レイはエレガントな美人さんだった。
あまりにも有名なA.クリスティ原作の推理小説を、K.ブラナーが豪華俳優陣を配して再映画化。
本作の特徴は、何よりも一度観たらまず忘れないオチにある。観に来ているお客さんは中高年の人が多い気がしたが、少なく見積もって3割くらいは結末を知っているとして、果たしてその人たちを満足させるデキになっているかが評価のカギであった。
人種、年代、性格とバラエティに富んだ配役は良かったし、内に外に動くカメラワークは、こちら側が豪華列車の旅を一緒に楽しんでいるような楽しい気分になった。
しかし、やはり結末を知っていると肝心のポアロ探偵の推理の鋭さが伝わってこなくなる。
昔にあった事件と、出自がバラバラな乗客たちが徐々につながりを見せていく経過こそが高揚感を生み出していくはずが、一瞬で後に続く展開がだいだい分かるという残念さに変わってしまうのだ。
すべての展開を詳細に憶えているわけではないから、ポアロと乗客一人ひとりのやりとりはそれなりに楽しむことができたが、まあ仕方ないよねといったところ。
もともと推理小説・マンガの類は、展開の都合が良過ぎると思ってしまってあまり性に合わないという面もある。フリーパスがなかったら観なかったのかもしれない。
エンディングを観るかぎりは、このまま「ナイル殺人事件」へと続いていくようだ。これも小学生のころの作品でとても懐かしいが、こちらは主題歌(日本オリジナルのイメージソング?)くらいしか記憶にないので、こちらの方が楽しめるかもしれない。観るかどうかはキャスト次第だろうか。
(65点)
あまりにも有名なA.クリスティ原作の推理小説を、K.ブラナーが豪華俳優陣を配して再映画化。
本作の特徴は、何よりも一度観たらまず忘れないオチにある。観に来ているお客さんは中高年の人が多い気がしたが、少なく見積もって3割くらいは結末を知っているとして、果たしてその人たちを満足させるデキになっているかが評価のカギであった。
人種、年代、性格とバラエティに富んだ配役は良かったし、内に外に動くカメラワークは、こちら側が豪華列車の旅を一緒に楽しんでいるような楽しい気分になった。
しかし、やはり結末を知っていると肝心のポアロ探偵の推理の鋭さが伝わってこなくなる。
昔にあった事件と、出自がバラバラな乗客たちが徐々につながりを見せていく経過こそが高揚感を生み出していくはずが、一瞬で後に続く展開がだいだい分かるという残念さに変わってしまうのだ。
すべての展開を詳細に憶えているわけではないから、ポアロと乗客一人ひとりのやりとりはそれなりに楽しむことができたが、まあ仕方ないよねといったところ。
もともと推理小説・マンガの類は、展開の都合が良過ぎると思ってしまってあまり性に合わないという面もある。フリーパスがなかったら観なかったのかもしれない。
エンディングを観るかぎりは、このまま「ナイル殺人事件」へと続いていくようだ。これも小学生のころの作品でとても懐かしいが、こちらは主題歌(日本オリジナルのイメージソング?)くらいしか記憶にないので、こちらの方が楽しめるかもしれない。観るかどうかはキャスト次第だろうか。
(65点)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます