amnjackのNewWeblog

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プラケースは赤外線を透過しない!

2015年06月20日 | electro_craft
昨日報告したように,アクリルのケースに入れて動作を見たのですが,極端に反応が悪くなります。師匠に聞いたら,赤外線の透過の様子でプラスチックの種類を判別するくらい透過しないということ。IRセンサーの方向性の感度調節にセロテープを使うと良いことなど教わりました。
長いですがわかりやすく説明していただいたので,そのまま引用します。

赤外線と言ってもここで使われているのは遠赤外です。
光の波長は


7~14umで可視光線400~700nmに比べて20倍以上長いです。
物体の温度を測る特はこの波長を使います。
アクリルだけではなく硝子も通しません。
サーマルカメラではゲルマニウムのレンズを使います。
焦電センサーには高密度ポチエチレンのレンズを使っています。


見た目には乳白色で可視光では非透明ですが遠赤外では透明です。

焦電センサーは2セルタイプがよく使われています。

その前に高密度ポチエチレンの凸フレネルレンズを取り付けます。
凸フレネルレンズはたくさん付いていてセンサーに対応した
2本の角のような指向性を持っていて、その差の変化を検出して
温度を持った動体を検出しています。



我が家では玄関の照明に使っていますが検出したくない方向には
セロテープを貼って感度を下げています。

凸型のカバーを近くで見て下さい。
フレネルレンズがいっぱい見えますよ。




ということでしたので,ケースは別にHPAでも作るときに利用するとして,
裸に作り替えました。
実は2つ購入したので,別の方から・・・

万能基板の端切れに,PIRセンサー用のピンソケットとMOSFETのK2961を取り付け,LED基板とその基板を合わせます。


LED基板の電源端子はDIPの基板に合わなかったのですが,銅線を折り曲げて合わせて半田付け。


次は100均のUSBチャージャーの改造。

USB端子のメスは別に外さなくても良いのですが,別の工作に流用できそうですので,取り外します。GNDがこのUSBでジャンパされているので,銅線でジャンパさせます。


1,4ピンからセンサー+LED基板に電源供給




電池ケースのLED基板を両面テープで貼り付けて完成。

これは物置に設置しました。

これまで使っていた2灯のIRセンサーライト


明るさ比べ。もちろん勝負になりません。2灯の方は取り外します。


ということで,物置設置完了。



昨夜作ったもう一個の方も作り変えました。

センサーの並び方も変更。


ところで,この中華製のDCDCコンバータですが,一応待機電流を測っておきます。
uA計測用のテスターが壊れて使えないので,1Ω法でやってみました。



300uAと出ました。昨日測ったHT7750Aでは100uAと出ましたので,多少待機電流は高めだと思います。電池がどれくらいもつか実際に使いながら検証します。





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