日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

業の肯定

2011-11-29 | Weblog
「落語とは人間の業の肯定である。」






時に人として問題である熊つぁんも八っつあんも魅力的だもの。
酒飲み、博打打ち、大げんか。
落語のネタは確かに人の業と不幸が何よりも面白い。


流石に立川談志だねぇ。
「落語とは業の肯定である」
気難しい天才であのべらんめえ口調の談志にこういわれたら
納得するしかない。



自由に生きることを許された稀有の人。
石原慎太郎は無類の話術家と称し、
林家三平は落語界の宝と賞す。


立川談志



破天荒
天才
孤高の人


立川談志を表す言葉はどれも過激で一途で愛にあふれている。
まるで落語にでてくる一癖も二癖もある市井の人のように。
名もなきを当たり前に生き、個性的な愛すべき落語の登場人物のように
立川談志という人物は語り継がれていくんだろう。


愛すべき頑固者
芸の探求者
稀代の変人
偉大な落語家 逝く。


話術って奥が深いと談志の落語を聴きながら
思った次第。








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