秋生のEtude

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辻井伸行×三浦文彰 『究極の協奏曲コンサート』 2/27(土)

2016年02月28日 21時49分42秒 | 音楽
どうしても、1度でいいから聴いてみたかったんです。生で。ノブくんのピアノを。
できれば・・・リストの「ラ・カンパネラ」を。
新聞の広告欄でこのコンサートのことを知ったのは昨年の9月。
今までも、ノブくんのピアノコンサートはチェックしていたけれど、とにかくお値段が・・・
そして、重要なのはプログラムで、私が聴きたい「ラ・カンパネラ」を弾いてくれなきゃ意味がない・・・というわけで、
このコンサートは、まるで神様からのプレゼント!?
予算の都合でかなり上の方から聴くことにはなりましたが、何と言っても‟生”です!!
そして、久々に娘その2と一緒に出かけて行ったよこすか芸術劇場は、なんと、息子の高校の卒業式以来でした。


辻井伸行×三浦文彰 『究極の協奏曲コンサート』 2016.2.27(土) 14:00開演 よこすか芸術劇場

辻井伸行(ピアノ)
三浦文彰(ヴァイオリン)
クリストファー・ウォーレン=グリーン指揮
読売日本交響楽団

【プログラムS】
マスネ:タイスの瞑想曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
 第1楽章 アレグロ・モデラート~モデラート・アッサイ
 第2楽章 カンツォネッタ:アンダンテ
 第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチッシモ

リスト:コンソレーション 第3番(ピアノ・ソロ)
リスト:ラ・カンパネラ(ピアノ・ソロ)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
 第1楽章 モデラート
 第2楽章 アダージョ・ソステヌート
 第3楽章 アレグロ・スケルツァンド



最初は、三浦文彰くんから。
私はこの方をまったく知らなかったのですが・・・なんかすごく若い。まだ少年?と言ってもいいくらい若い!!そしてかなりイケメン(ちょっとKinkiの光ちゃんに似てる?)
しかも、プロフィールを見ると、すごい経歴の持ち主でびっくり!!
今は、大河のテーマ曲を弾いているとか(今回の『真田丸』見ていないのでわからない・・・

「タイスの瞑想曲」、これ、私どこかで聴いたことがある。
とにかく美しい音色にうっとりなんて繊細なピュアなヴァイオリンなんだろう。
娘その2、曰く、「細い細い金色の絹糸のような美しい音色」
確かになぁ・・・
私には目の前に印象派の描く絵画のような情景が広がってきました。森?いや、湖?水辺でキラキラと光るなにか?
チャイコフスキーの協奏曲は、私があまり曲自体を知らないので、どう評価していいのかわからないけど
優しく、時に激しく、細い細い高音がキュィーーンと来たかと思うと、なかなか男っぽい低音が響いたりもする。
ただ・・・余りの心地よさにちょっと眠くなってきた・・・
ラストはなんだかディズニーの映画のようでちょっと楽しくなってきた。
でも、あの若さでこれだけのフルオケと一緒に舞台に立つ、ってやっぱりすごいよね。

そして、20分の休憩の後、ついにノブくんの番!!
舞台中央に置かれたピアノ・・・うわっ、初めて見る本物のスタンウェイ社製!!
ノブくんのソロでリストの2曲。
あれ?最初の曲も、聴いたことがある。・・・スタンウェイのピアノって、高音がすごくきれい。なんだか華やかで音がキラキラしてる(?)
で、ずっとずっと聴きたかった、ノブくんの「ラ・カンパネラ」。
優しくて力強くて、素晴らしかった!!・・・ああ、こんな表現しかできない自分が悔しい。

私はやっぱりノブくんのピアノが好きだ。

最後はラフマニノフの2番!!(これを知ったきっかけは『のだめ』だったなぁ・・・)
一言で言えば、本当に素晴らしかったっ!!
弦楽器とピアノの調和、それに加わる管楽器の音の響き、そして主となるピアノの独奏がすごく際立って、いろいろと変化する曲調は物悲しかったり、優雅だったり、壮大な広がりを感じたり・・・ととにかく感動的でした。
・・・そして、ノブくんの目が見えないことなんて、一度も感じる隙もなかった。
さすがに終わったあとの拍手はすごかったなぁ。
そして、ピアノの角を持って何度も深々とお辞儀をするノブくんのかわいいこと!!
鳴りやまないアンコールに応えて、最後はフミくん(終わる頃には、私と娘その2は、三浦くんをこう呼ぶことに決めてしまった)と二人で、1曲。
リズムが軽快でジャジーで楽しくて・・・あれ?これってガーシュウイン?(あとで調べたら、今回のアンコールはこれだった=ガーシュウインの「プレリュード第1番」)すごくかわいかった。
二人とも、小柄であんなエネルギーがどこに隠されてるのか不思議なくらい。

とにかくすっごく満足しました。
クラシック、っていいかも




コメント (2)
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