電脳筆写『 心超臨界 』

どんな財産も誠実にまさる富はない
( シェークスピア )

倚りかからず――茨木のり子

2024-07-01 | 04-歴史・文化・社会
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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(2006-02-24投稿)
2月21日、韓国から日本に帰る飛行機の中で、詩人の茨木のり子さんの訃報を知りました。詩人の茨木のり子さん死去 (朝日新聞) - goo ニュース

茨木さんは、韓国の現代詩を読むため50歳でハングルを学び始め、90年に訳詩集「韓国現代詩選」(読売文学賞研究・翻訳賞)を出版。その仕事は翻訳の枠を超えたものとして評価されています。

他者の翻訳をあてにせず、自らハングルを学び韓国の詩を読む姿勢は、つぎの詩にも凝集しています。

もはや いかなる権威にも倚りかかりたくはない
ながく生きて 心底学んだのはそれぐらい
自分の耳目 じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある 倚りかかるとすれば 
それは 椅子のせもたれだけ
「倚りかからず」より)

茨木さんがハングルを学んで10年を経て書いた「ハングルへの旅」のあとがきには、こうあります。

隣国語の魅力、おもしろさに、いろんな角度から光をあてて、
日本人、特に若い人たちに「私もやってみようかな」と、ふと
心の動くような、いわば誘惑の書を書きたかったのである。

私はその誘惑の書を応援歌にして、いまでも韓国語を学んでいます。韓国語の言霊が私を茨木さんにめぐり逢わせてくれたのだと思っています。
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