半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

キアゲハと人参

2016年09月03日 | 農的体験・生活
私は毎年「黒田五寸」という人参を作っています。

昔からある人参で、今は、「向陽2号」というのが世の中に出回っている主力なのですが、どの農家さんに聞いても「やっぱり、黒田が一番うまいよな」と言います。

黒田は柿のように食感がカキっとしていて、味も柿のようで、本当に美味しいんです

しかし、割れやすく、肩のところが赤色になる病気になりやすかったり、種まき時期が限られているなどあって、今は作る人がほとんどいません

でも、家庭菜園なら作れるので、私は毎年せっせと作っているわけです。

そして、種を1日水に浸けて太陽熱消毒したところにまけば、発芽が難しいと言われている人参ですが、私は問題なく毎年きちんと発芽して豊作なんです

今年は7月末に蒔きました。
台風でちょっとヨレヨレになってしまったのもありましたが、全体的に順調に育っています


ただ、虫の被害がいつもよりひどいんです。こんな感じ。。。


ニンジンにつく虫は決まっています。
それは「キアゲハ」です。

8月中旬に間引きをしていたのですが、お腹をパンパンにした成虫が卵を産みに飛来していました。

こんな時期に珍しいな、と思い追い払っているのですが、もう、必死で産み付けるんですね。

そしてこんな卵があちらこちらに。
これを放っておいたのがいけなかったのですね。


そして、ここ最近は葉っぱの食害あひどいので、手でバシバシ獲っています。

卵も目についたらとっているのですが、孵化したばかりの黄緑色の芋虫のような体長5ミリぐらいのは、さすがに見つけられません。

2回ぐらい脱皮するとこういった黒いのになるのですが、この辺りから目でみつけて獲っています。


そして最後の方では、こういった緑黒のシマ模様のやつになります。
虎と同じで、こういった強烈なシマ模様の方が、緑の人参の葉っぱに上手く隠れて、素人だとパッとは見つけられないんですよね。


こんなのを昨日30匹ぐらいとりましたが、今日はまた20匹ぐらいとりました。

家庭菜園ですからこんなことが出来ますが、プロ農家はとてもできませんよね

今のまだ葉っぱが小さい時期にこんなについたのは初めてです。
いつもは、もうちょっと大きくなってからつくので「まあ、大した害でもないし」と放っておいて大丈夫だったのです。
むしろ、近くの畑で葉っぱに殺虫剤を撒いている農家さんをみると「別にそこまでしなくてもいいのにね」と思っていたのです。

しかし、まだ生育途中の今の時期にこれだけつくと、さすがに「こりゃ大変だな」と思ってしまいます

温暖化のせいなのか、今年は真夏になって出る虫が、6月にもう出てきた、とピーマン農家やししとう農家がびっくりしていました。

同じように、私もいつもより早めに出てきているキアゲハにちょっと驚いています
コメント
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