「ワクチン2回の陽性率、半数世代で未接種上回る 厚労省再集計で判明』という記事が日経に載っていました。
コロナワクチンについては、賛成派と反対派がまるでヒステリーみたいに戦っているので、私は一歩引いて見ております。テレビでも、たまに副作用で困っている映像が流れたり、でも8割はワクチン促進の映像であったり。
そんな中で、岸田さんが「感染を防ぐ」という事を言っているし(感染を防ぐのではなく発症や重症化リスクを低減する可能性がある)、まあ、日本特有の「雰囲気」作りばっかりで、理路整然と説明出来る人が少なすぎて、まあ、一歩引いているのです。
で、日経さんは経済新聞なので、最近は「出口無きコロナ戦略」みたいな風潮になっていて、「出口戦略を早く示しなさい」という論調が多くなってきました。
その流れで、今回の記事は「40代~70代までで言えば、2回摂取済みの人の陽性率が未接種の人より上回った」そうな。
言いたいことは「ワクチン打った方が陽性率が多いというのはどういうこと?」ということですが、もう1つの問題はそのデータが、「データ集計法を修正したら発覚した」というところ。
厚労省が今までは「未記入、摂取済みと答えても日付未記入者は全部未接種にカウント」していたそうで、それをもとに「未接種の方が陽性率が高い」というデータが出来上がり、そのデータを根拠に「ワクチンを打ちなさい」という話になっていたわけです。
それを、外部から指摘を受けて集計しなおしたら判明したそう。「ねつ造じゃないか?」と言われますね、普通の一般会社なら。
まあ、それはともかく、ワクチンを2回打った人の方が未接種の人より陽性率が高い原因は不明で、抗体がかえって免疫細胞などに感染を促進するAEDという現象が起きているかもしれないとか。
まあ、そもそもの陽性率という指標が欧米はともかく日本には意味をなさないと思いますが。
それはそうと、ロシア石油輸入ストップを議論していたEU首脳会合ではもうみんなノーマスクでしたね。あれを見て、「日本もそろそろ落ち着いて欲しいものだな~」と思いましたが、スペイン風邪は4年後ぐらいに再び第二波のビックウェーブが来たらしいですし、どうなんでしょうね。
ワクチンは対処療法ですし、結局、アジア人のファクターXは見つかっていないのでしょうから、最終的には集団免疫を獲得するしかないわけですよね。
と書いていて、イギリスの初期始動の「集団免疫を獲得する」といってあえて放置した結果、無茶苦茶ひろがって失敗した、あの施策を思い出しました
正しくたって、目の前で多くの死亡者が出て重症患者が増えて病院経営も破綻していたわけで、まあ、目の前の問題に処理しないと袋だたきに会うのが国政ですからね。政治家は本音と建て前を上手くつかいこなさないといけないわけですが、コロナはその顕著な対象で、政治家の中には「ワクチンってあまり意味あるとは言えないけど、それしか言うことないしね」という事でワクチン施策にのっかっていた人もいるでしょうし、難しいですよね~。
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