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朝ドラ「オードリー」どうでしょう?

2024年04月06日 | ドラマレビュー・新着ドラマの話題

 BSでの朝ドラアンコールは今週から「オードリー」を放送中。これは2000年度後期の作品で、これの前が田畑智子主演の「私の青空」、次が「ちゅらさん」でした。

 主演は岡本綾で、この人はこのドラマでヒロインを努めたもののその後数年で引退しました。私はこのドラマを見てなかったのでどういう人かまったくわかりません。そういう事情のドラマが再放送というのも珍しいような気がします。

 Wikipediaによると、舞台は京都の太秦でヒロインは映画に人生を捧げていくストーリーとのこと。そして脚本は大石静。なんとヒロインのモデルも大石静だとか。ここだけ見ると当時は話題作だったのではないかと思います。

 それで実際のドラマがどうかというと、面白いか面白くないかというよりはかなり不快。理由は人間関係のわかりにくさ。

 1週目ではヒロインはまだ子供で、両親とともに京都の老舗料亭の離れで暮らし、父親は米国育ちでやたらと英語を話すお調子者、母親はやたらとプリプリして時に激高し、そこにヒロインを自分の手元において子供のように可愛がる料亭のおかみが絡みます。

 そのおかみと父親の関係が不明で、両親がなぜ結婚したのかもわからず、なぜ料亭の離れに住んでるのかもわからず。その父親が段田安則、母親は賀来千香子、料亭のおかみが大竹しのぶで、どの役も人物像が見えず誰にも感情移入はできず。

 段田安則の英語のセリフには字幕が付きますが、朝ドラでいちいちそれを読まねばならんのは面倒。そして、大竹しのぶがヒロインを勝手に自分の家に連れて行って部屋まで作り、ほぼ母親から奪っている状況がかなり不快なわけです。そこが見せ場なのかもしれませんが、わたしゃダメです。

 それでさらにWikipediaを見てみると、「主人公を巡る複雑な家族構成などが共感されにくかったことが災いしてか視聴率は伸び悩んだ」とあります。「災いしてか」とありますが、私には完全に災いしてます。1週目でこれなので継続するかどうかも微妙ですが、そこは岡本綾が出てきてから決めることにしましょう。

 あとは主題歌が倉木麻衣で「いかにも」という曲で、当時流行ったんだろうなという感じ。これもあまりドラマの雰囲気と合ってないように思われてしまうのがなんとも。

 これの前作の「私の青空」と次作の「ちゅらさん」はどちらも好評で続編も製作されたほどの人気でした。それを考えると、いかに実力のある脚本家の作品とはいえ人気が出るとは限らないという事ですね。もしかすると今後面白くなるのかもしれませんが、今のところわかりにくくて不快という印象。さて、私は継続できるのかどうか。