BS12で放送中の「ゲゲゲの女房」が面白いです。これは2010年度上期の朝ドラで、結構人気があったというかそれまで低迷してたのがこの作品以降人気が持ち直したという印象です。とはいえ、私は当時はまったく見ておりませんでした。
水木先生の「昭和史」は読んだし今も文庫で手元にあるので、結婚当時のエピソードはどうだったかと見直したら、かなりサラッとしてますね。奥さんは背が高かったというより写真で見たら顔が長かったが、お見合いの席では隣のお父さんの方がもっと長かったのであまり気にならなかったとか。
この「ゲゲゲの女房」は奥さんの自伝が原作ですが、私はそちらは読んでおりません。昭和史によると二階に間借り人がいたのは結婚前からだし、新婚早々兄夫婦が風呂に入りに来たとか、原稿料で自転車買って貰ったとかそういうエピソード出てこないので、そのあたりは原作にある話なのか、あるいはドラマとしての脚色なのかは不明。
あとは、近所の貸本屋の松坂慶子の一家とか商店街の人たちもどこまでが実在なのかも不明。まあ、そこは原作読めばわかりますが、ドラマ終わったら読んでみようかと思います。
今はようやく8週目で、貸本マンガがウケず苦労した中で読者の要望もあって墓場鬼太郎を本格的に描き始めるあたり。ただ、昭和史によると長女が生まれる時も金策に走り回ってて、休みなしで働いてるのに窮乏し奥さんの着物まで全部質入れしている生活で社会を恨み「悪魔くん」を考えだしたりしてるので、まだまだ当分生活は楽にならないですね。
なお、松下奈緒にはこれまで反応したことなかったのですが、このドラマで見るとすごく可愛らしいですね。背が高すぎて婚期が遅れたという役柄はバッチリで、まさにこの人のためのようなドラマ。
そして、この原作がドラマとほぼ同時期に映画になってたとは知りませんでした。主演は吹石一恵だったそうですが、世の中知らないことが多いですね。映画は別に見たくないけど。
父は大阪大学法学部を卒業後、住友銀行に入行し、三井住友銀行で執行役員、三井住友DSアセットマネジメントの社長・会長を務めた松下隆史さん。そういう家庭で育ったんですね。
39歳。まだ独身。勿体ないです。
身近にもいませんか?「この人が何でまだ独身なんだろう?」と思う例です。