中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。
多摩丘陵ではキジムシロが多いが、キジムシロに似た花を付けるツルキンバイは富士山のふもとに群生していた。
ミツバツチグリやテリハキンバイなども葉や花が類似しており、慣れないと見分けが付かない。花の付き方、葉や鋸歯の形、毛の生え方などからツルキンバイ と見ている。明日から田舎に2~3日行ってきます。季節遅れの春の花も咲いていると思いますが、時間がとれるかどうか。
蔓金梅/バラ科/キジムシロ属。
山野の林内に生える多年草。葉は3小葉で長い花茎の先に黄色で直径1.5~2cmの花を数個付ける。
名前の由来:蔓性でウメに似た黄色の花を付けることからこの名が付いた。
花期:4~6月。
【山野草の索引へ】
鶴の舞う姿と山野草の姿は少し違和感はあるが、小さな可愛い白い花と端正な葉の姿はマイズルソウの名に相応しい。
地下茎が広がり群生地を造るというが、一度見てみたいものである。
舞鶴草/ユリ科/マイズルソウ属。
山地から高山帯に生えるユリ科の多年草。
茎は高さ10~25cmで、茎頂に白い小さな花を総状に付ける。根茎は地下をはい繁殖する。
名前の由来:2枚の葉が開いた姿が鶴が舞う姿に似ていることからこの名が付いた。
花期:5~7月。
【山野草の索引へ】
別名カモミールなどという洒落た名前も貰っているが、咲き進むにつれ、白い舌状花に囲まれた中央の管状花の部分が盛り上がってきて可愛らしい。いま庭で満開である。
(花の拡大)
加密列/キク科/カミツレ属。別名カモミール、カモマイル。
日当たりのよい所で栽培される一年草。葉はコスモスに似て細裂し、中央部に多数の黄色い管状花と周辺部に白色の舌状花を付ける。
ヨーロッパでは薬草として知られている。
花期:5~10月。
【山野草の索引へ】
オダマキ、ヤマオダマキ、ミヤマオダマキの区別は良くわからない。庭にはオダマキが数種類あるが、草丈の15cm位の短いものもある。
下の写真はミヤマオダマキとして知人から貰ってきた。草丈は10cmほどである。
(全開少し前)
深山苧環/キンポウゲ科/オダマキ属。
高山に自生する多年草。園芸品種はミヤマオダマキの改良品種である。
名前の由来:深山に生えるオダマキからこの名が付いた。またオダマキは苧環という糸を巻きつけたものをいう。
花期:5~6月。
【山野草の索引へ】
多年草なので鉢の中には必ず芽を出すし、種子が飛んで思わぬところに生えてくる。草丈も20cmから60cmまでいろいろで、原種、園芸種の見分けもできない。草丈の低いものはミヤマオダマキかも知れない。
その昔、静御前が「しずやしず、しずのおだまきくりかえし・・・」と唄った故事に登場する花である。
(赤茶色) (うすい青色)
(ミヤマオダマキかも?) (これもちょっと違う)
苧環/キンポウゲ科/オダマキ属。
ヤマオダマキとミヤマオダマキの園芸種と考えられる。セイヨウオダマキを含め園芸種が多い。
名前の由来:紡いだ麻糸を巻く苧環に似ていることからこの名が付いた。
花期:4~6月。
【山野草の索引へ】
トキソウの可憐な花姿と違ってはいるが、タイリントキソウが開花すると周りが明るくなるようだ。
鮮やかな色を持った大輪のランは、それだけで存在感が充分にある。
大輪朱鷺草/ラン科/プレイオネ属。
台湾などを原産地とするラン科の多年草。別名タイワントキソウ。
日本のトキソウとは大きさや形がかなり異なる。5枚の花びらと一つの唇弁の花で、唇弁の中に茶色の斑紋がある。
名前の由来:トキソウに似て花が大きいことからこの名が付いた。
花期:4~6月。
【山野草の索引へ】
数年前に知人から貰ったが、花を見るほどには大きく育たなかった。葉の広さが一回り広いことからキエビネと期待していたが、今年ようやく花が咲いた。
6花しか付かず鈴なりとはいえないが、初めての開花に満足している。来年は倍の12個の花を咲かせたい。
(咲き始め) (ほぼ全開)
黄海老根/ラン科/エビネ属。
山地に生える多年草であるが、全国的にも自生しているところは少なくなった。
エビネに似ているが、花は一回り大型で、葉の幅も広い。別名オオエビネ。
名前の由来:黄色の花を咲かせるエビネからこの名が付いた。
花期:4~5月。
【山野草の索引へ】
1~2年毎に植え替えているが、その都度根茎(偽球茎)が海老にそっくりで、エビネと命名した人に覚えやすい名前でありがとうと言いたい。
鉢植えと地植えにしているエビネ(ジエビネ)は毎年よく咲くが、鉢植えのキエビネとタカネエビネは株が若いこともあって、思うように咲いてくれない。今年初めてキエビネの黄色の大きな花が咲いた。
海老根/ラン科/エビネ属。
山野の落葉樹林に生える多年草。花茎は30~50cmで多数の花を総状に付ける。
古くから代表的な山野草として知られ愛好者が多い。
名前の由来:地下の根茎が海老に似ていることからこの名が付いた。
花期:4~5月。
【山野草の索引へ】
キジはわかってもムシロは死語に近くなった。稲の藁(わら)を織物のように織ったもので、昔は板の間に敷いた。米俵を丸くしないで展開したようなものが、ムシロに近いかも知れない。
写真では既に花を付けた茎が放射状に広がったいる。先端ほど葉が大きくなるのもキジムシロの特徴である。(下の写真は、キジムシロとツルキンバイ、ワレモコウ、アブラシバ、ヤマラッキョウの寄せ植え)
(黄色い花) (キジムシロの葉)
雉蓆/バラ科/キジムシロ属。
山野に生える多年草で、葉は奇数羽状複葉で小葉は5~9枚で先端にいくに従い葉が大きくなる。集散状花序を出し黄色い花を咲かせる。
名前の由来:花後に葉が放射状に広がり、キジが休むムシロを思わせることからこの名が付いた。
花期:4~5月。
【山野草の索引へ】