンタバイクの方が効率的では、との突っ込みは聞かぬふりで邁進をしていくことにします。


【2012年4月 宮崎の旅】
春の日向路
春の日向路 旅情篇
春の日向路 史跡巡り篇 佐土原の巻
春の日向路 史跡巡り篇 都城の巻
春の日向路 史跡巡り篇 肝付、志布志の巻
春の日向路 史跡巡り篇 飫肥の巻
春の日向路 グルメ篇
春の日向路 スイーツ篇
春の日向路 おみやげ篇

 

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