日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

K2に眠れ

2024-08-23 | Weblog

オリンピックの時期にメダルの数よりに気になって気になって仕方がないニュースが飛び込んできた。

2024年7月27日 平出和也と中島健郎によるK2西壁未踏峰チャレンジ
両名の滑落という事故の一報。

 

 


なにもやることがない土曜日
昼寝しつつ、見るものがないといいながらもつけっぱなしの TV のチェンネルをパチパチとかえつついつの間にかにガン見してしまうその視線の先の平出さん。


世界でも指折りのアルパインスタイルのクライマー。
山登りというよりは岩にへばりつきにいってるんじゃないかと思うくらい過酷な山登りスタイルで未踏破ルートを切り開くアルパインストである。
時にミノムシのように揺られながら絶壁で一晩をすごし、山を下りれば数々の死線をくぐりぬけたとも思えないほどの穏やかさで山について語る姿はもう後光がさす修行僧である。


仏教でも大阿闍梨になるためには山の中をひたすら走り回るのだから、あんな過酷な山に登っていれば悟りもひらけてしまうのだろう。
凡人中の凡人、凡人のお手本みたいなあたしなんかは雄大な自然に感動することもなく、よ
くもまあという思いでTVをみつめているのだけど、否、好んで見ているこれは平たく言うとかなり興味ありで、好きなのは怖いもの見たさを超えた崇高さや畏怖の念を感じるからなんだろうと思いたい。
谷口ケイさんの転落事故や無謀といわれた栗木さんの挑戦の結末をググってしまうほどだから。

 

今回の平出さんと中島さんお二人の挑戦はもちろん知らなかったけど無事に帰還されていればまたNHKのドキュメンタリーでみることができたであろう幻のK2登攀。
現在いる場所はわかっていながら、手の届かない場所とはどんなところであろうか。
毎度、死なないで帰ってきてることの方が奇跡に近いのだろうけど、奇跡を奇跡とさせない実力と体力と精神力をもって数々の偉業を達成させてきた二人がK2に眠る。
日常には存在しないひりひりとした緊張感と高揚感にとりつかれてしまうのだとしたらK2とはもう麻薬だな。
ランナーズハイならぬクライマーズハイ。
経験した人にしかわからないなにか。

 


それならいっそK2に眠れ

 

 

虜になったK2に抱かれて眠っていると思えば少しは消化できるのかな。
現状あたしは消化できてないけど。
「いやあ、今回は大変でした」といいながら帰ってきて、また次の挑戦に胸を躍らすのであればK2に眠れ。そうでなければ戻ってこい!

 

 

昨日、ついに石井スポーツから重要なお知らせとしてK2西壁遠征 最終の報告がリリースされた。

石井スポーツ K2プロジェクト 最終報告


自分では見ることのできないすごい世界を沢山見せていただいたことに感謝しつつ、改めてK2に抱かれて眠れと思うのです。
それでもまだふらふらになりながらも戻ってくるような気もしてるんですよねあの2人ならと。
挑戦に敬意を表して。

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休み明けには蟹工船

2024-08-17 | Weblog

蟹が食べたい。
時期ではないけど、無性に。
蟹より美味しいものは世の中にあふれているけれど、「カニ」という言葉には何か回復呪文要素が含まれていてうっとりと思うだけで人を幸福にさせるなにかがある。
きっとそれは幸福な時間と結びついているから、、、、、なんて感傷にひたれるぐらいだもの。

高いけど、思い出も想像ですら美味しいのならばちーんと大枚を叩く価値があるのではなかろうか、蟹旅に行きたいとカニ調べをしていたら出てきたのは

 

古いトランヴェール。
何と2021年の12月。

トランヴェール 2021/12  特集 文士が求めた北陸の蟹 🦀

今だからいえますが粛々と国内旅行に勤しんでいた頃のもの
おかげさまでコロナが猛威を奮っていた頃は風邪すらひかずなんとかのりきったものの、自己負担になった頃にかかってみたり、ここにきて3年越しの疲れがどっとでできてるような気がするのはなんでかな、年かなー。
やっぱり蟹パワー注入が必要なのかなーとページを繰れば、蟹のドアップ。

誌面からは蟹愛があふれんばかり。
蟹文士といえば開高健である。

蟹の特集にちゃんと開高健が出てくることに、この記事は間違いないと確信して読み進めれば徳田秋声の蟹蟹式紙や芥川龍之介が蟹ありがとうの短歌(←いまでいうところの蟹もらいましたツイートみたいなものか)まで紹介されていて蟹三昧な誌面構成。

そりゃあ握りしめて帰ってくるわけで。
その時食べた蟹はこんなんでありました。

蟹は娯楽。
今年の夏は蟹を食べに行ったきたので旅録はそのうち、年内にはUpしたいと思っております。

 

しかし、一年たつのが早くて早くてですね、夏休みなんて瞬殺ですよ。
月曜日からは蟹は蟹でも蟹工船の日々。
いいさ、いいさ蟹旅に行くための日々だとおもえば!

 

 

コメント (2)
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虫も寄らないヨウヨウカー

2024-08-17 | Weblog

すでに一年以上が経過している台北備忘録。

その間にあっちにいったり、こっちに行ったりして、あんなこともこんなこともあったのだけど、最後までやり切らねば次には進めない。
記憶を頼り、過去を振り返り次に生かしてこその経験値。
御託を並べる程度をお許し頂こうではないか。

 

台湾旅の必需品。
パスポート(当たり前!)、お金(当たり前、クレジットカードでも可であるが多少の現金も必須)そして、悠遊卡。

 

悠遊卡
ヨウヨウカー

 

日本でいうところのSuicaであり、日本語読みするならばユウユウカード
コンビニなどあちこちで使えて、電車にも乗れる。
これ一枚あるだけで切符を買うストレスがなくなり、♪翼をさずける的な快適さで出かけることができるのでる。
切符買うのってなかなかストレスなんです。

 

目を凝らし行き先の駅を探して、金額を確認し、財布の中からお金を探す。
今度はお金を入れる場所を確認し、どのボタンを押せばいいかまごつきやっと手にする切符一枚。
国内だって知らない場所の切符を買うのはなかなか大変。
たかが切符であり、されど切符であり、こういうストレスは地味に溜まって数日たつと楽しみにしていたゴハンを食べに行くことすら億劫になってくる。
旅のあるある。

 

だからこそ悠遊卡である。
ピッとパッっとのピッ!
チャージさえしておけば切符売り場を探すこともなく、見慣れない硬貨や紙幣に惑わされるこなく、たかが券売機に打ちのめされることもないのである。カードを失くさなければなっ!

 

もう一度いう。
失くさなければだ!

 

どこで失くしたか、相方がカード紛失をいたしまして、現場百遍の心意気で探すも見当たらずせっかく買うならと半ばヤケクソで買ったのがこちら。

台湾でよく見かける殺虫剤型の悠遊カードである。
これにチャージして、これでピッとして電車に乗るのである。

元ネタ

 

恥ずかしいから嫌だとは言わせない。
なぜなら失くしたという罰ゲームをかねているから!
できればこれを手に入れたかったのだけど。

 

セーラームーン ムーンスティック型Suica
サイズは過去1デカイ18cm

改札を通過するたびにごそごそと取り出し、他の人の視線を浴びながら変身(通過)してほしかった。

パネルにタッチする度に3色に光るギミック付き。

想像するだけで相方にとっては罰ゲームであろう。
個人的には電車にのることがアトラクションだからいいと思うんだけど、どう?
これでコンビニでお茶も買って欲しい。

バックの中にこれが入っていたら邪魔で邪魔でしょうがないだろうけどね。

是非、台湾にいったなら期間限定の3Dタイプの悠遊カードを手に入れて欲しい。
できれば何でそれにしたといわれるようなやつがよい。

ついでにこの殺虫剤型Suicaですが、なかなか細かい作りでちゃんとプシューってボタンもおせるのだけど、買ってすぐにキーホルダー部分が壊れた。
もう悠遊卡はネタの宝庫でしかない。
台湾に行ったのなら是非、お気に入りを手に入れてください。
そして、あたしに「ゔわー」と言わせてほしい。

 

 

 

 

 

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