おはようございます♪
あらっ?と思ったら、ゴールデンウィークに突入しておりまして。。。
猫のオモチャをたんまり買い込んでありますんで、遊んで貰って(?^_^;)おります。
では、先週の続きです。
ワタシ共のオシゴトは、常にヒトの氏名と関わっておりますんで、漢字に関してはかなり敏感になっております。
良くある字に関しては、条件反射的に確認する癖がついちゃっているくらいです。
(「でも、この前の外字には気づかなかったんでしょ!?」って突っ込まないでね♪^_^;)
ただし、ワタシのようなオシゴトですと、商業登記がらみがホトンドですから、最近では珍しい字に遭遇することはほぼございません。。。
しかも、取締役会設置会社の取締役や監査役に関しては、公的な証明書(住民票や印鑑証明書)を確認する必要はなく、基本的には議事録に記載されたとおりに登記しますので、実際にはすんごい珍しい字があったとしても分からない。。。ですしね。
ですので、先週の記事に書いたようなコトはモチロン必要な知識ではありますが、実務上はもっと重要なコトがございますよね♪
先日、代表取締役が交代した会社サンのこと。
株主総会で取締役に選任され、直後の取締役会で代表取締役に選定されました。
そのヒト、仮に「高田」さんとしましょう。
株主総会議事録や取締役会議事録は「高田何某」と記載しておりましたが、実際に印鑑証明書を入手してみたら、「田」さんだったワケです。
さぁ大変!
議事録には通用字体の「高田」と書いてあり、押印も済んでいます。
さて、この場合どうすれば良いでしょうか????
「議事録を訂正しなきゃダメですかぁ~!?」(←訂正したくないんだけど。。。)
というのが、良くあるハナシです。
或いは、そもそも通用字体でない字が含まれている、ってことに関係者一同気づいてなくて、ワタシ共に印鑑証明書が届いて発覚した!なんてコトもあります。
さらには、代表取締役の交代に際して、取締役会議事録には出席取締役・監査役の実印を押印しなければならないケースなので、印鑑証明書を入手したところ、すでに登記された(平)取締役の氏名が登記された字とは違ってた。。。というコトが発覚! なんてコトもあります。
。。。。で、こういう場合(登記前に発覚した場合)。。。
まずは、「どの字で登記をするのか」を決めていただきましょう。
今回のケースでは、高田さんは、通用字体で登記することもできるし、戸籍上の字(はしごだか)で登記することもできますから、どちらで登記するのかを判断していただくコトになるワケです。
しかし、会社の担当者としては、役員サンの氏名ですから、勝手に通用字体に引き直す。。。なんて、怒られやしないだろーか?と思うようです。
なので、まず、ご本人が通常どちらの字を使っているのか、という点を確認してもらうのですが、ご本人に聞く以外にも、いくつかの判断材料があります。
例えば、就任承諾書。自署をする際にどちらの字を書いているか。。。これで、通常そのヒトが使っている字が分かります。
例えば、印影。印影が通用字体でしたら(←三文判じゃなくって、ご本人が作ったような印鑑)、ご本人は、普通、通用字体を使っているだろう。。。というコトが分かります。
例えば、名刺。名刺にどちらの字が記載されているかで、ご本人が通常使用される字が分かります。
もちろん、ご本人に確認できる状況であれば、確認するコトも必要でしょうし、ご本人の希望とは別に会社としての方針(←必ず印鑑証明書通りの字で登記する or 必ず通用字体に引き直す)がある場合もあります。
ま、ワタシ個人としては、特に入力の際に「外字」になってしまう字に関しては、通用字体(この前の「麹」みたいな字は除いて)で登記することをお勧めしています。(ちなみに「はしごだか」は外字ではありません(ただし機種依存文字です)。)
順序立てて考えてみると、それなりに説明が難し~な~。。。^_^;
続きはまた明日♪