(冒頭写真は、表題の夢の中に出て来た鞄ではなく、50代頃に愛用していた別のルイヴィトン社製の鞄。)
昨夜、私はかなり疲れていたのだろうか???
表題の“摩訶不思議な夢”を見た。
そもそも夢の中に出て来た鞄とは、我が30代後半期の高校教諭時代に愛用していたものだ。
今でもよく覚えているのだが、茶色の皮革の風合いが活きたデザインのお気に入りのビジネスバッグ(と言うのか、冒頭写真同様の四角形で教材等が入れやすい形の鞄)なのだが。
話題を変えよう。
私が高校教諭に新規採用されたのは、30歳代半ばの頃だった。(それまでは医学分野の業務に励んでいて、またその後高齢出産の娘が5歳になった時点で再び医学分野に舞い戻ったとの経歴があるが。)
その時、同じ春に人事異動にて勤務校に転勤してきた同い年の男性教諭とすぐに仲良しになったのだが。
その男性教諭が通勤鞄に凝る趣味がある人物で、その影響を大きく受けた。
教員とは一般の職種と少し異なり、勤務時に教科書や参考書、講義ノートや生徒の試験用紙等々の書類の持ち運びが常だった。
それに適した鞄を上記男性教諭がいつも持参していたのを見て、私もあの種の鞄が欲しいとすぐに考えた。
その後は、今まで使用していた通勤バッグは一切持たず、教員らしいバックにこだわり続けた。
その数は数個に達しただろうか?
それらの中で、昨夜の夢に登場したのは私が一番愛用した茶色のバッグだった。
ある日、登校しようとするとその茶色バッグが“無い!!
部屋中探しても、どうしても無い!!
場面が突然電車の中に変ったり、旅行先になったりするのだが、とにかくどうしても茶バックが無い!
夢の中を彷徨いつつ私は必至で探すのだが、やっぱり無い。
これは道中落としたか、盗まれたか、とにかく無い…
もう諦めかけた時に、一旦目覚めてトイレへ行った。
その後ベッドに戻って再び寝ると、その夢がぶり返すではないか!!
夢と薄々分かりつつも嫌気がさしつつ、私は今一度目覚めた。
一旦起きて、部屋中を捜してみた。
寝とぼけているせいで、内心(やっぱり無いなあ…)と思いつつ再び寝て朝目覚め、やっと夢だったことに気付いた。
すっかり覚醒状態に戻った私は、今一度部屋中を捜しつつ思った。
そう言えば、教員時代の愛用バッグは数個存在したはずだが、そんなもの既に処分しているに決まっていた。
そして、見つけたのが冒頭写真のルイヴィトン社製のバッグだ。
これは50代に購入したバッグ故に未だ健在だったが。 それでも使用せずに放置しておくと痛みが出てるなあ、と思いつつ。
今となっては、この手のビジネスバッグには縁が無い生活(職業人をリタイアしている自身の現状)を思い知らされた との、ちょっと寂しい結末だ…