私達夫婦は映画が好きです。特に夫は学生時代からの大ファンで、退職してから暫く経ってからというもの、毎週テレビ番組の雑誌を買って来ては、テレビの番組を詳しく調べ、夜の七時のニュースの後は、見るべき番組の無い日とか、番組の空き時間に映画を見ます。 予め取り溜めたビデオであったり、それが無い場合は一週間分、まとめて近くのレンタルビデオ屋からDVDを借りてきて見ています。平均して一週間に3~4本位借りるでしょうか。
良い映画は何回みても感動し、それが実話の場合には尚更繰り返し見たりします。古い映画でも良いものは何度見ても感動します。特に心に残る作品に、「ビューティフルマインド」「クレーマー・クレーマー」「東京物語」「人間の条件」などがあり、三回以上は見ました。皆さんにもなじみ深いものかも知れませんが。
始めは何だか夜の時間をテレビと映画で過ごす事は、勿体ないような気がしていた私ですが、今ではすっかり虜になってしまい、借りる映画の選定も二人でするようになってしまいました。
ラッセルクロウが主演の「ビューティフル・マインド」は経済学者の主人公を支えて来た夫人の、実に忍耐強い大きな愛に依って、度々襲う統合失調症の幻覚、幻聴を乗り越えてノーベル賞を手にする実話ですが、本当に涙無しでは見られません。
最近のアメリカでは、直ぐに離婚するケースが増え、再々婚も珍しく有りません。或る意味では大人の身勝手で、子供達が犠牲になっている状態とも言え、それによって青少年の犯罪が増えているとも思えます。「クレーマー・クレーマー」の美しい父子の愛にも泣かされました。片親でも、強い愛に包まれて育つ子供は、きっと立派に成人すると思っています。
日本も少しずつアメリカナイズされて来て、離婚が増え、青少年の犯罪や犯罪の低年齢化が云われる様になって来て心が痛みます。
困難にぶつかった時や病める時こそ、お互いが助け合って乗り越えて行くのが夫婦の筈なのですが、それには愛情と忍耐力が必要です。そういった事を、良い映画は噛みしめるように教えてくれて、我と我が身の生き方まで教えられる思いです。
映画は私達にとって、愛情のすばらしさや、勇気の美しさ、ほのぼのとした癒しなど、加えてスリルとサスペンス等日頃不足しがちな感情を引き出してくれる有り難い存在になっています。
どの様な時間をもって一日を過ごすか、それは各人各様ですし、ひいては人生を左右することに繋がっていくわけですが、昼間はテレビと関係なく過ごすことの多い私達には、「映画って実にいいものですね」という映画評論家の声が聞こえて来るようです。
モーガン・フリーマンの柔和な瞳に引き込まれ映画に融け入る冬の一人居
(実名で某誌に掲載)
良い映画は何回みても感動し、それが実話の場合には尚更繰り返し見たりします。古い映画でも良いものは何度見ても感動します。特に心に残る作品に、「ビューティフルマインド」「クレーマー・クレーマー」「東京物語」「人間の条件」などがあり、三回以上は見ました。皆さんにもなじみ深いものかも知れませんが。
始めは何だか夜の時間をテレビと映画で過ごす事は、勿体ないような気がしていた私ですが、今ではすっかり虜になってしまい、借りる映画の選定も二人でするようになってしまいました。
ラッセルクロウが主演の「ビューティフル・マインド」は経済学者の主人公を支えて来た夫人の、実に忍耐強い大きな愛に依って、度々襲う統合失調症の幻覚、幻聴を乗り越えてノーベル賞を手にする実話ですが、本当に涙無しでは見られません。
最近のアメリカでは、直ぐに離婚するケースが増え、再々婚も珍しく有りません。或る意味では大人の身勝手で、子供達が犠牲になっている状態とも言え、それによって青少年の犯罪が増えているとも思えます。「クレーマー・クレーマー」の美しい父子の愛にも泣かされました。片親でも、強い愛に包まれて育つ子供は、きっと立派に成人すると思っています。
日本も少しずつアメリカナイズされて来て、離婚が増え、青少年の犯罪や犯罪の低年齢化が云われる様になって来て心が痛みます。
困難にぶつかった時や病める時こそ、お互いが助け合って乗り越えて行くのが夫婦の筈なのですが、それには愛情と忍耐力が必要です。そういった事を、良い映画は噛みしめるように教えてくれて、我と我が身の生き方まで教えられる思いです。
映画は私達にとって、愛情のすばらしさや、勇気の美しさ、ほのぼのとした癒しなど、加えてスリルとサスペンス等日頃不足しがちな感情を引き出してくれる有り難い存在になっています。
どの様な時間をもって一日を過ごすか、それは各人各様ですし、ひいては人生を左右することに繋がっていくわけですが、昼間はテレビと関係なく過ごすことの多い私達には、「映画って実にいいものですね」という映画評論家の声が聞こえて来るようです。
モーガン・フリーマンの柔和な瞳に引き込まれ映画に融け入る冬の一人居
(実名で某誌に掲載)