秋生のEtude

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『ジャージーボーイズ』 2018 10/2(火) ソワレ WHITE千秋楽

2018年10月04日 23時32分53秒 | 舞台


待ちに待ってたJBのWHITEチームの公演です。しかも千秋楽。

『ジャージーボーイズ』 2018、10、2(火) 19:00開演 シアタークリエ



中川晃教 中河内雅貴 海宝直人 福井晶一
大田基裕 畠中洋 阿部裕 綿引さやか 小此木まり まりゑ 遠藤瑠美子 大音智海 白石拓也 山野靖博 石川新太

前回、BLUEチームの時はあまりの前方席で、4人のピカピカした革靴から脚を見上げるような観劇だったけれど、今回は真ん中辺りのやや壁とお友達席(?)全体が見渡せて、これもすごくよかった。
舞台の真ん中で誰かがセリフを言ってる時も、その後方や袖あたりで別の誰かが違う演技をしてたりして、観るところがいっぱい。
2年前と同じWHITEチーム。安定していてバランスもいい。そして・・・なんだか今日は深いところまで想像できてしまって

トミー/ガウチくん
オラオラ系でチンピラ度の高い(?)伊礼トミーに比べると、ややおとなしく、いい人のようにさえ感じる。
けれど、ガウチトミーのあの目力、カッコつけの本当にカッコいいところ、ツッパリながら実はナイーブな感じが私はやっぱり好き。
フランキーに対する愛情をいろんな意味で感じられるからか、ジップの前で借りてきた猫のように従順なトミーもかわいいと思うし、レコーディングのための借金が必要なくなったと、知った時の落ち込みと怒りの様は、なんとも可哀想で。
トミーってやってることは悪いけど、グループのことを考えると、どんどんこうなっちゃったんだろうな。そしてお金に関してはあんまり深く考えてなかったんだろうな、というのがなんとなくわかる。そして、元々は自分が見つけたのに、グループの中で才能を開花させて大人になっていくフランキーと、それを手助けする、これまた自分にはない才能を持ったボブの存在と、そのボブとフランキーの関係性に、ある意味嫉妬せざるを得ない苛立ちが、もっともっとトミーを孤独にさせるんだろうなぁ。
トミーを見てると、男のプライドや見栄やええカッコしーの全部を捨てられずに突っ走っちゃった感があって、それが〝ばかだよねぇ”と思うし、また愛おしくもある。

ボブ/海宝くん
2年前は、とにかくいいとこのお坊ちゃんに見えたけど、今回はいい感じにナチュラル。
もちろん、育ちの良さは健在だし、いろいろなセリフのはしばしに真面目さは伝わってくるけれど、なによりもフランキーに「パートナーシップを結ぼう」という対等の同志を見つけた喜びがひしひし。
トミーの借金が露見した後も、フランキーに異存もなく、フランキーの売り方までプロデュースしようとする、その信頼感&友情。
矢崎ボブもよかったけど、なんとなくこの二人の方が、その辺のタッグ感が強く感じちゃうのは、なぜなんだろう・・・?

ニック/福井さん
・・・やっぱりこの人の重低音あってこそ、フランキーのハイトーンが際立つんだなぁ、これが。
前半はちょっとお茶目な一面も。突如、取り出したサングラスは、トミーも笑っちゃうほど。
でも、ずっと物静かなニックがトミーにキレて、「家に帰る!」と宣言する。すっごい迫力。激しいなぁ。
ツアーを放り投げてまで「家に帰りたい」というニック。ニックが一番、グループを本当のファミリー以上に愛していたのかもしれない。だからこそフランキーとボブのやり取りに、自分の居場所を失ったと悟った時、もうここにはいられない、って結論にたどりついちゃったんだろうな、と。

フランキー/アッキー
・・・もう、言うことがない。
ただ、言えることは、ひとつ。あと1公演を残すところまで、2チーム分のフランキーを一人で歌い続けてくれて、本当にありがとう
3人のメンバーと歌うそれぞれの曲で、ハーモニーもさることながら、アッキーが歌いあげるパート、その突き抜けるようなハイトーンに鳥肌が。
そして「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」を歌う時、アッキーがすっと腕を上げるとその瞬間にミラーボールが回り始める。その光を浴びた途端、私たち客席の誰もが魔法にかかる。あの素晴らしい極上の歌声という魔法に、私たちはもう動けなくなる。
トミーに見出され、ニックに教えられ、ボブにバックアップされ・・・そうして大きく花開いたフランキー。
けれど、その成功の陰で家庭は崩壊し、愛する娘も永遠に失ってしまうフランキーの悲劇。
アッキーはこの舞台の上で、本当に16歳の少年から、大人の男へ、父親にまで成長してる!!(他のメンバーは家庭とか家族って、ほぼ出てこないよね、ニックの話以外には。)
本当に、このフランキー役はアッキーを選んだんだ、と実感。


もちろん、他のキャストもそれぞれにいい。


疾走感があって、見せ場があって、ヤマ場があって。無駄なシーンがまったくない。
本当によくできた舞台だと思いました。

カーテンコールはもう大盛り上がり!!
スタンディングでジャージーライト(?)(もちろん白!!)が乱舞する中、おなじみの曲が!!
バンドメンバーをそれぞれに映してるとこも好きです。
千秋楽だったので、WHITEチームのメンバーから一言づつご挨拶がありました。
本当に、この感動をどうにかして残してほしい。

さあ、これからあちこち回って・・・11月には横浜で会いましょう

コメント (4)
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