今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です。
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今年ももうすぐ終わりです。
みんなの農村ネットワークを設立したのは原発事故がきっかけで2011年10月ですので、今年で11年目に入りました。
あの頃に比べると本当に去年から今年は劇的に時代が変わったな~と思います。世の中の人がこれほど環境問題に関心を餅、一次産業に興味を持ち、産直野菜が賑わいを見せ、農村体験教室に参加申込みが殺到する時代が来るとは思っていませんでした。
それほど一気に地球環境がおかしくなったこと、そしてコロナで生きる事そのものの見直しが始まったのでしょうね。
会社員や一般の勤め人と違い、農業に携わると1週間という単位では無く1年が生活の単位になります。冬にほっと一息つきつつ春に種を蒔き、夏~秋に草取りや収穫に励み、また冬を迎える。1年の積み重ねが人生となります。
私が11年前、この道に入る時に気づいたのは「生きるとは生活することなんだ」という事でした。
TVやメディア、SNSといった外から与えられた情報に反応する事を中心にしている人達と、自然に沿って生活を全うしている人達では生き方が違うと思います。生き方が違うと思想も変わり、人間も自然の一部、自然があるから人間は生きて行ける、という事が当たり前になります。
まだまだ都市部と農村の認識の差は大きいですが、農村への関心はますます高まると思います。その流れを作る一翼を担えるよう力を尽くして行こうと思います。引き続きの応援、宜しくお願い致します。
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