京都市が市営バスと地下鉄の利便性について利用者にアンケート調査を行った結果、バスの運行本数の増加や混雑緩和などを望む声が強いことが分かり、市は来年度からの経営計画に反映させたいとしています。
京都市は、市営バスと地下鉄の来年度から10か年の経営計画をまとめるため、去年12月に、利用者およそ6500人を対象にアンケート調査を行い、このほど結果をまとめました。
それによりますと、充実を望むサービスについて尋ねたところ、バスでは▽「運行本数の増加」が最も多い29.4%となり、▽続いて「車内の混雑緩和」が26.8%、▽「ダイヤ通りの運行」が21.5%などとなりました。
また、地下鉄では、▽「現状で満足している」が31.5%と最も多く、▽「運行本数の増加」が17.5%、▽「駅構内やトイレの美化」が17%などとなりました。
京都市では、バスに後ろから乗って前から降りる今の方式を改めて後ろの客も降りやすい「前乗り後ろ降り」の方式を来年3月から一部の路線に導入して混雑の緩和に取り組むほか、今回の調査結果を新たな経営計画に反映させて市民や観光客の利便性の向上に努めたいとしています。
NHK