原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

この期に及んで日本の男女格差が先進国最下位との事実に驚愕…

2023年03月05日 | 仕事・就職
 冒頭から、2023.03.03付朝日新聞記事「日本の男女格差 先進国最下位 世銀報告104位 労働分野で後れ」の一部を、以下に要約引用しよう。


 世界銀行は2日、190か国・地域の男女格差の現状を法整備の進み具合から評価した報告書を発表した。 日本は104位で、先進国で最下位だった。 職場でのセクハラを罰する法律がないなど、特に労働分野で後れをとっている。
 報告書は2022年10月時点で労働や結婚、財産など8分野の法制度を分析。 男性が得られる権利を100とした場合に、女性がどの程度の法的な保護を得ているか、国・地域ごとに指数化した。
 日本は「移動の自由」「育児」「資産」の4分野で法制度上の男女格差は無かった。 一方で、「結婚」では女性は男性の80%、「起業」は75%、「雇用」は25%の恩恵しか受けていなかった。
 さらに、経済協力開発機構(OECD)加盟の34の高所得国のうち、職場でのセクハラに関する法律がないのは日本だけだった。 大半の国には、刑事罰や救済制度があるとした。 8分野の評価をもとに計算された日本の男女格差のスコアは78.8。 OECD高所得国平均は95,3で、80を割ったのは日本だけだった。
 途上国も含めた世界全体の平均スコアは77.1で、前年からの伸びは20年ぶりの低水準に落ち込んだ。

 (以下略すが、以上朝日新聞記事より引用したもの。)



 原左都子の感想に入ろう。

 少し前に当該goo上で、A氏が日本の女性の婚活の様子を取り上げた内容の記事を掲載されているのを発見し、読ませて頂いたのだが。
 驚いたことに戦後間もない頃ならばともかく、これ程までに“男女平等思想”が発展した(と私は捉えているのだが)時代背景下で。
 どうやら婚活希望の女性陣が相手男性に対して、例えば「収入」「学歴」等々で“高望み”ばかりしているとの現実らしい。😫 
 そして、婚活パーティに参加しているのはそれら“高望み女性”が大多数で、男性の参加者が極度に少なく婚活パーティとして全く成立しないそうだ。

 この状況を読ませていただいて、私が晩婚時に参加した“婚活パーティ”の様子を思い起した。
 参加者は圧倒的に男性が多く、逆にカップリングが成り立たないと言うのか。 (実は未だに本気で結婚の意思が無かった)この私など、楽しい一時を過ごさせていただいた記憶があるのだが。
 (参考ですが、この私はその後“お見合い”にて現在の亭主と知り合っています、悪しからず…。)



 テーマを表題に戻そう。

 そもそも何故、日本の男女格差が先進国最下位と成り下がったままなのか??
 その背景には、上記日本女性の婚活の実態がその現実を物語っているような感覚もある。 
 要するに、未だに “日本女性は特に職業的自立や婚姻に関して男性依存力が強い”のではあるまいか???

 女性の社会進出が急増しているとは言えども、その実態とは今尚“結婚” “出産”退職が後を絶たない現状なのであろう。
 かく言うこの私も教員時代に“出産退職”を実行した身だが、ラッキーにも我が子が5歳時に元々の専門であった「医学」への再就職が叶っている。


 上記記事内に、日本では未だに“職場でのセクハラを罰する法律が無い”との記述がある。
 私が職業人だった頃には、“職場でのセクハラ”を受けた経験が皆無なのだが。 この辺にも時代の移り変わりを実感させられる。
 それが真実であるならば、セクハラに対する法的発展を望みたいものでもあるが…

 ただ、それを充実させること イコール 女性の社会進出率を向上させること とは結論づけられない部分もあるような気がする私だ。