半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

無農薬野菜

2009年12月07日 | 食べもの
 就職することになった会社で、ちらりとお手伝いに行くと気づくのですが、無農薬野菜って、別に虫食いじゃないんですね~

 最近、ある本を読み進めているんですが、きっちり土が出来ていない畑だと、未熟堆肥などがアンモニア臭など虫を呼び寄せて、虫が必要以上についてしまうそうです。一方、きちんとした土の畑であれば、一定以上は虫が増えず、例えばキャベツでも、外側の数枚にある程度穴が空いても、中までは虫はいかず、バランスが取られるそうです。

 化学肥料や未熟堆肥などをたくさん使っている野菜であれば、大量に蛾などが卵を産みつけて、虫食いになりますが、それでも、それは「毒素」があるところで、それを食べた青虫が、きちんと成虫になって次に子孫を残せるのはごく一部だそうです。蛾は、1週間に1回脱皮して、1ヶ月で成虫になるそうですが、それまでに、野菜の毒素を食べてくれるっということです。

 先日の有機農家の集まりで聞いた、「慣行栽培と減農薬は限りなく近くて、無農薬とは次元が違う」という話を思い出しました。
→http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/d/20091127

 この化学肥料や農薬を、この時期に、この作物にはこれだけ使いなさい、と国をあげて指導したのは、戦後のこの数十年であって、それ以前は、無農薬なんて当たり前だったわけです。

 世の中、どうしても不況で、財布の紐も固く、野菜は「見た目と量と値段」で市消費者は選んでしまいますし、「有機は虫食いが仕方ない」と思っている人も多いわけですが、実際は、そうじゃないんじゃないか、と思います。

 生きる上で、一番大切なのは「食」であって、「やっぱり、おかしいんじゃない?」と思った疑問を、日々の忙しさの中で忘れて行くのではなく、「やっぱり、虫が食べて子孫を残せなくなってしまう野菜。虫を殺す農薬をかけて見た目をよくしている野菜。そんな野菜を子供や自分が毎日食べていていいの?」といった思いを「当たり前」に持って、無農薬・無化学肥料の野菜を食べるべきなんじゃないか、と思うわけです。

 ちなみに、有機野菜が本当に良いか、というと、それは怪しいので。。。特に、牛糞使っている有機野菜は、大抵、やばい、って思った方が良いみたいです。
 詳しくは→http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/d/20090827

 基本は、植物性堆肥、ですね。
 
 素人は、落ち葉拾ってきて発酵させて、、、ですが、プロは、例えばカビやニンジン酵素や、乳酸菌などを使って、色々な有機堆肥を作って、連作でも大丈夫にしています。そこまでは、とても素人は無理ですが、単に牛糞入れるだけの素人農家より、長年やってきた無農薬農家の野菜を食べる、、、か、自分でやっぱり作るのが良いのでしょうね~

 生きる上で最も大切な「食」を、大手メーカーや大手流通に「提示されたものから選択する」だけの生活は、とっても危険、という意識をみんなで持っていきましょうね。
 
コメント
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