私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

10月31日午後、まだ3羽しか見つけられなかったが、遠くばかり探していたら、かわいい顔で下にいるではないか。

2021年7月~2022年1月青葉区西部都市公園池

2022年04月09日 | 青葉区西部都市公園池

■2021年7月7日~2022年1月2日 ※計27回+【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500、 EF500Ⅱ
【場所】青葉区西部都市公園池
【種名】オオハクチョウ4(上空通過)、ヨシガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、カワウ、ダイサギ、バン、オオバン、ホトトギス、カッコウ、トビ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ(20科40種)
【メモ】今シーズンの観察は、7月7日から始まり1月2日まで、計27回実施した。1月2日以降も観察はしているが、写真撮影をしなかったので記録としては1月2日とした。自宅から近いのと、メインの観察地の帰りに寄ることが多いので、この回数になっている。
今シーズンは、バンが3回繁殖し、7月中は1回目の幼鳥が2回目のヒナに餌を与えている様子など観察されたが、公園内の草刈り以後、1回目の幼鳥の姿が見えなくなり、2回目のヒナも全部の姿は確認していない。その後3回目の繁殖が行われたが、最終的に繁殖は失敗し、越冬した幼鳥の姿は見ていない。草刈りは自分が知っているだけで2回は実施されたが、そのたびに幼鳥がいなくなっていたようだ。昨シーズンはかなりの数の幼鳥が越冬したので、草刈りがその要因とは言えないかもしれない。公園の管理上草を刈るのは当たり前なので。水草の刈り方や範囲も例年通りだったので、他の要因があったのかもしれない。他の要因と言えば、バンに食パンを与えていた餌付けが行われていたことくらい。人が近づくとすごい勢いで親鳥や幼鳥、ヒナがハスの上を駆けてきていた。親鳥がヒナに食パンを与えていたが、最初は食べていたけれど、そのうちそっぽを向く様子も見られた。親がザリガニを獲ってきたときにはよく食べていた。バンについてはこれくらいで、オオバンについては繁殖はしていない。バンも記録を見ると最初から繁殖していたわけではない。
カモ類は、例年観察できるヨシガモの♂は見ることができなかったが、♀は飛来していた。アメリカヒドリは年を越すことはなかった。
ちなみに2022年4月2日現在、池にはバン成鳥、オオバン成鳥2、マガモ4、コガモ5がいた。
【写真】
※写真は晴天の日でカモ類をメインに掲載した。
<10/2>
  
コガモAd♀/ヒドリガモAd♂/ヒドリガモAd♀
<10/4>
  
ヨシガモAd♀/ヨシガモAd♀/ヒドリガモAd♀
<10/8>
  
ヒドリガモAd♂ /ヨシガモAd♀
<10/14>
  
マガモAd♂/ヒドリガモAd♀
<11/8>
  
マガモAd♀/マガモAd♂/ヒドリガモAd♂
<11/27>
  
アメリカヒドリAd♂/アメリカヒドリAd♂/コガモAd♂
  
アメリカヒドリAd♂/ヒドリガモAd♀/ヒドリガモとアメリカヒドリ
<12/11>
 
ホシハジロAd♂/ヒドリガモとアメリカヒドリ
<12/20>
  
ヒドリガモとアメリカヒドリ/ハシビロガモ/アメリカヒドリ
  
ハシビロガモAd♂/ハシビロガモAd♀/オオバン
<12/22>アメリカヒドリなし
  
バンAd/コガモ/手前は成鳥、奥が第1回生殖羽(今年生まれた♂)
<12/28>
  
ホシハジロとキンクロハジロ/マガモとヒドリガモ/ハシビロガモ


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2022年4月9日(土)井戸浦

2022年04月09日 | 閖上漁港

■2022年4月9日(土)12:49-14:29【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】井戸浦
【種名】マガモ、コガモ、ビロードキンクロ49+、クロガモ18+、シロエリ大ハム1、アカエリカイツブリ8+(夏羽5・移行3)、ミミカイツブリ夏羽3、ハジロカイツブリ夏羽2、カワウ、ダイサギ、コチドリ6、シロチドリ2、オオセグロカモメ、ウミネコ、ミサゴ、トビ(9科16種)
【メモ】大学野鳥の会時代、シギチの定点センサスというのがあって、蒲生、井戸浦・広浦、鳥の海を月1回分担してカウントしていた。蒲生と鳥の海は何回も行ったが、井戸浦・広浦でシギチを観察したことがなかった。そこで、今回、旧荒浜小跡から防潮堤下の道路を行けるところまで行き、そこから名取川河口まで歩きながらシギチをさがした。しかし、見ることができたのはシロチとコチドリだけだった。がっかりして、またそれなりの距離を歩いた。海の方を見ながら、とぼとぼ歩いていると、漁船が見え、そこから離れたところにカモメ類がたくさん集まっていた。さらに少し離れて、たくさんのカモがいた。クロガモだろうと思ってカメラで見ると、それはビロードキンクロの群れだった。群れの中でクロガモは少数派で、他にマダラウミスズメが3羽、アカエリカイツブリの夏羽が複数いた。ビロードキンクロは北海道でも、最近は少ないという話を聞いたことがある。大学時代に根室に行った時には漁港や岬下の開氷面でビロードキンクロがひしめいていた。今日のビロードキンクロの群れは、それらにはとうてい及ばないが、これまで仙台湾で見た群れの中では最大級だった。残念なことは、ひたすら遠いということくらいだろうか。思わぬ群れを見て、やや疲労が回復した午後だった。
【写真】※PCの大きな画面でも小さいです。
  
ミサゴが2羽が、何度も海に行って魚を捕まえていた。
  
真ん中に白く写っているのがマダラウミスズメ。3羽いたが2羽写っている。/クロガモの群れとアカエリカイツブリ夏羽/ビロードキンクロの群れ。画面に入らない両側にもっといる。


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