オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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天国から地獄

2012-04-28 22:59:35 | 千葉ロッテ

 

ここまで見事に逆転負けを喫してしまうと、むしろサバサバとしてしまいます。
六回までは完全な勝ちゲームで久しぶりに成瀬と里崎のお立ち台が見られるかと皮算用をしていたのですが、七回以降は防戦一方でどうにもなりませんでした。
GWの初戦にこんな悲惨な敗戦では観客動員に大きな影響が出てしまいそうで、もっともGW&Aクラス&エースの登板&ピーカンという四大アイテムを揃えても2万人に達しないのですから、これはかなり根本的なところでやばい事態への序章が始まりつつあるように思えてなりません。
とにかく二階席の閑散さには目を覆うばかりで、そろそろ手を打たなければ手遅れになるような気がします。

先発の成瀬は7回を6安打1失点ですから充分に責任を果たしましたし、降板をしたときにはリードをしていましたので前回のリベンジができたとの思いは多少なりともあるでしょう。
もちろん完投宣言どおりにはいきませんでしたし、中継ぎ陣が打たれてチームは逆転負けをしてしまいましたのでエースとして満足をしてもらっては困るのですが、しかしそのエース同士の投げ合いでしっかりと試合を作ることはできましたので、成瀬に敗戦の責を負わせることはできません。
八回からの継投は結果的に失敗をしましたので議論の的になるでしょうが、立ち上がりから好調と言えるような投球内容ではなく打球の飛び先や岡田の守備範囲に助けられたところもありましたので、尻上がりに調子は上がってきたもののベンチとしてはこれまでの勝利の方程式にこだわるのは当然だと思います。
おそらくは西村監督、西本コーチと成瀬、あるいは里崎も加わっての話し合いの末のことでしょうから、そうなればチームの総意です。
続投に強い意志を成瀬が示せばおそらくはベンチも受け入れたと思われますので、そこには微妙さが漂いますが、自分でもあそこは益田に代えたでしょう。
ストライク先行で追い込みながらも詰めが甘かった成瀬も、四回には持病である下位打線に決定打を緩さない粘りを見せてくれましたので、その点では満足をしています。
成瀬からすれば白黒つかない状態が続いてフラストレーションが溜まっているでしょうが、そこは次の登板で爆発をさせてもらいましょう。

追いつかれてしまった益田は成瀬に恐縮をしていたようですが、こんな日もあると酒でも飲んで寝て忘れることが一番です。
今日はストレートにキレが今ひとつで、またそのストレートを狙われた感もありましたので、相手も益田を一線級としてしっかりと研究をしてきているのでしょう。
ここからが益田にとっては正念場となりますし、ここを乗り切らなければ明日は見えてきません。
攻めの気持ちを持ってすれば充分に勝利の方程式の一員としてやっていけると信じていますので、その強気のスタンスで明日からもぶいぶいいわせて欲しいです。

それよりも心配なのは、劇場が定例化をしてきた藪田です。
そもそもここで藪田が出てきたのはちょっと意外だったのですが、益田が抑えることを前提に肩を作っていたのでそのまま投げさせたのか、あるいは嫌な流れを断つために突っ込んだのか、試合時間が3時間にも達していなかっただけに判断基準が何であったかは個人的に気になっています。
それはさておき藪田は三者凡退があると次が不安になるという小林雅に似た状態になりつつあり、あまりよい状況ではありません。
ストレートを要求し続けた里崎のリードもちょっとどうかとは思いながらも、藪田はそんな組み立てが一般的ですので今日に始まった話でもありませんし、そうなれば数字的には140キロ台半ばとスピードはありながらもコントロールが緩かったことが打ち込まれた理由の一つなのでしょう。
とにかく今は藪田に守護神を任せるしかありませんし、きっと小林雅ロードから立ち戻って老藪田の活躍ぶりを見せてくれる日も遠くはないと、そう思うことにします。

打線は攝津から2点も取ったのに逆転されやがってと不満なのか、あるいはその攝津から7安打2四球と攻め立てながらも仕留めきれなかったことを悔いているのか、どちらかは分かりませんが揃いも揃って渋い表情なのはグラウンドが眩しいことだけが理由ではないでしょう。
今江の打順を変えてみたらと言えば打順が変わり、九番の方がよいのではと言えば九番になるという、言ったもの勝ちな希望どおりの打順となった打線が幸先よく先制をしたので小躍りをしたのですが、やはり世の中はそこまで甘くはできていないようです。
それでも二回の清田の盗塁から里崎の宝くじ一枚目、四回はチャンスを潰しかけながらも里崎の宝くじ二枚目と、理想的な点の取り方ができていました。
やたらと攝津の守備機会が多かったのはセンター中心の打撃を心がけていたからでしょうし、どれか一本でも抜けていたら攝津は一気に崩れたかもしれません。
気になるとすれば五回にバントをミスった根元にスリーバントをさせなかったこと、ではなくバントの構えをさせたことで、これは西村監督の特徴でもあるのですが、スリーバントをさせる気がないのであれば構えもやめさせて欲しいとは個人的な嗜好です。
バスターは野手の動きを牽制する意味合いがあるので無駄とは言いませんが、そのバスターをきっちりと決められるほどに根元らが習熟をしているとも思えません。
これは先日の伊志嶺もそうでしたし、プラスよりもマイナスの方が大きい作戦だと考えます。

成瀬のリベンジが試合としては失敗に終わりましたので、明日は唐川に岩嵜を返り討ちにしてもらいましょう。
これで岩嵜にリベンジが成ってしまうとあまりに不公平ですし、地元ですので神様も多少はサービスをしてくれると思います。
明日の前売りの売れ行きは好調との話もありますし、今日と同じく天気もいいようですので、きっと今度こそは満員札止めの大観衆が唐川の背中を押してくれるはずです。
そして打線も体感温度を夏日にしてくれるぐらいの猛攻を、決して頭熱だけが上がるようなことにはならないと信じて、せっせと幕張通いは続きます。



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 ソフトバンク

0 0 0 0 0 0 1 1 1 3 11 0

千葉ロッテ

0 1 0 1 0 0 0 0 0 2 7

1


◆4月28日(土) 千葉ロッテ-ソフトバンク4回戦(ロッテ2勝1敗1分、14時、QVCマリン、18,753人)
▽勝 攝津 5試合4勝
▽S ファルケンボーグ 10試合1敗9S
▽敗 藪田 10試合1敗7S

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、益田、藪田―里崎
ソフトバンク 攝津、ファルケンボーグ―細川、山崎

 

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頑張ろうWeekが始まる

2012-04-28 00:55:00 | 千葉ロッテ

いよいよGWに突入です。
世間的には9連休なんて人もいるのでしょうが、自分はいわゆるカレンダーどおりです。
それでも昨年は土日も含めて一日も休めなかったGWでしたので贅沢は言っていられませんし、休めるだけで充分だったりもします。
もちろん休日出勤が多かったことで、これは入社以来の最高記録である年間31日を数えたのですが、それで旅を楽しむことができていますので悪いことばかりでもありません。
何はともあれ明日からはQVCマリンでソフトバンクを迎え撃つ三連戦で、全体的にはまずまず天気に恵まれそうな予報ですので、バッテリーを握りしめて駆けつけたいと思います。

その三連戦の初戦は成瀬と攝津の対戦で、成瀬からすれば前回に痛恨の一発で白星を逃しましたので期するところがあるでしょう。
けなげにも中継ぎ陣を休ませるために完投をしたいと口にしてくれていますので、是非ともそれが実現をすることを願っています。
そうなれば成瀬を援護すべく打線の奮起が望まれるものの、攝津からそもそも得点を奪えるのかどうかというレベルの心配がありますので、ここは為五郎の出番を心待ちです。
また二戦目の唐川もリベンジを狙っているであろう岩嵜などは眼中に無いようなコメントが力強いですし、藤岡も千賀などに負けてはいられません。
とにかくGWの地元で表ローテで負け越すようなことになれば観客動員の減少に拍車がかかりかねませんので、当たり前ですが三連勝のつもりで闘ってもらいましょう。

 

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