【場所】鳥の海
【種名】ハマシギ冬羽(1科1種)
【メモ】鳥の海にハジコチを探しに行ったが、やはりおらず、もう来ないのかと思いつつ、他のシギチを探したところ、シロチドリ、ハマシギ、ミユビシギを何とか見つけた。ハマシギの中に、標識をつけている個体がいた。右足にオレンジの標識を付けたハマシギ冬羽で、左足の足環の英数字は、被写体が遠くて無理だったが、久々にオーストラリアで標識したシギを見た。英数字が見えないので、いつ放鳥したのかは不明。つかまえられた場所は越冬地だろうが、その後、毎年繁殖地とオーストラリアを往復しているかはわからない。鳥の海周辺とか石垣島とか、九州とか、オーストラリアは遠いからと、このへんでいいんじゃない?ともう一羽いた相方に言ったかもしれない。いずれ、中継地でも越冬地でも環境が大切。繁殖地はなおさらだ。オーストラリアで標識されたシギを見つけたのは、個人的には3回目で、大学野鳥の会の時に、蒲生で標識されたトウネンがオーストラリアで見つかったという話を聞いて、一気にシギチファンになってしまった。この前行った東よか干潟のハマシギの大群や東京三番瀬にも大群がいるが、宮城県内は、以前は鳥の海には百羽単位のハマシギやミユビシギが越冬していた。それが冬羽から夏羽に変わる様子を継続的に観察できたが、今はかなり少数しか見られない。越冬できる環境がいかに大事かわかるというものだ。
【写真】

ハマシギ冬羽。オーストラリアのヴィクトリアでの標識。【参考】環境省/山階鳥類研究所HP
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