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ドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」終わりました

2021年06月29日 | ドラマレビュー
 なんとも不思議な味わいのドラマでした。原作はコラムニストというかラジオパーソナリティーというか作詞家というかのジェーン・スーさん。登場人物が少なく、主人公とその肉親のみを中心に話が進むというような説明では表しきれません。

 主演は吉田羊さんですが、ジェーン・スーさんのイメージを考えるとこれはなかなかのはまり役。そして、その20年前に亡くなったという母親役が富田靖子さん、主人公の若い頃を松岡茉優さんが演じるというと、もう私のためのドラマのようなものです。

 富田靖子さんが演じる母親は思い出の中では明るくて強い人だったのが、実は色々な面があったということがわかるのですが、最近見たドラマの中ではこの役が一番良かったような気がします。あまり登場場面は多くなかったのですが、何しろ故人の役なので写真での出演が結構。その写真がすごくよかったり。

 ジェーン・スーさんについては、私はTBSラジオでお昼の番組を始めるまでまったく知らなかったのですが、そこでの初登場の時から凄くしゃべりが上手だというので驚きました。最初に聞いた時から、そのラジオに向き合う真摯な姿勢には感心しました。

 あらためてプロフィールを見ると、今でこそ人気コラムニストで人気パーソナリティーと言われますが、決して勝ちっぱなしのコースを歩んできたわけでは無く、悩める若者が色々活動するうちになんとかやってきたという印象もあるので、そういう経験から人生相談とかできるのでしょうね。

 原作は読んだことないのですが、地上波でこういうドラマを作ろうと企画した人はえらいです。結構話題になってたように思いますが、キラキラした恋愛ドラマでなくとも受けるというのは歓迎します。見なかった人は、再放送がある際には是非どうぞ。それなりに心の準備は必要かもしれませんけど。