半月前に使い終わったときには1/3ほど残っていたFZ150のバッテリーが、今日に球場で使おうと取り出したときには空になっていました。
たかが半月で漏電するにはあんまりな量ですが、密かにちょこちょこと働いていたのかもしれません。
しかしそこは用意周到に予備のバッテリーをキャリーバッグに入れているので、と自信満々だったのもつかの間で、出てきたのは以前に使っていたFZ28のバッテリーです。
数日前にFZ150の専用キャリーバッグを購入して入れ替えたのですが、そのときにどうやら間違ってしまったようです。
そんなこんなで角中のヒーローインタビューの撮影はできず、ルーキーのときから推し続けてきた自分としては悔やんでも悔やみきれません。
仕方がないので代わりに今日のマッチデースポンサーだったコージーコーナーのサブレと、不揃いのバッテリーをお楽しみください。
田中からのマルチヒット、そして昨日の左腕からのヒットで今日はスタメンの核弾頭に抜擢をされた角中が、見事に逆転タイムリーでのお立ち台です。
真ん中寄りの甘いボールではありましたがコンパクトに振り抜いてセンター右まで運び、そして抜け目なくセカンドを陥れた走塁も見逃せません。
六回のヘルマンの打球の追い方が悪かったことへの反省を口にしていましたが、前に落ちる打球への反応は悪くありませんし、守備が足を引っ張るといった感じでもないでしょう。
清田、伊志嶺、そして今日に浦和で実戦復帰をした荻野貴と外野には右打者が多いだけに、角中は山椒のようにぴりりと辛い存在になっています。
この角中がオープン戦でもほとんど出場機会をもらえないままに理不尽にも一軍から外されて、そしておそらくはホワイトセルの不調が無ければ浦和で打ちまくっていても一軍に呼び戻されることはなかったと思われますので、この千載一遇のチャンスをしっかりと活かせるよう頑張ってくれればと思います。
逆に言えばそれだけロッテの外野陣のレベルが高い、今は調子が上がらずとも他球団からすれば垂涎のタレントが揃っているわけですから、激しく競い合ってもらいましょう。
先発の唐川は一度はヒーローインタビューを断ったとのことで、それだけ今日のピッチングの不甲斐なさを噛みしめていたのだと思います。
立ち上がりからボールが全体的に高く、コントロールにも苦しんでの七回途中での降板ですから、このイニングを投げきれずの交代はかなり悔しかったことでしょう。
継投としては八回に益田、そして最終回に藪田が理想的だっただけに、やや長いイニングを強いた益田には第二回の唐川プレゼンツが必要です。
それでも最下位に低迷をする西武打線が相手ながらも悪いなら悪いなりにまとめられたとの見方もできますし、いい経験になったのではないかと思います。
序盤は例によって外角を狙い打たれた感がありましたが、中盤ぐらいから適当に荒れ気味な内へのボールがあったことで的が絞りづらくなったこともよかったのでしょう。
岡田や今江、そして根元のファインプレーにも助けられましたし、今宵は盛大な晩餐会かもしれません。
その唐川が残したピンチを抑えた益田はストレートのキレが抜群で、やはり休養は大事だなと思えるピッチングでした。
肩が軽すぎたのかスライダーの制御に四苦八苦をしていたようですが、あれだけストレートに勢いがあれば多少のボール球でも打者は手を出してくれます。
西村監督も絶賛をしていたようですし、勝利の方程式の要として今後もフル回転をしてくれることでしょう。
もちろん投げるのはリードをしている場面のみで、調整登板を除いてのこれ以外での起用は勘弁を願います。
そして最後は老藪田の劇場でしたが、何とか凌いでくれてホッと一息です。
栗山の打球を取り損ねたのが痛かったですが、グラブに当てていなければセンターに抜けいていたかもしれませんので気にすることはないでしょう。
それよりもチェンジアップをもっと上手く使えなかったのかな、とは大崎や上本にはいいところに投げられていたからで、浅村にストレートを投げ続けたことがかなり不思議でした。
同じようにストレート勝負だった栗山に対して最後に投げた変化球を打たれたのが嫌なイメージとして残っていたのかもしれませんが、かなり際どい勝負だったと思います。
それでも中島をそのストレートでねじ伏せたわけですからまだまだ藪田も健在で、今季も30セーブを目指しての獅子奮迅の活躍に期待をします。
打線は野上を攻めきれませんでしたが、ふらつく唐川を助けた連打は見事でした。
流れを引き寄せたのはサブローの一発で、16試合目にしての四番のアーチが嫌な雰囲気を一掃してくれたと言ってもよいでしょう。
それがホワイトセルであれサブローであれ四番には繋ぎではなく試合の流れを一変する影響力を行使して欲しいとは自分の野球感ですので、持ち味だった守備や走塁の巧みさを捨ててまでパワーに走ったサブローなのですから、打率や三振などはあまり気にせずにここぞという場面での存在感を見せてくれればと思います。
DHであれば気にするところはなくなりますので、是非とも20本塁打を目指してもらいましょう。
それにしてもチームがAクラスで先発が唐川の試合で、スタンドに空席が目立つのは悲しすぎます。
平日は1万人を割ることがほとんどですし、週末に2万人に達していない現状は球団としては頭が痛いことでしょう。
昨年の最下位でファンが離れてしまったのか、やはり気になるのは2階席の閑散さです。
正直なところ根底にある理由は思いつかないのですが、とにかくファンを呼び戻すにはチームがいい野球をやって、かつ勝っていくしかありません。
六回の前進守備ってどうよ、根元はバットが下から出すぎていないかしら、清田の髭って格好悪いなぁ、SS席はdocomoの電波が弱すぎ、などなど気になることがままありつつ、天気が心配ながらも今日の勝利と明日の藤岡で2万人を超えなければヤバイだろうなと、そんなことも考えてしまった今日のQVCマリンでした。
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