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信長焼き打ち免れた延暦寺瑠璃堂、初の内部公開 重要文化財、11月末まで

2020年10月05日 | 京都の寺社

初めての開扉を前に、本尊の前で営まれた法要



織田信長による焼き打ちを唯一逃れたとされる瑠璃堂



天台宗総本山・比叡山延暦寺(大津市)で、織田信長による焼き打ちを唯一免れたとされる瑠璃堂(重要文化財)の初の特別開扉が10月から、始まった。室町時代の建築様式を今に伝える建物で、本尊の薬師如来像を扉の外から参拝できる。

 今年は1571(元亀2)年の焼き打ちから450回忌の節目にあたることから、戦国武将が駆け巡った山の歴史に思いをはせる機会にしてもらおうと、延暦寺の西塔地域にある瑠璃堂内部を初めて一般公開することにした。

 堂内に記された昭和40年代の修復記録によると、瑠璃堂の草創期については不明で、建物の形式から室町時代後期の建築であることが推定されるという。薬師如来像も室町時代の作。天井には草花を描いた天井画が複数枚あり、柱の一部には彩色も残るなど、堂宇全体が比叡山の長い歴史をしのばせる。

 今出川行戒参拝部長は「歴史のロマンに思いをはせると同時に、平和のありがたさや感謝の気持ちを感じてもらえれば」と話している。

 公開は11月30日まで、西塔地域では釈迦堂の内陣特別公開も行っている。いずれも諸堂巡拝料が必要。

(京都新聞社)












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