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私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

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2007年1月1日(月)奥松島

2007年01月14日 | 奥松島・野蒜
■2007/1/1(月)10:30-12:00【天気】晴れ
【場所】鳴瀬川河口,野蒜海岸,塩田跡,宮戸島
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,ミミカイツブリ(室浜),アカエリカイツブリ(室浜),カンムリカイツブリ,カワウ,ウミウ,ヒメウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,ホオジロガモ,ウミアイサ♂,ミサゴ,トビ,オオタカ成鳥,ノスリ,チュウヒ,ハヤブサ,チョウゲンボウ,オオバン,シロチドリ,ハマシギ,ユリカモメ,ワシカモメ成鳥,カモメ,ウミネコ,キジバト,フクロウ1,アカゲラ,コゲラ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ルリビタキ♂,ジョウビタキ,アカハラ,シロハラ,ツグミ,ウグイス,シジュウカラ,メジロ,ホオジロ,カシラダカ,ミヤマホオジロペア,アオジ,オオジュリン,カワラヒワ,シメ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(26科65種)
【備考】石巻ではシギチには1羽も会えず(実際はeuonenがいるということだったが),歩き疲れたのでそのまま奥松島に行った。鳴瀬川河口付近ではオカヨシガモの数が少なく,満潮のせいか,他のカモ・カモメ類も群れが海に出ていて非常に小規模だった。塩田跡から宮戸島に行った。
途中,狭い道路にはみ出した枝にフクロウ(亜種フクロウ)が止まっていて,ちょっとびっくり。フクロウ類の常として全然近寄っても逃げない。こちらも3m位の距離になってはじめてわかったのだったが。どうも太陽の方を見てひなたぼっこをしていたらしい(あくまで想像だが)。人が来たのでやや斜め後ろを振り向いたという感じだ。撮影しようとしたら,近くにルリビタキがやってきた。こちらは逆光で写真を1枚撮ったきりで,近くの茂みに入ってしまった。それで,しばらくはフクロウとご対面となった。400mm(640mm相当)では,全身が入らなかったので,多少離れたりしながら100mm(160mm相当)で撮影した。また近くに寄って,いろいろ見たが,尾羽はけっこう摩耗していた。爪は長く鋭い。顔の羽根の造りはかなり複雑だ。人間の鼻のように見える嘴は短く曲がっている。写真もずいぶん撮り,10分以上見ていたが,そのうち羽音もさせず飛び立ち,来た方向の道の真ん中の空間を音もなく一直線に飛んでいった。こういう狭い枝に覆われた小径の空間をすーっと飛んでいくのはまさにフクロウならではだろう。
フクロウといえば,幼少の頃,実家の作業場の電球に露出オーバーになって(つまり目が眩んで)のびていたのを難なく捕まえたことがあった。ヒモでつないでおいたが,当然のことながら翌日にはいなかった。今でも繁殖期になると,実家から見える東と西の山でフクロウが鳴き交わしているのが聞こえるということだ。
さて,それから室浜に行こうとしたが道を間違え,また一周して辿り着いたが,その途中でミヤマホオジロの♂♀を見た。例によって写真よりも双眼鏡で見ているうちに灌木の中に入ってしまった。室浜ではアカエリカイツブリとミミカイツブリの冬羽がいた。アビ類を期待していたが今回もいなかった。大学の頃はアビ類を見るなら室浜と網地島航路,鳥の海と決まっていたのだが。帰りは塩田跡と野蒜海岸を見て,加護坊山に向かった。
【写真】
  
■カンムリカイツブリ成鳥冬羽
  
■フクロウの鋸歯状の羽毛(セレーション)と思われる初列風切りの拡大写真。詳細は日本野鳥の会のHP中のこのリンクを参照。最近,本物のフクロウの初列風切羽根をいただいたので,近々掲載します。撮影したフクロウの写真はここをクリック


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2007年1月1日(月)奥松島(再掲)

2007年01月01日 | 奥松島・野蒜

■2007/1/1(月)10:30-12:00【天気】晴れ 【機材】EOS30D+EF100-400mmⅠ(再掲)
【場所】宮戸島
【種名】フクロウ(1科1種)
【メモ】車で室浜に行く途中、狭い道路にはみ出した枝があり、そこにフクロウが止まっていたのを発見した。少し行き過ぎたところに駐車して、戻ったが全然逃げない。やや斜め後ろを振り向いたが、身動きしないので、しばらく見ていた。400mmでは,全身が入らなかったので,多少離れて100mmで撮影した。また近くに寄っていろいろ見たが,尾羽はけっこう摩耗していた。爪は長く鋭い。片足で枝を掴んでいる。顔の羽根の造りはかなり複雑で、人間の鼻のように見える嘴は短く曲がっている。写真もずいぶん撮り,10分以上見ていたが,そのうち羽音もさせず飛び立ち,来た方向の道の真ん中の空間を音もなく一直線に飛んでいった。こういう狭い枝に覆われた小径の空間をすーっと飛んでいくのはまさにフクロウならではだろう。
フクロウといえば,幼少の頃,実家の作業場の電球を夜暗くなってから、点灯したところ、フクロウが作業場の梁に止まって、ネズミを狙っていたフクロウが目が眩み、落下したのを難なく捕まえたことがあった。ヒモでつないでおいたが,当然のことながら翌朝にはいなかった。
※宮古島のフクロウの記録を掲載していたサイトが終了したので再掲した。記事一覧
【写真】

  
  
  
舗装されていない坂になっている細道に突き出た枝に止まっていた。

  
尾羽/風切羽には鋸歯状の突起(セレーション)があり、音もなく飛行するのに役に立っているとか
  
顔面の羽毛の変化がすごい この写真はこれまで多く生徒や先生方に差し上げたもの(森の賢者)


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2006年2月26日(日)松島自然の家

2006年02月26日 | 奥松島・野蒜
■2006/2/26(日)9:30-11:30【天気】曇りのち小雨
【場所】宮城県松島自然の家(主催事業講師担当)
【種名】カイツブリ,カワウ,ダイサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,オナガガモ,ヒドリガモ,ハシビロガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,ホオジロガモ,ミサゴ,トビ,オオワシ若鳥,キジ,オオバン,オオセグロカモメ,ウミネコ,コゲラ,モズ,ヒヨドリ,ツグミ,ウグイス,キクイタダキ,シジュウカラ,メジロ,カシラダカ,オオジュリン,カワラヒワ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(18科34種)
【備考】当日は午後から雨という予報だったので,鳥があまり出ない場合や,雨天で研修室での講話の場合も想定して,3つ折りパンフを前日夜から作成した。当日は仙台の自宅から1時間ほどで自然の家に到着し,所長さん,課長さんはじめ旧知の所員のみなさんに挨拶し,いよいよ9:30に開会行事がはじまった。所長さんの挨拶が終わり,講師紹介ということで,課長さんが紹介していただいているその時,参加者の上空(所の玄関上空)をオオワシ若鳥が悠然と飛んでいった。思わず,講師紹介途中であることも忘れて「みなさん,オオワシです!」と叫んでしまったのはバードウォッチャーの悲しい性か。その後,中央広場付近でたくさんのツグミを見,メジロが群れで飛んでいるのを見たりして,堤防にあがった。堤防から見ると,ちょうどミサゴが杭に止まって獲物のボラか何かを食べている最中。初めて見た方がほとんどだった。すぐ近くの電柱にトビが止まっていて,これもスコープで見たら,意外な迫力で感動している方もいた。それから,塩田跡までの外周コースを行ったが,小鳥類が少なく,カシラダカの群れや,オオジュリンの群れ,キクイタダキがちょっといたくらいだった。塩田跡は,先週いたコハクチョウが北帰行したらしく,いなかった。カモ類が若干残っていた。一周したところで小雨が降ってきてトイレ休憩をし,キジが出るらしい小径をみんなで歩いた。歩いている時はいなかったが,玄関に戻ってから,キジが鳴いたのには思わずみんな苦笑した。今日は,天気が悪かったせいか,あまり小鳥は出なかったが,オオワシが最初に出現したり,ミサゴが魚を食べていたりで,天候の割にはまあまあというところだった。
参加された皆さん,所長さん,課長さん,所員のみなさんに心から感謝申し上げます。「宮城県松島自然の家」は施設や周辺環境のすばらしさはもちろんですが,所員のみなさんや,おいしい食事を提供してくださる食堂のみなさんからの温かいおもてなしのあるすばらしい研修施設です。ぜひ,みなさんご利用下さい!
【写真】
 
■観察会のパンフレットの画像です。3つ折り両面です。PDFにできなかった!


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2006年1月22日(日)奥松島

2006年01月24日 | 奥松島・野蒜
■2006/1/22(日):-:【天気】晴れ
【場所】鳴瀬川河口,塩田跡,野蒜海岸,宮戸島
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ+,ミミカイツブリ1,アカエリカイツブリ2,カンムリカイツブリ+,カワウ,ウミウ,ヒメウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガン4(通過),オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,オカヨシガモ+,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カワアイサ,トビ,ノスリ,オオバン,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,ツグミ,ウグイス,メジロ,アオジ,オオジュリン,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(19科49種)
【備考】「松島自然の家」に所用で行ったついでに一通り奥松島を見てきた。最初に鳴瀬川河口でオカヨシガモを見ていると,海から次々にオカヨシガモの4,5羽の群れが何度もやってきて河口に着水した。オカヨシガモの中雨覆いは赤褐色なのだが,よく見えるときと見えないときがあるので,飛翔写真を何枚も撮って,後で見てみることにした。上の2枚の写真は赤褐色の部分がかなり違っていることがわかる。ちょっと見ると,散弾で撃たれたかのような色をしている。塩田跡は,結氷していて,奥の方にハクチョウやカモの群れがいて,遠かった。2月26日の探鳥会では近くで見られるといいのだが。自然の家の敷地内は,小鳥類がまばらで,しかも今年はツグミが少ない。何とか観察会をもたせる工夫をしないといけないと思った。室浜は期待に反してほとんど何もいなかったが,大浜の方はメジロがかなり近くで撮影できた。里浦漁港ではアメヒを探したがハイブリッドもいなかった。2月に入ったら本番前に2回は行かないといけないと思った。
【写真】
  
■塩田跡のアオサギ/カンムリカイツブリ/ハシビロガモのペア
  
■オカヨシガモ♂/オカヨシガモ♂♀/オカヨシガモの飛翔(下面)
  
■ヒドリガモ♂/ヒドリガモ♀/ヒドリガモ♂♀
  
■メジロ


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2005年6月29日(水)~7月1日(金)野蒜

2005年07月08日 | 奥松島・野蒜
■ 2005/6/29(水)~7/1(金)カイツブリの営巣

【場所】東松島市野蒜付近
【種名】カイツブリ
【備考】6/29(水)~7/1(金)まで,朝と夕の2回3日間カイツブリの営巣を観察した。ヒナは最大3羽だが,親鳥がまだ抱卵していたので,最終的には5羽になるかもしれない。巣を守る親鳥と,餌を運ぶ親鳥が,ヒナに給餌していた。
【写真】






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2004年4月~2005年3月奥松島

2005年05月29日 | 奥松島・野蒜
■ 1/3(月) 15:50-16:20 【天気】曇り

【場所】鳴瀬川河口
【種名】ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、ウミウ、ダイサギ、アオサギ、オオハクチョウ、コハクチョウ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ82、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ホオジロガモ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、ノスリ、ハヤブサ、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ウミネコ、カモメ、タヒバリ、ホオジロ、スズメ、ハシブトガラス (8科28種)
【備考】時間の関係で河口だけだったが、ミサゴが内臓をすっかり食べて、そのまま塩を詰めれば塩鮭になるような大きな魚(最初赤い魚に見えた)を掴んで旋回しているのや、これまで見たことがなかったオカヨシガモの大群を見ることができてよかった。いつもだと河口先端で見ることが多かったが、河口から離れた造成中の堤防付近にいた。時間があれば野蒜築港跡付近から全部見て回るのだが、これは次回ということにする。

2001年4月~2002年3月 奥松島

2005年05月22日 | 奥松島・野蒜
■ 12/29(土) 10:30-12:30
【場所】鳴瀬町鳴瀬川河口,洲崎浜,野蒜塩田跡,大高森,里浦漁港,室浜
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,アカエリカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ1,ウミウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カワアイサ,ミサゴ,トビ,ノスリ,オオバン,ユリカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,ハクセキレイ,セグロセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ジョウビタキ,ツグミ,イソヒヨドリ,シジュウカラ,ヒガラ,ホオジロ,カシラダカ,アオジ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス(20科50種)
【備考】州崎浜沿いの松林と道路の間に例年,タヒバリが多く見られるのであるが,今回は1羽も見ることができなかった。大高森,里浦漁港とも,カモ類の個体数は少なかった。

2003年12月30日(火)奥松島

2003年12月30日 | 奥松島・野蒜
■2003/12/30(火)10:00-13:30 【天気】晴れ、波高し、強風
【場所】鳴瀬川、野蒜築港跡、矢本町海浜公園、鳴瀬川河口、洲崎浜、塩田跡、大高森、室浜
【種名】カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、ウミウ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、オオハクチョウ、コハクチョウ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ♂、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、ミサゴ3、トビ、オオタカ成鳥1、ノスリ、ハヤブサ♀1、オオバン、シロチドリ3、ハマシギ40+、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ワシカモメ、カモメ、ウミネコ、キジバト、コゲラ、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ♂1♀1、ツグミ、シジュウカラ、ホオジロ、カシラダカ、オオジュリン、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス(24科59種)
【備考】この日は田代島に行くつもりで門脇桟橋に着いたら、強風で波高く欠航ということだった。12時の便まで待っても渡れる可能性は?だったので、奥松島に行くことにした。野蒜築港跡周辺から始まり、鳴瀬川北側河口、同南側河口、塩田跡、大高森、室浜、洲崎浜(野蒜海岸)と見ていった。アメリカヒドリの♂が河口付近の貞山堀にいた。北側河口海岸ではミサゴや、ハヤブサ、北側ではオカヨシガモ、イルカSPを見た。あとは塩田跡からいつものコースをまわった。野蒜海岸の松林沿いには、例年タヒバリがけっこういるのだが、この日は1羽も見なかった。この日は、写真データにもあるとおり、けっこう近くでいろいろ撮影することが出来た。
【写真】写真はこちらのページです。