電脳筆写『 心超臨界 』

どんな財産も誠実にまさる富はない
( シェークスピア )

向上心 《 心の「共鳴」が生み出す巨大なエネルギー――サミュエル・スマイルズ 》

2024-06-19 | 03-自己・信念・努力
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
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◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
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書物は選び抜かれた人たちばかりが集まる社交界にわれわれをいざない、すぐれた人たちに紹介してくれる。われわれは彼らの言葉や行動を目のあたりにし、まるでその人たちが現実に生きているような気になる。自分もその思想に参加し、ともに喜び、悲しみ、共鳴し合う。作者の経験は自分の経験となり、彼らが描き出した舞台を背景に一緒に主役を演じているような気分になるのである。


『向上心』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房 (2011/5/21)、p137 )
第4章 見識を高める――「人生の教え」をいつ、どこから学びとるか
1 けっして裏切らない“無二の友人”とは

◆心の「共鳴」が生み出す巨大なエネルギー

書物は選び抜かれた人たちばかりが集まる社交界にわれわれをいざない、すぐれた人たちに紹介してくれる。

われわれは彼らの言葉や行動を目のあたりにし、まるでその人たちが現実に生きているような気になる。自分もその思想に参加し、ともに喜び、悲しみ、共鳴し合う。作者の経験は自分の経験となり、彼らが描き出した舞台を背景に一緒に主役を演じているような気分になるのである。

この舞台でも、偉大で立派な人は退場することがない。彼らの精神は書物の中に塗り込められて世界中に広がっていく。書物は生きた声、われわれが今でも耳を傾ける知性の声である。それゆえにこそわれわれは、過去の偉大な人物の影響をいつまでも受けるのだ。

たとえばホメロスのように世界的に名をはせた偉大な知識人たちは、昔のままの姿で今も生き続けている。彼の人生の細かいことは古代の霧のかなたに包まれてわからなくなっているが、彼の詩には最近書き上げられたような新鮮さがある。

プラトンはすぐれた哲学を今も説き、ホラティウス、ヴェルギリウス、ダンテはまるで生きているかのように詩を歌い続けている。

われわれは、たとえ学問がなく貧しくとも文句を言われずに、この偉大な人びとの世界に自由に出入することができる。文字さえ読めれば誰にでも入場する権利があるのだ。

笑いたければ、セルヴァンテスやラブレーが一緒に笑ってくれる。悲しみたければ、トマス・ア・ケンビスやジェレミー・テイラーがともに悲しみ、慰めてくれる。

楽しい時も悲しい時も、幸せな時も逆境にある時も、われわれが憩いと慰めと教えを求めてすがるのは常に書物であり、そこにちりばめられている偉人たちの魂である。
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