電脳筆写『 心超臨界 』

リーダーシップとは
ビジョンを現実に転換する能力である
( ウォレン・ベニス )

前川レポートはアメリカの陰謀――日下公人さん

2015-04-13 | 04-歴史・文化・社会
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【 日下公人&上念司、ワック (2015/3/13)、p31 】

【日下】 政府が第一にやるべきことは、「民間にいちいち注文をつけない」ということです。第二に休みが多過ぎる。三連休なんてやめればいい。前川レポート(注1)が出てから、日本は祝日が増えたんです。

【上念】 アメリカに比べて、企業の祝日が多いですね。アメリカは祝日が意外と少ないです。

【日下】 前川レポートはアメリカの陰謀ですから。

【上念】 そうなんですか。

【日下】 日本人を働かせないようにしたのです。その陰謀をせっせと取り次いだ日経新聞は、何の吟味もせず、コメントもつけず、前川レポートを評価して、前川さんは得意になった。それを少し変だと思った人が前川・日下対談を企画したので、直接、話を聞いたことがあります。私が切り出した質問は「前川レポートのご自慢のところは何ですか」。答えは「最初にみんなを集めて『英語にならない日本語を使うな』と言った。だから出来上がったものは外人が『よくわかる』と言ってくれた」。要するに「国際的に通用するのが前川レポートである」というのが彼の第一の自慢でした。その前川レポートをパッと見てわかるのは、各省に割り当てて書かせたことです。

【上念】 ああ、なるほど。

【日下】 長銀だってそうでしたが、新聞記者が日銀に聞いたり大蔵省に聞いたりすると、それを下っ端が企画部とか調査部へ持ってくる。私が書いた文章がそのまま日銀総裁の演説になったこともありました。銀行に入って1年目か2年目のときです(笑)。

  注1 前川レポート  中曽根康弘首相が1985年に設置した私
  的諮問機関の「国際協調のための経済構造調整研究会」による報告
  書。座長の前川春雄・元日本銀行総裁の名前をとって、「前川レポ
  ート」と呼ばれる。1980年代に激しくなった日米貿易経済摩擦
  を受けて、1986年に出された。規制緩和など、アメリカの要求
  に応える内容とされる。

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