オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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連日の劇場の末に中後がプロ初勝利

2012-04-22 22:45:52 | 千葉ロッテ

昨日は自分のミスだったので悔やんでも悔やみきれなかったのですが、しかし今日は意外にサバサバとしています。
中後のプロ初勝利のヒーローインタビューを撮影できなかったのはデジカメを持って行かなかったからで、球場に向かうときには試合が中止になるのではないか、あるいは行くのを止めようかと思うぐらいの雨が降っていましたので、明日の予報からして試合開始早々に雨がほとんど上がるとは想定外でした。
買ったばかりのデジカメを雨に濡らしたくはないとは当たり前の心情ですので、そこに後悔はありません。
それでもその場に立ち会うことができたのは心を折ることなくレインコート&レインパンツで自転車を走らせたからですし、まずまず満足をしています。
どうしてもシーズンクーポンで予約をしてしまうと天気に翻弄をされてしまいますが、ある意味では球場に行く活力にもなりますので、狙いどおりだとは自画自賛です。

それにしても今日も疲れる試合でした。
両チームのレベルの低い拙攻拙守合戦に連日の老藪田劇場で、心身ともに疲労困憊です。
福浦、井口、今江、根元が揃って守備で藤岡の足を引っ張り、初回の一死三塁の先制のチャンスでは井口がノーツーからポップフライにサブローが三球三振とあっさりと潰し、八回には今江のヒットでサブローが信じられないオーバーランで憤死をするなど、相手がどん底の西武でなければこれだけのミスを連発しての勝利はありえなかったでしょう。
ベンチも三回の無死一塁で角中の能力任せで手を打たず、今日にマルチヒットで昨年は左腕を得意としていた岡田に不振の伊志嶺を代打に送り、しかし八回には同点ランナーの井口に代走を出さないなど、どうにも嫌がらせのような逆手ばかりの采配には怒り心頭です。
ただ七回のピンチに益田ではなく大谷を使ったことで今後の継投にかすかな光が見えましたし、これまでであればズルズルといった試合をひっくり返したのは選手たちが最後まで諦めない気持ちでプレーをしてくれたことによるものでしょうから、この勝利はいろいろな意味を持つ大きな一勝ではないかと思います。
そして開幕4連勝のときと同じく次はまたしても試金石の日本ハム戦ですので、今度こそ何となく抑えられての負けとはならないよう頑張ってもらいましょう。

サンデー藤岡は打線の援護がないままに苦しいピッチングが続きましたが、ついに七回途中で力尽きてしまいました。
5四球という数字が表すほどにコントロールが悪いとは思いませんでしたが、コーナーを狙ったボールがことごとくボールとジャッジをされたのが藤岡にとっては納得のいかないところだったでしょうし、愚痴にはなりますがこのカードは立つ位置が悪かったりストライクゾーンが可変だったりと審判のレベルが低すぎたように思います。
それでもリードをもらえればもう少し大胆な攻めができたのではないかと、じめっとした天気でしたのでストレートの大半が130キロ台後半だったのは仕方がないとしても、そのストレートで攻めるのではなくカーブやスライダーでかわすピッチングになってしまったのは調子が今ひとつだったからかもしれません。
開幕をして一ヶ月、そろそろ最初の疲れが出始める時期ですし、前回の完投勝利と今日の134球が次の登板でどう影響をしてくるかが藤岡にとっての最初のハードルです。
相手のソフトバンクもリベンジとばかりに研究をしてくるでしょうから、何とか乗り切って勢いをつけたいところです。

その藤岡を継いだ大谷がピシャリとピンチを抑えて流れを堰き止めたことが大きく、こういった展開で大谷を使えるのは助かります。
勝っている展開でも任せられますし、益田の負担を考えれば同点や1点ぐらいのビハインドでの出番が増えていくのではないかと思います。
ロングリリーフもできますから中盤を支える貴重な中継ぎとして重宝しますし、あわよくば先発の座を狙うぐらいのつもりで今後も張り切ってもらいましょう。
また嬉しいプロ初勝利の中後は西村監督のコメントとは裏腹に最近の投球内容からランクを下げられての今日の登板だったと見ていますが、やはりあの角度は大きな武器です。
今日はストレートが130キロ台後半と最近ではスピードがあった方ですし、挑戦者の気持ちを忘れずに攻めていくピッチングに期待をします。
しかしこうなるとチームへの貢献度からすればルーキーでは一番かもしれない益田が置いていかれた感じになっていますが、勝敗の付かないホールド王を目指すのもよいでしょう。
あるいは藪田次第で守護神に、なんて議論も出てきそうですが、藪田もこのまま終わるわけにはいきません。
浦和では内が復帰登板を果たして148キロを出しましたのでGW明けぐらいには一軍に戻ってくるかもしれず、高いレベルでの競い合いが待ち遠しいです。

打線は西口から3イニング連続で先頭打者を出しながらも攻めきれず、しかしそれが西口のテクニックですから西口を誉めるべきなのかもしれません。
ここにきて内を攻めることが増え始めたロッテ捕手陣をあざ笑うかのように内外角を自由自在に操っての投球術は、球威の衰えをカバーして余りあります。
その西口がなぜか隙を見せてストレートで押してきた五回に一気に畳みかけての同点劇は正直なところ予想外で、この下位打線からの粘りは素晴らしかったです。
角中は今日もマルチヒットで核弾頭の役割をしっかりとこなしていますし、岡田が調子を上げてくれば打線も活気づくことでしょう。
また清田の三塁打でのガッツポーズに、日本シリーズでのそれを思い出したロッテファンも多かったのではないかと思います。
そして走塁はいただけませんでしたがサブローが四番の働きをしっかりとしてくれたことが喜ばしく、また例によってマスコミは繋ぎの四番の活躍だと報じるのでしょうが、ここのところのサブローのバッティングは仕留めることができていますので繋ぎではなく仕上げの四番と言ってよいでしょう。
DHのサブ・ロウとしては申し分のない打撃を欲を出さずに維持してくれれば打線が締まりますので、春の井口とともにクリーンアップをしっかりとまとめ上げてもらいたいです。

今週からGWになだれ込みますが、懲りもせずに天気予報を信ずれば6試合がしっかりと開催をされるでしょうから、今季初の先発陣6席の勢揃いとなります。
グライシンガー、ペン、渡辺俊、成瀬、唐川、藤岡となるのでしょうが、強敵の日本ハムとソフトバンクを相手に悪くても3勝3敗、できれば4勝2敗で乗り切ってもらいたいものです。
こんなところで欲をかくと痛い目に遭うのがこれまでですし、GWでシーズンが終わることも珍しくはないロッテですから逆に息の根を止められるのではないかとの不安が無いわけでもないのですが、しかしここで上昇気流に乗らなければ観客動員が酷いことになって選手たちのモチベーションも上がらないでしょう。
応援をする側からしても閑散としたスタンドでは熱が入りませんので、活気のある球場で野球を楽しめる日がくることを心待ちにしています。



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 西武

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千葉ロッテ 

0 0 0 0 3 0 0 3 X 6 11

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◆4月22日(日) 千葉ロッテ-西武4回戦(ロッテ3勝1敗、13時、QVCマリン、11,074人)
▽勝 中後 8試合1勝
▽S 藪田 8試合6S
▽敗 MICHEAL 7試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 藤岡、大谷、中後、藪田―田中
西武 西口、松永、MICHEAL、岡本篤―炭谷

 

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