司法書士のオシゴト

会社にかかわる登記を中心に素朴なギモンにお答えします♪ 

商号と外字 その4

2013年04月19日 | 商業登記

おはようございます♪

昨日は失礼いたしました。
ホントは、猫のコトはちょっとだけにしておこうと思ってたのですけれども、猫バカなんで。。。あれっ!?。。。気付いたら、1日分の分量になっておりまして。。。ハハハ。。。

。。。。というワケで、今日は一昨日の続きになります。

外字が使われている商号。。。
法務局にお電話したのですが、初めは上手くハナシが伝わらず、登記記録を見ていただいてのですが、それでも上手く伝わらず。。。
「ソコの横棒が突き出てますでしょ!?2本。。。」というような説明をし、じ~っと見て(←見えないケド、たぶん)、やっと「あぁ~っ!ホントだね~♪」。。気付いてくださいました。

つまり、モノを見ていてさえ、外字と分からないようなビミョ~な外字なワケです。

そして、「会社はその字を使っているつもりがない」 ので、とりあえず、コンピュータ化の際の移記ミスかどうかを確認したいのですが。。。と申し上げますと。。。

「確認はしますけどね。。。でもさぁ~、わざわざ外字で移記しているワケでしょ? 逆なら分かるケド、ちょっと考えにくいよね。」と仰る。
う~ん。。。ごもっともなご意見です。

で、結果。
推測どおり、移記ミスはございませんで、移記前の閉鎖登記簿も外字が使用されていた、とのことでした。

そこで、どこから外字が出てきたのか。。。と考えてみました。
あ、これはワタシの勝手な推測なので、合っているかどうかは分かりません。

一つは、手書きの商号資本欄を移記した時に間違えた可能性。
ワタクシがオシゴトを始めた頃は、まだまだ手書きの登記簿が多かったんですよね~。。。
んで、良くあったのは、「巳」と「己」と「已」。
くっついてるの?離れてるの?ちょっと離れてるの????

ま、コレ、多くは取締役のお名前だったんですけれども、手書きの加減で違う字であるように見えるモノも。。。^_^;

なので、今回の字も、手書きしたときに棒がチョットはみ出した。。。で、それ以降は、その字になってしまった。。。というコトなのかも知れません^_^;

そして、もう一つ。

こっちの方が説得力があるような気がするのですけれどもね。。。
常用漢字というのは、今と昔は違いますよねぇ~。。。
昔は常用漢字だったけど、今は違う字。。。イワユル 「旧字」ってヤツです。

勉強不足なモノで、「誤字・俗字」と「旧字」の違いは良く分からないのですけれども。。。^_^;
(ご存じの方、教えてください m(__)m)

例えば、昔のくさかんむりは「+ +」、昔のしめすへんは「ネ」じゃなくって「示」だった。。。

今回もですね。。。漢和辞典を調べてみましたら、ドンピシャ!
問題の外字は「旧字」でございました。

つまり、設立した頃は「常用漢字」だったのに、いつの間にやら常用漢字ではなくなってしまった。。。ケド、登記簿上はずっとその字が残ってしまった。。。で、見た目は違いが良く分からないので、会社のヒト達は旧字が使われてるとは知らず。。。

というコトなんじゃないかなぁ~。。。?との結論に至りました。
。。。じゃ、間違ってなかったってコト?
そうそう。。。そうなんじゃないかと。。。。^_^;

。。。で、まだ続きます。
また来週~♪

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