秋生のEtude

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2011『レ・ミゼラブル』 4/30(土) マチネ

2011年05月01日 18時32分45秒 | 『レ・ミゼラブル』
やっと私の2011『レミゼ』が、初回を迎えました!!
帝劇は、昨年末の『M!』から4か月ぶりです。


『レ・ミゼラブル』 2011.4.30(土) 12:00開演 帝国劇場


バルジャン        吉原光夫
ジャベール        岡幸二郎
コゼット         中山エミリ
マリウス         原田優一
エポニーヌ        平田愛咲     
アンジョルラス      上原理生
ファンティーヌ      知念里奈
テナルディエ       三波豊和
マダムテナルディエ     阿知波悟美
ガブローシュ        加藤清史郎
リトルコゼット      飛鳥井里桜
リトルエポニーヌ     蒲生彩華


とにかく久しぶりの『レミゼ』だし、でもあんまり期待しすぎないように、以前の『レミゼ』と比較しないようにと心に決めていました。
そういう意味では、ほとんどのキャストが初めて観る方々ばかりで良かったかな

まずは
冒頭の“ツーロン”
囚人さんたちは・・・みな、若い!!
でもそれなりにお歌は安定していてホッとしました。
オケは・・・指揮は派手ではないけど安定してる・・・たぶん若林さん?

お初の方々の感想から
吉原バルジャン
1978年生まれ!?・・・まだ32歳?33歳?(ひえっ~井上くんとひとつしか違わないじゃないっ!?)若い~・・・と思っていたら、えらく堂々としててびっくり
真面目な感じの美声(?)が良いですね。(なんとなく今井さんっぽい)
「独白」の歌い方が、すごく音にきちんと声を合わせていて聴きやすい。(最近、セリフ調バルが多いので)最後の♪・・・だぁ~~~~~っ~~のロングトーンがブレてない(感動!!)←さすがに若いだけあって持続力が(・・・あっ、ちょっと違うか
市長姿が、胸板が厚く見えてこれなら暴走してくる馬車も持ち上げられそう、と納得。
ファンテの前で、すごく女性に慣れてない感じに見えたのが武骨者っぽくていいなぁ。
「対決」は岡さんがスラッとしているので、逆にバランスよく見えてお歌も負けてないとこが○。
ジャベをやっつけて病室を去る際、ベットの上のファンテに向かって十字を切っていたのが、印象的でした。
リトコゼちゃんを引き取って着替えさせる時、なかなかお人形を出さないので、ドキドキしたけど・・・上下に“高い高い”しながら廻していたのも、おおっと新鮮で(その分、回数は3回くらいだったけど)
「彼を帰して」は、目をつぶって聴いていたら本当に癒される感じで、ラストの高音もしっかり聴こえて
死にかけたマリウスをジャべの前から連れて行く時は、なんと“お姫様抱っこ”!?
・・・後半、さすがに年老いたバルと呼ぶには、弱々しくは見えなかったけど・・・
とにかく期待以上になバルでした

里奈ちゃんファンテーヌ
コゼットエポニーヌそして、このファンテで3度目の里奈ちゃん。
線が細くて、少女っぽくて、かわいらしい(コゼットっぽい)ファンテ。
「夢やぶれて」・・・すごくよかった切なくて・・・久々に感情移入しました。
でも♪からかわないでよ~とやさぐれて強気で歌うとこはあんまり好きじゃない。・・・(エポの時も、こういう辺りが私的にダメで
里奈ちゃんって、やっぱり素直に“かわいい”ままの方がいい気がする。
病室で、がっしりした吉原バルにスッと抱きあげられる場面、本当に羽のように軽やかなファンテに見えて、それもまた哀しくなり(褒めてます)

エミリコゼット
かーわーいーいーなんだか、以前の里奈ちゃんコゼを思い出した・・・あら、でも、吉原バルと同い年なんだ・・・
欲を言えば、マリウスに対してもバルジャンに対してももう少し、オーラがあってもよかったかな・・・

平田エポニーヌ
・・・愛咲く、と書いて“あずさ”なのね。(なぜ、そこっ?)
お行儀の悪い感じや強気な感じが、すごくエポっぽくて“マリウスLOVE"度も高い(?)
お歌も上手いですね。全体的に強がった感じが好きかな。
「オン・マイ・オウン」は、歌い始めはマリウスを想ってすごく幸せそうな笑顔・・・それがどんどん哀しい表情になって、最後の“愛してる”×3・・・すごく切ない言い方が好きかな。
「恵みの雨」の時、マリウスの片腕に両手でしがみつく必死な感じが・・・うるうる

原田マリウス
・・・やっぱりアンジョより、マリウスだよな~
尻尾はなし(笑)
色白で“おぼっちゃん”なマリウス。でもアンジョのそばにいるとすごく革命に燃える男子に見えて。
それが♪彼女はま~ぼろし~と恋にぽーーっとなってるのがまたかわいい。
「恵みの雨」で、エポに「ここにいるよ」と声をかけるのをなぜか確認してしまいました(『レミゼ』映画の影響)
「カフェソング」はやっぱり上手いなぁ。
バルジャンの「告白」シーンのあとの♪・・・ジャン、バルジャン・・この言い方好きだな。
すごく驚愕と失意と納得が混ざってる。

上原アンジョルラス
アンジョ好きの私としては、アンジョは、第一声の♪それは将軍ラマルク~で、決まると思ってます。(←なに様?
・・・!!!
噂には聞いてたし、製作発表時の歌声もハンパじゃなかったけど・・・上原理生(=りお)さん・・・この人、何者っ!?
よく通るバリトン美声。背が高い。カリスマ度も高い。ただ、ちょっと濃い
その後もお歌にはまったく不安は感じないアンジョで、学生たちの中で埋もれることもなく抜きん出ていて、リーダーとしての存在感十分!!
マリウスが恋に浮かれて焦点が合わなくなってる時も“やれやれ、困ったことだ”と兄貴っぽい余裕さえ感じられ(ちなみに、原田マリウス28歳、上原アンジョは・・・ええっ?24歳??)
ABCカフェで始まる「民衆の歌」の冒頭部分を聴いた直後から、なぜか涙が出てきました
(ああ、『レミゼ』だ~私の大好きな『レミゼ』に会えた~っ!!”と感動が湧き上がってきて)
常にリーダーとして存在しているアンジョでした。
でも、マリウスにかける声は優しく、エポが死んでしまったあとのマリウスを抱きとめるシーンはしっかりと抱きしめていたかな。
マリウスが撃たれた時も、すっごいスピードで降りてきてびっくり
死に様も堂々男らしい。
でも、結婚式の給仕仕様は、大きい分、ボーっとして見えた(笑)
退場の時、ステップがなんかあやしい・・・(声楽専攻だから、ダンスは仕方がないか?)
う~ん。この先も期待しちゃうなぁ

三波テナルディエ
悪どそうで小ずるそうで・・・テナとして○です。
でも、宿屋のシーン、もう少し盛り上がったらよかったかな~
私は2階のかなり後ろから観ていたので仕方なかったけど・・・もう少し手拍子があってもよかったんじゃないかな

阿知波マダム・テナルディエ
や~~~~~っとお会いできた阿知波テナ夫人。
リトコゼちゃんいじめが怖い!!
三波テナと並んでると、すっごく極悪な夫婦に見える


岡ジャベール
もう美声で安定していて重厚で、その上、美しい(?)ジャべです。
「Stars」は、その姿勢のよさにほれぼれひざをついて十字を切るシーンはもう・・・美しすぎて、切り取って額に飾っておきたいっ!!
・・・バリケードの中で正体がバレて、縛られて椅子にふんぞり返って座ってるのでも、いい(笑)
「自殺」は、誇り高いジャべの自嘲と失念が入り混じって、死をもってしか自分を肯定できない感じがあって・・・セーヌ川の渦に巻き込まれ呑みこまれるジャべの死に様は、妙に崇高に見えました。


そして、
清史郎くんガブローシュ
よもやの“子供店長”の回でした。
小さ~~~い。で、かわいい~~~。
お歌はちょっと弱めだったけど、まあまあ、でしょうか?
ABCカフェで、当然のように椅子に座ってグラスをグランの前に出し、当り前のようにウォッカを呑んで“うへぇ~”としてた(笑)
それに床にパタリと倒れて寝てしまうのがかわいかった(笑)
ま、要するにかわいいんです(笑)


全体としてはコゼット×マリウス×エポのハモリも、コゼット×マリウス×バルのハモリも、ファンテ×エポ×バルのハモリも・・・どれもみんなキレイだったと思います。
アンサンブルさんたちも、みなすごくよかった。
バリケードの中で舞台左上方に、赤い帽子の3人(コンブフェール、フイイ、クールフェラック)が固まっていたのがかわいくて、密かにツボ!!でした




久々に生声で舞台上で聴いた「民衆の歌」・・・今の日本のこの状況を考えたらなんだかじーーーんとして、涙が止まらなくなってしまいました。
人は一人では弱く何もできないかもしれないけれど・・・こうしてみんなが強く願うこと、強く思うことで、必ず何かができると信じたい。
舞台には、人々の歌声には、そんな力があると、信じていたい・・・と心から思いました。


コメント (6)
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