高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

サギソウの植替え

2013-12-29 06:57:01 | 四季
サギソウ(鷺草)植替の時期が近付いてきました。この時期に植替えても大きな問題はありませんが、最も良い時期は2月~3月の彼岸までです。

〈鉢〉浅底の素焼鉢または駄温鉢(ダオンバチ)の5号(直径15cm程度)が扱いやすいと思います。プラスチックは通気性が良くありません。 鉢底に網を敷き、ごろ土を入れます。

〈用土〉以前は赤玉6と桐生土4や水ゴケを混ぜましたが、管理しやすいことから最近は水ゴケ単用にしました。

〈植替〉毎年、新しい水ゴケで植替えます。球根を数え、ラベルに数を書くと励みになります。植替をさぼると自然消滅します。球根は少なくとも1.5倍をめざし、2~2.5倍になれば、サギソウ栽培のベテランの仲間入りです。

〈置き場〉年間を通して日当たりがよい場所が良いのですが、冬場は湿り気を持たせますが、凍結は繰り返さないで下さい。私は発砲スチロールの箱に入れています。夏場は腰水でも良いのですが、ジャブ付けではなく夕方には水がなくなる程度にしましょう。

〈施肥〉多肥は球根を腐らせる原因になりますので、花後に花を摘みとってから薄い液体肥料程度で良いと思います。私の師匠の園芸家は、植物には良く見る「目肥え」が一番と言っています。


(サギソウの植替えに用意するもの)
(左から鉢、球根、ラベル、ごろ土、水ゴケ)

鉢の下にごろ土(できるだけ砕けない土)を入れ、1.5cm程の厚さに水ゴケを敷き、その上に芽を上側にして種を載せます。あとは水ゴケで種を包み込むようにして、鉢の上よりやや高めまでに水ゴケをのせます。
春先までは適度の湿り気を与えることと、水ゴケが凍らないように発砲スチロールの箱などに入れ保温しましょう。
5号の浅鉢では20~25個の種が適当と思います。品名と球根の数を書いたラベルを立てておきます(今回の球根32個は少し多過ぎです)。

 
(芽を上側くるように植えましょう)   (ミズゴケは鉢のヘリよりも少し中高に)

これは今年咲いた花で、種類は斑入りの銀河です。今年の球根20個→32個はちょっと失敗です。


(今年の花 2013.08.14)

(寅太の庭)

コメント (2)
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