モンサント関連で、興味深い記事&映像を見つけました
たまたま、FB経由で見つけたページにあったYOU-TUBEの映像です。
モンサントはご存知の人も多い「除草剤ラウンドアップ」と「ラウンドアップに耐性がある遺伝子組み換え種子」や「自殺する種」を特許で固めて販売する世界最大級のバイオ企業です。
そういえば、私は昨年6月、原発でどたばたしている時に「日本でも使用許可してね」という申請が出てきたことをブログに書いていましたね。
→コチラ
そんなモンサント社が、あるサイトから「2011年の最悪の企業」に認定されたそうです。笑わざるを得ません
→コチラ
このリンク先のページに貼られていたYOU-TUBEの映像2つを観て、久々に感心してしまうぐらい「頭おかしいほど凄いな、この会社」と、思ってしまいました
遺伝子組み換え作物については、原発問題と同じで、「自分たちの子孫にどういった世界を残すか」といった視点で関わらなければいけない問題だと思います。
ということで、朝の4時過ぎからついつい観てしまった映像2つをざっくり紹介します。関心がある人は観てみて下さい。
1つは、アメリカのニュース番組の話です。
フランス、ハンガリー、ペルーは「モンサントにNO」を言ったそうですが、特にフランスに対して、モンサント、あるいは米国政府がEU全体に「モンサントNO」の影響が広がるのを恐れて、フランスに制裁を加えようとしているそうです。(といっても少々昔のニュースなのですが)
で、フランスで、なぜNOとなったのか?
それは「健康に害を及ぼす」というデータが出てきているからです。
遺伝子組み換え大豆を食べたネズミは、3世代内で子供が出来なくなるというデータがでている、とか、遺伝子組み換えコーンを食べたネズミに免疫反応が出て、内臓疾患、特に肝臓と腎臓の細胞がおかしくなり、酵素のレベルもおかしくなったとかのデータが出たのです。
そのため、フランスは「NO」を打ち出したそうです。
(そういえば、携帯電話の電波の害を理由に若年者に使用規制だしたのもフランスでしたね。)
また、このニュースで取り上げられているポイントの1つとして、1992年にアメリカでモンサントの遺伝子組み換え種子を承認した「背景」の問題を伝えています。
それは、モンサント社(企業側)とそれを認めるかどうかを判断する規制監督局側(アメリカ医薬品局)の両方が、マイケル・テーラーという同一人物ということ。
マイケル・テーラーさんという人は、モンサント社の弁護士であった人が、アメリカ食品医薬品局に入って、1992年に遺伝子組み換え食品を承認しているんです。
で、監督局側で承認した後、またモンサント側の人間に戻っている。
こんなことがまかり通るのがアメリカの凄いところ
と思いましたが、良く考えてみると、わが祖国日本の東電(企業側)と原子力保安委員会(監視側)が「同じ東電の人」というのと一緒ですね。。。
6分ほどの番組です。是非ご覧下さい。
→コチラ
さて2つめの映像です。
上記の映像を見ると、続けて「モンサントと闘ったカナダのナタネ農家さん」の映像が出てきます。私も以前聞いたことがある話なので、業界では有名な方なはずです。
こちらは、少々長いのですが、私が言うのもなんですが「非常に良く出来ている」番組です。
カナダでは、1996年にモンサント社の「遺伝子組み換え種子」が承認されて入ってきました。
50年間、土地にあった品種改良をしてきた篤農家のパーシー・シュマイザーさんの隣の農家でも、モンサント社の種を使い始めました。
その結果、パーシーさんの畑に種が飛んできて、交配が起こってしまいました。
パーシーさんからすると、「畑が遺伝子組み換え作物で汚染」され、50年間続けてきた品種改良をぶち壊され、大きなショックを受けたそうです。
ところか、、、モンサントはパーシーさんを訴えたのです。
「われわれの種の遺伝子は『特許』を取ってある。それを勝手に栽培した。つまり、『特許侵害だ』」と。
「風に種が飛ばされて自然に生えたのだろうが、交配したのだろうが、経路は関係ない、ラウンドアップに耐性がある遺伝子そのものが知的所有権だ」という論調です。
意味がわかりませんよね?
パーシーさんは、50年間かけて、その土地にあった病害虫に強い種を品種改良してきたんです。そこを汚染したのだから、パーシーさんが訴訟をするのはわかりますが、モンサント社が、逆にパーシーさんを「特許侵害」で訴えたんですよ?
土地や農機具の差し押さえや、100万ドル以上の賠償金の訴訟を起こされ、7年間争われ、最高裁までいったそうです。
パーシーさんの主張はこうです。
・農民の権利として、自分の種を改良する権利がある
・根本的に生命に特許を与えるのはおかしい、不可侵だ
裁判所は最終的には「遺伝子に対する特許権」は認めたうえで、生命体に対する特許権は議会に差し戻し、モンサント社の賠償請求は棄却したそうです。
しかし、その2年後、また畑に遺伝子組み換えの種がパーシーさんの畑に混入していたのでモンサント社に除去するよう依頼したところ
・今後一切モンサント社に対する訴訟をしないこと
・モンサント者に対する言論も制限すること
・こういった合意内容を口外してはならないこと
という条件をつけてきました。
そんなのはNOだといって、自分たちで除去しようとすると「あなたの畑にあっても、それはあなたの作物ではない。あなたに処分権は無い。特許侵害だ」と言ってきたそうです。
その後、「道を歩く時は気をつけろ」といった脅迫、家の周りで監視され続けるといった精神的嫌がらせ、など多数あったそうです。
パーシーさんは言います。
・種子、生命体は誰もが侵してはならない
・誰もが健全な食べ物を得る権利がある
・農民は種を品種改良したり、交換できる権利がある
・遺伝子組み換えの作物から守られる権利がある
・食糧と種の未来を独占させてはいけない
現在、コーン、菜種、大豆、綿が遺伝子組み換え作物として認められてしまっていますが、一度混入した遺伝子組み換え作物は除去できないため「警告」が科学者から発しられ、米と小麦については大反対が起きて今の所、ストップされているそうです。
非常にまとめられたニュース映像だと思います。
時間があれば観てみましょう。
→コチラ
たまたま、FB経由で見つけたページにあったYOU-TUBEの映像です。
モンサントはご存知の人も多い「除草剤ラウンドアップ」と「ラウンドアップに耐性がある遺伝子組み換え種子」や「自殺する種」を特許で固めて販売する世界最大級のバイオ企業です。
そういえば、私は昨年6月、原発でどたばたしている時に「日本でも使用許可してね」という申請が出てきたことをブログに書いていましたね。
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そんなモンサント社が、あるサイトから「2011年の最悪の企業」に認定されたそうです。笑わざるを得ません
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このリンク先のページに貼られていたYOU-TUBEの映像2つを観て、久々に感心してしまうぐらい「頭おかしいほど凄いな、この会社」と、思ってしまいました
遺伝子組み換え作物については、原発問題と同じで、「自分たちの子孫にどういった世界を残すか」といった視点で関わらなければいけない問題だと思います。
ということで、朝の4時過ぎからついつい観てしまった映像2つをざっくり紹介します。関心がある人は観てみて下さい。
1つは、アメリカのニュース番組の話です。
フランス、ハンガリー、ペルーは「モンサントにNO」を言ったそうですが、特にフランスに対して、モンサント、あるいは米国政府がEU全体に「モンサントNO」の影響が広がるのを恐れて、フランスに制裁を加えようとしているそうです。(といっても少々昔のニュースなのですが)
で、フランスで、なぜNOとなったのか?
それは「健康に害を及ぼす」というデータが出てきているからです。
遺伝子組み換え大豆を食べたネズミは、3世代内で子供が出来なくなるというデータがでている、とか、遺伝子組み換えコーンを食べたネズミに免疫反応が出て、内臓疾患、特に肝臓と腎臓の細胞がおかしくなり、酵素のレベルもおかしくなったとかのデータが出たのです。
そのため、フランスは「NO」を打ち出したそうです。
(そういえば、携帯電話の電波の害を理由に若年者に使用規制だしたのもフランスでしたね。)
また、このニュースで取り上げられているポイントの1つとして、1992年にアメリカでモンサントの遺伝子組み換え種子を承認した「背景」の問題を伝えています。
それは、モンサント社(企業側)とそれを認めるかどうかを判断する規制監督局側(アメリカ医薬品局)の両方が、マイケル・テーラーという同一人物ということ。
マイケル・テーラーさんという人は、モンサント社の弁護士であった人が、アメリカ食品医薬品局に入って、1992年に遺伝子組み換え食品を承認しているんです。
で、監督局側で承認した後、またモンサント側の人間に戻っている。
こんなことがまかり通るのがアメリカの凄いところ
と思いましたが、良く考えてみると、わが祖国日本の東電(企業側)と原子力保安委員会(監視側)が「同じ東電の人」というのと一緒ですね。。。
6分ほどの番組です。是非ご覧下さい。
→コチラ
さて2つめの映像です。
上記の映像を見ると、続けて「モンサントと闘ったカナダのナタネ農家さん」の映像が出てきます。私も以前聞いたことがある話なので、業界では有名な方なはずです。
こちらは、少々長いのですが、私が言うのもなんですが「非常に良く出来ている」番組です。
カナダでは、1996年にモンサント社の「遺伝子組み換え種子」が承認されて入ってきました。
50年間、土地にあった品種改良をしてきた篤農家のパーシー・シュマイザーさんの隣の農家でも、モンサント社の種を使い始めました。
その結果、パーシーさんの畑に種が飛んできて、交配が起こってしまいました。
パーシーさんからすると、「畑が遺伝子組み換え作物で汚染」され、50年間続けてきた品種改良をぶち壊され、大きなショックを受けたそうです。
ところか、、、モンサントはパーシーさんを訴えたのです。
「われわれの種の遺伝子は『特許』を取ってある。それを勝手に栽培した。つまり、『特許侵害だ』」と。
「風に種が飛ばされて自然に生えたのだろうが、交配したのだろうが、経路は関係ない、ラウンドアップに耐性がある遺伝子そのものが知的所有権だ」という論調です。
意味がわかりませんよね?
パーシーさんは、50年間かけて、その土地にあった病害虫に強い種を品種改良してきたんです。そこを汚染したのだから、パーシーさんが訴訟をするのはわかりますが、モンサント社が、逆にパーシーさんを「特許侵害」で訴えたんですよ?
土地や農機具の差し押さえや、100万ドル以上の賠償金の訴訟を起こされ、7年間争われ、最高裁までいったそうです。
パーシーさんの主張はこうです。
・農民の権利として、自分の種を改良する権利がある
・根本的に生命に特許を与えるのはおかしい、不可侵だ
裁判所は最終的には「遺伝子に対する特許権」は認めたうえで、生命体に対する特許権は議会に差し戻し、モンサント社の賠償請求は棄却したそうです。
しかし、その2年後、また畑に遺伝子組み換えの種がパーシーさんの畑に混入していたのでモンサント社に除去するよう依頼したところ
・今後一切モンサント社に対する訴訟をしないこと
・モンサント者に対する言論も制限すること
・こういった合意内容を口外してはならないこと
という条件をつけてきました。
そんなのはNOだといって、自分たちで除去しようとすると「あなたの畑にあっても、それはあなたの作物ではない。あなたに処分権は無い。特許侵害だ」と言ってきたそうです。
その後、「道を歩く時は気をつけろ」といった脅迫、家の周りで監視され続けるといった精神的嫌がらせ、など多数あったそうです。
パーシーさんは言います。
・種子、生命体は誰もが侵してはならない
・誰もが健全な食べ物を得る権利がある
・農民は種を品種改良したり、交換できる権利がある
・遺伝子組み換えの作物から守られる権利がある
・食糧と種の未来を独占させてはいけない
現在、コーン、菜種、大豆、綿が遺伝子組み換え作物として認められてしまっていますが、一度混入した遺伝子組み換え作物は除去できないため「警告」が科学者から発しられ、米と小麦については大反対が起きて今の所、ストップされているそうです。
非常にまとめられたニュース映像だと思います。
時間があれば観てみましょう。
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